ヤマセミに逢いに行こう

今年の春のシーズンはアカショウビンにも逢えたし、赤と言えば、オオアカゲラ、アカゲラの営巣も観察出来た訳で結構楽しかったと思います。それで梅雨が明けませんが、かなり暑い日もあり夏本番に近く鳥見の方は静かになってきました。繁殖も一段落してこの時期は森が静かになりますが、暑いこともあってこちらも出歩かなくなり、鳥との出会いもめっきり減る時期です。

そんな時期ですが、そういえば未だヤマセミにまともに逢っていないことを思い出しました。それならヤマセミに逢いに行こうとなり、実は先週からリサーチを開始して今週も出張ってみました。結果は・・・

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なんとか逢うことが出来ました。その気にならないと逢えない鳥かなと思っていましたが、その気になったので出逢うことが出来ました。当然ですが、かなり遠いです。

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たぶんオスですね。それにしてもブラインドもせずにお気楽に撮れるのですから、その遠さは半端ではありません。でも声を頼りに探していると、なんとか見つけることが出来ます。

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嬉しいのは遠くても撮り放題状態にしばしばなったことです。しかも廻りに他のカメラマン無し。連れあいと二人だけで、あっちウロウロ、こっちウロウロしながら撮りました。

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遠いなら遠いなりに、相手の警戒心は薄いようです。

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あと今回は新規に購入したミラーレス一眼のテストもしてみました。上と下の二枚の写真がそうですが、激しい動き物は苦手ですが、手持ちで動かない遠い物を撮るなら中々戦力になりそうです。

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ミラーレス一眼はそれなりに弱点もありますが、通常の一眼レフには無い機能も沢山あります。使いどころが適切ならば軽いし機動性は高いですから、かなり戦力になると思います。

それにしても遠かったですが、おかけでブラインド無しで楽しめたのですから文句はありません。ヤマセミは留鳥なので通年楽しめる訳ですからちょくちょく通うことになりそうです。

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サンコウチョウの森 2016 Part4

今年も早いものでサンコウチョウの森のシーズンも終盤となりました。今日あたりはうまくいけば巣立ち後の雛が拝めるんじゃないかと期待して行ったのですが・・・

まず管理人が確認したうち真ん中にあった巣はどうやら放棄されてしまったようです。放棄の理由は分かりませんが、残念でした。二時間程度観察していたのですが、親鳥の声がして近くに来ても巣に寄りつきません。こうなると駄目なんでしょうね。

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続いてさらに奥にある巣です。

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歩道からよくよく見たら巣が確認出来たので証拠程度ですが撮ってみました。先週は雛が孵っていたらしいですが、ここももぬけの殻になっていました。巣立ちは出来なかったようだと常連さんの話ですが、どうも管理人の勝手な憶測ですが、タイワンリスにやられたのではないかと思います。この付近はタイワンリスが多く、高い場所にある枝でもリスが渡っていく様を何回も目にしました。これでは巣どころか、成鳥でもうかうかと枝に止まれないですね。由々しきことですが、これが森全体に広がれば、貴重な県内の繁殖地は絶滅の危機に瀕する可能性も排除できないように思います。

タイワンリスの動向を気にしながら観察をしていたらオスが回って来ました。

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近くに巣があるのですが、親は寄りません。雛が孵っていて巣立っている気配もありません。新しい巣を架けるでもなく、単にこのあたりを周回している感じです。

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管理人達の頭の上でも枝止まりしました。暗いし逆光ですが、比較的近い距離にいました。

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しばらく観察を続けてみましたが、ここもどうやら無事な巣立ちの可能性は薄いと言わざるを得ない状況でした。

そして帰路の途中、一番手前の巣近くで大勢のカメラマンが待機していました。こちらはかなり活発に親鳥が動いてくれているようでした。ここの巣は巣立ちはなんとかかなったようなので、近くに雛がいて、その餌集めに親が奔走しているのかもしれませんが、親が餌を咥えているのと雛は確認出来ませんでした。

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理由は色々と考えられるのですが、人との距離がかなり近いところに寄ってくることがあります。

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ここもそのような状況になっていたのかなと思いました。ひょっとしたら二回戦目を目論んでいるのかなとも感じるのですが、どうでしょうか。

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写真だけを撮るならこの場所が今日は最適だったかもしれませんね。それでもあちこちと観察をするのは楽しいものです。色々と残念なことにも遭遇しますが。そして今年はこれが最後になるかもしれないと思いつつ撤収となりました。

サンコウチョウの森 2016 Part3

6月12日もサンコウチョウの森に行って来たのですが、時間があまりなく、Part3として上げるほどでもないので、今週分とまとめてPart3にしたいと思います。

12日は営巣開始の時期からみて雛が孵っているのではないかと期待したのですが、どうやらまだ早かったようです。

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まだ、卵を抱いている感じですね。

そして、19日です。とりあえず未確認の営巣が二つあるのでそちらを先に見て回ることにしました。まず、奥部にある営巣ですが、どうやら雛は孵っているようなのですが、巣は撮りませんでした。あまりロケーショが良くないので、無理をしませんでした。その代わり周回ルート付近で待機してみました。

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枝被りですが、オスを確認することが出来ました。そしてさらに待つことしばし・・・

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これは巣から餌を求めて出てきたところなので、口に餌を咥えてはいないですね。この逆を撮りたいのですが、どうもうまく回ってくれません。

そして次の営巣ですが、これは抱卵中のようです。

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オスは一度見たきりで写真には撮れませんでしたが、メスが頑張っているようです。

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そして最後に先週雛が孵っていなかった営巣ですが・・・

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餌を咥えています。すこし角度を違えると・・・

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雛に餌をやっている決定的な瞬間が撮れていないので、断言は出来ませんが、孵っているとみていいのではないでしょうか。

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あまり長い時間観察してないですが、抱卵しているようには見えません。

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営巣開始の時期からみて孵っていていいはずですから、来週あたりはいくらか成長した雛の姿を確認することが出来るかもしれません。ただ、観察者や撮影者がかなり多く出てきているので、通行の邪魔にならないように配慮しなくてはならないでしょう。

一応管理人が存在を確認出来たのは三つの営巣で、一つは撮影はしていません。まあ、巣に無理に近寄らなくても周回ルート付近で待っていれば、写真は結構撮れるものです。それに巣の近くで長時間大挙して人がたむろするのは営巣の放棄につながる危険もあると言われるので、少し距離をおいて観察・撮影するのもいいと思います。実際問題、巣のより近くでは巣を見上げることになるので、雛の確認は困難になります。遠ければ枝が被ったりしてそれはそれで難しいですが、単純に近ければいいと言うものではないと思います。

いずれにしても営巣の放棄などの事態になれば、元も子もありません。しかも頭のいいカラスは嘘か本当か分かりませんがレンズの先に巣があることを知っているとも言われます。実際カラスにやられた営巣がサンコウチョウの森でもありましたから、あながち嘘でもないような気もします。

サンコウチョウの森 2016 Part2

先々週は営巣が確認出来ませんでしたが、今週はどうでしょうか。朝は六時半に到着。出立です。

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とりあえずいつものオオルリ街道のあたりまでを目指します。すると途中ですれ違ったカメラマンにその先に営巣があるとの情報をもらいました。かなり暗いようで引き上げて来たようです。

管理人達も到着。かなり高い位置にありました。しばらく待っているとメスが寄って来ました。

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その後すぐ入れ違いに今度はオスがやってきました。

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枝被りの向こうですが、巣の周辺に陽が当たっています。口にはどうやら巣材を咥えているようです。巣の形からみるとどうやら巣作りが始まって三、四日は経っているような感じがします。つまり巣作りも終盤なのでしょうか。

そしてメスが抱卵をしているような感じでもあります。

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抱卵と同時進行で巣を作ることはいままでもありましたので、来月の頭には雛が孵るのではないでしょうか。なんとか雛が孵ってくれるといいですね。最近はこのあたりにカラスだけでなくタイワンリスもよく見ますので心配ではあります。

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まあ、巣が確認できたので撮影の機会に多少は恵まれるようです。管理人は少し離れたところから観察・撮影しましたが、そこそこサービスしてもらいました。単純に近ければいいという訳でもないですね。何せ相手は鳥ですから(笑

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中々綺麗な成鳥のオスです。尾羽もまだそんなにすり切れていないようですね。

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巣から少し離れたところで飛び回ってサービスしてくれましたが、中々動きが激しいですね。

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枝に止まった時、丁度これまた陽が差していました。空を見上げている表情が中々良さげでした。

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元気よく森の中を飛び回る様はこれからを期待してしまいます。なんとか頑張って欲しいものです。

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本日も比較的短い時間でしたが、前回よりはシャッターチャンスに恵まれたようです。まあ、これだから止められないんでしょう。とりあえず、営巣の邪魔にならない程度に観察・撮影を続けたいですね。

サンコウチョウの森 2016 Part1

昨日福島より帰ってきたのですが、本日は地元でいつものサンコウチョウの森に出かけることにしました。大体この時期ならすでに渡ってきていると思うので、巣が架かっているかの確認になります。

結論から先に言いますと、個体はかなり確認出来ました。囀りも聞こえます。ですが、営巣は確認出来ません。まだ、少し早かったのか、人の目に付かないところなのかは判別しませんが。

写真の方も遠く証拠程度です。

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それでもいることはいるので今年もまたこの森に通うことになりそうです。

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