令和元年(2019) 5月30日 木曜日 ~ 6月1日 土曜日
スノーピーク Headquaters に行く途中、松之山に寄ってきました。
チゴモズ、ブッポウソウ、サシバと短い時間でしたが出会うことが出来ました。
繁殖している鳥たちは忙しい時期ですね。
静かに見守りたいです。
ある管理人の生息領域の撮って出し
令和元年(2019) 5月30日 木曜日 ~ 6月1日 土曜日
スノーピーク Headquaters に行く途中、松之山に寄ってきました。
チゴモズ、ブッポウソウ、サシバと短い時間でしたが出会うことが出来ました。
繁殖している鳥たちは忙しい時期ですね。
静かに見守りたいです。
YouTube編を上げました。
ご視聴頂ければ幸いです。
管理人達が戸隠へこの時期に行くようになったのは2016年からです。
今年で4シーズン目と言うことになります。
5月の後半から6月の上旬にかけて1回ないし2回の出張りとなっています。
思えば2015年以前はアカショウビンが出ていてかなり賑やかだったと人づてに聞いています。
それがあったからと言う訳でもないのですが、次の年から行くようになったのですが、残念ながら戸隠ではアカショウビンの声すら一度も聞いていません。
渡って来た時に県庁の(裾花川)ハヤブサに襲われたとか話は聞きますが、現状いないモノはいないと言うことですね。
人づての情報によれば信濃町の辺りにいるとか言う話も聞きますが、範囲が広いし仮に鳴き声が聞こえたとしても容易に姿を見られるはずもないでしょう。
戸隠森林植物園の人気があるのは鳥と人間の境界があり、繁殖の時期でも観察が比較的容易だからだと思います。
本来の自然の中にあってはアカショウビンに限らず繁殖している姿を見られる場所はそうそうないと思います。
なんて、能書きはさておき、今年の戸隠森林植物園ですが・・・先にネタばらししておきますが、どうも季節が遅い感じがしました。
ともかく鳥の姿が見えない。
水芭蕉は咲いていますが、ツツジが咲いていない。
そして何より繁殖の気配が殆ど無い。
キバシリとゴジュウカラの繁殖くらいは見られましたがその他が殆どない。
アカゲラの姿も飛んでいるのをチラ見しただけですね。
そして何より残念なのが「もりのまなびや」付近にあったフクロウの巣箱が無くなっていたことです。たしかみどりが池の方にももう一つあったと思うのですが、それも無くなっていました。
そしてフクロウの声も聞こえませんでした。
何の理由によるものかは分かりませんが、昨年までは見られたフクロウが今年は全く見ることが出来ませんでした。
まあ、それでも植物園を回っているとそれなりに野鳥を見ることは出来ます。
昨年は「もりのまなびや」近くのトイレに巣を作っていたキセキレイですが、今年はまだ繁殖には至っていないようです。
ミソサザイは相変わらず良い声を聞かせてくれますが、これも出現頻度は少ないように思います。
シジュウカラによく似たヒガラ。胸のネクタイがありません。これも繁殖している気配がありません。
みどりが池の脇で見かけたアカハラ。これもよく見る鳥ですが、今回はここだけでした。
囀っているアオジ。夏鳥としては横浜では見ることがありませんが、ここなら囀りを聞くことが出来ます。
それでこれが不思議なんですが、縄張り争いをしているキビタキ。
普通この時期に縄張り争いをしているのか・・・と疑問に思いました。
縄張り争いでもしていないと飛んでいる所は中々撮れませんからね。いいんだか、悪いんだか、よく分かりません。
コサメビタキ。これは繁殖している感じでしたが、巣は分かりません。1つ位はコサメビタキの巣も見られると思ったのですが、それもありませんでしたね。
と、まあ、管理人の観察力が足りないのか努力が足りないのか分かりませんが、写真的にはボチボチと言った感じでした。サンショウクイやコルリの声は聞こえるのですが近くには来てくれません。
まあ、管理人の勝手な推測ですが、今年は繁殖の時期が遅れているような気がします。
他のウォッチャーさんがオオアカゲラのディスプレイを見たとか、先のキビタキの縄張り争いとか、ツツジが咲いていないとか・・・取るに足らないことの羅列で恐縮ですが、そんなことを繋ぎあわせていくとそんな気がしてなりません。
今年に限った一過性のことならいいのですが、不安もあります。
不安と言えば、植物園の木道がかなり毀損していて歩くにも相当の注意を払わないと行けない状況です。
注意喚起のために動画を上げておきます。
毎年雪に埋もれる木道ですから痛みも早いのかもしれませんが、誰か怪我でもしたら即使用中止になるのではないかと気がかりです。
使い道を指定したふるさと納税も出来るとのことですから、この件に適用出来るか調べて可能なら些少でも納税したいと思います。
今年の戸隠森林植物園は野鳥に関しては不調でしたが、戸隠キャンプ場でのキャンプライフは最高でした。これはこれで別件で投稿したいと思います。
なんだかんだ言ってもやはり年に一度くらいは行きたくなる場所ですね。今年は初のキャンプ場での滞在になりました。まあ、テントは設営が大変だし時間もとられるのでロッジでのキャンプでしたが、これはこれでいいものでした。
追記:
滞在初日の夜、突然、ヨタカの鳴き声が一度きりでしたが聞こえました。キャンプ場に滞在してこその邂逅だったようです。
滞在3日目の早朝、回りの森からものすごい数の鳥の声が聞こえました。思えば滞在初日、2日目と鳥の声は比較的静かでしたが、気温の上昇と共に活性が高くなってきたのでしょうか。
何せ2日目の朝の最低気温は1.3度まで下がりました。相当に寒かったですね(苦笑
まあ、来年も懲りずに行くだろうなと思いつつ、3日目の朝は賑やかな鳥の声に未練はありましたが、朝食後早々の撤収と相成りました。
抱卵の季節です。この時期は静かになります。管理人達も観察はこれを期に一休みになります。
静かになるサシバの里ですが、これは雛が生まれるために必要な時間です。
しばらくは静かに抱卵の時期を待つことにしましょう。
5月11日 土曜日。
朝は3時30分起床。
荷物を積み込んで4時出立。
上々の天気。
先週はゴールデンウィークでもあり、1週間パスしました。
Part11から2週間経っていますので、大分状況は進んでいると思います。
時期的に殆どの番が抱卵に入っていることでしょう。
そうなると、静かなものです。
メスが抱卵するのが基本のようですが、オスも交代します。
あまり交代に来ないとオスメス関係無く鳴きだしたりします。
その時、営巣場所の近くにいれば特定も可能ですが、案外機会が少ないですね。
補食の頻度がどれくらいか正確に分かりませんが、交代で餌取りをするのですが、必ずその後巣に帰ると言うことでもないようです。
管理人が以前SYで巣を発見出来たのは、口に餌を咥えて飛んでいる個体を見たからです。
それを目線で追いかけたらその先に、巣がありました。
その時は雛が生まれてた訳でもなく、おそらく抱卵しているメスのために餌を運んでいたのでしょう。
その逆はまず見たことがありません。
オスは鳥か人かを問わず、メスに奉仕するモノのようですね(笑
さて、今回は場所毎にまとめて記録しておこうと思います。
5月11日と12日をまとめて記載します。
OY
5月11日
6時47分 OYの入り口付近でオスの電柱サシバを確認。1分くらいしてから飛び出して行った。
7時00分~ 7時25分 朝食を摂りながら観察。個体の姿は見えず。
12時52分~13時07分 2回目の巡回。個体の姿は見えず。
5月12日
9時22分~9時26分 正面の林から鳴き声が聞こえる。姿は見えないが抱卵している可能性はある。巣の特定は出来ず。
TN
5月11日
7時37分 通過する時には個体の姿は見えず。
14時30分 通過する時には個体の姿は見えず。
5月12日
8時42分 オスの電柱サシバを確認。 巣の方に飛んで行く。
オスの動きを見る限り、抱卵はしていると思われる。
KO
5月11日
7時50分~8時7分 個体の姿は見えず。
11時20分~12時25分 昼食をとりながら観察。個体の姿は見えず。
5月12日
9時00分 個体の姿は見えず。
2日間で一度も個体を見ることは無かった。営巣している場所の特定は困難の模様。
UG
5月11日
8時10分 UGKでオスの電柱サシバ確認。直ぐにいなくなる。
8時14分 UGNでオスの電線サシバ確認。糞をするところを撮る。20分ほど観察するが巣には戻らなかった。
8時56分~10時58分 UGSでメスのサシバを確認。電柱から飛び出して餌を獲りに行くも失敗した模様。
その後2時間にわたって餌取りをするも失敗が続いた模様。
巣に戻るかと期待したが見当違いの方に飛んで行った見失う。
14時40分 個体は見えず。
14時56分 オスの電柱サシバを確認。
餌取りは成功したようで管理人達の頭の上を飛翔の大サービス。
こちらに目線を向けているオスのサシバ。
巣に帰るかと期待したが高く上がって巣があると思われる方向に向かって滑翔する。その後見失う。
午前中メスが狩りにあまりにモタついているので営巣を放棄したのではないかと心配したが、午後になってオスの個体を確認出来たのでまあまあ抱卵はしていると考えても良さそう。今年はここで若の巣立ちを観察したいと考えている。
以上、基本の4場所の状況です。
追加情報があります。
SY
13時20~14時14分 以前の営巣場所の近くでメスの電柱サシバを確認。
暫く観察していたのですが、裏山の方に飛んで行きました。営巣しているかは微妙な所ですね。ここも以前から実績があり、一昨年はここで若の巣立ちを観察しました。
昨年長年巣が架かっていた赤松が枯れてしまい営巣は確認出来なくなったのですが、近くで再び営巣が始まっている可能性もあります。
渡ってくる個体も時期の早い遅いもある程度あると思われますので、経過観察はここも続けたいと思います。
と簡単に状況を書きましたが、予想通り抱卵に入ったと思われるので全体的に動きが大人しくなりました。しばらくはこんな状態が続くと思います。
田圃に水が入りオタマジャクシも生まれて来ました。
植えられた稲も順調に生育しているようです。
管理人達が次にサシバの里に来るのは6月の後半になる予定です。5月の後半から6月の前半は長野や新潟に遠征を予定していますので、サシバの里での観察は一旦休止となります。まあ、新潟あたりに行けばサシバを見ることはあるので、サシバ自体の観察は続くと思いますが、天候が良いことを祈りつつ、日曜日の朝の撤収と相成りました。
追記:
確認した個体数は
オス 4 メス 2
でした。
追記:
管理人達は最初の頃は写真が目当てで観察は二の次三の次でした。それが何年かサシバと向き合っていく内に、写真もいいけど、より観察に力が入って来ています。
それは壮大なワタリと若の巣立ちなどを目の当たりにしたからだと思います。
サシバが長躯何千キロも往復する本当の理由は分かりませんが、大きなリスクを冒して日本で繁殖し、日本の里山に溶け込んでいる姿に何故か惹かれている管理人です。