恒例のキビタキの森です。繁殖に入ったばかりのようでさえずりが頻繁に聞こえます。

撮影の方は、キビタキが森の中を動き回るので大変ですが、葉の茂り具合がまだ少ないのでなんとか撮ることは出来ました。これがもう少し経つと葉が茂ってしまいさらに困難になります。ゴールデンウィーク前だと渡ってきていない可能性もありますから、観察ならともかく撮影となると今くらいが丁度良いような気がします。

今回のおまけはまずはオオルリです。オオルリと言うくらいですから、瑠璃色なんでしょうが管理人はこの色が中々きれいに撮れませんでした。今回は光線の加減も良かったようですし、繁殖前できれいな個体だったのでしょう。

繁殖前らしくきれいな個体でもありました。

逆光であまりきれいではありませんが、コジュウカラ撮りました。確か初撮りだったと思います。

ちょっと珍しかったのはアカゲラの雌がいました。ここでは何回かアカゲラの雄を見たことはありましたが、雌は初めてでした。最初はコゲラかなとおもいましたが、妙にでかいなと思ったら、アカゲラでした。ドラミングが聞こえていましたから、何種類かのキツツキ類が繁殖に入っているようですが、アカゲラもそのうちのひとつなんでしょう。

横浜あたりに比べるといくらかバラエティに富んでいる感じですが、地元の人はまず観察したり撮影したりはしないようです。大砲を持ってきている人と森の中で出会いましたが、遠征組のようでした。まあ、ここらの人たちにとって自然は当たり前で、あえて観察だ撮影だするほどのことはないのかもしれません。それだけ当たり前の風景になっているということでしょうか。
福島は依然として原発事故に苛まれています。阿武隈川が禁漁になっているので、はてなと思ったところ、原発事故放射能線の影響によるものです。

河原にあるキャンプ場などは釣り客がまったく来ないため閉鎖状態でした。

原発の建っている近隣だけでなくかなり遠くまで影響がまだあるようです。除染してもそれを廃棄する場所がないのが除染の進まない理由の一つになっていますが川が汚されているのは、とても深刻な事態だと思います。なんとか原発を廃炉して除染し、いつの日かかつての賑わいを取り戻してほしいものです。

最後に少しですが、キビタキの囀りをお楽しみ下さい。
追伸:
この森は宿り木が結構点在しています。時期が合えば連雀も相当きているはずです。実は数年前、同じ時期に少し離れた場所ですが、連雀を見かけたと連れ合いが言っておりました。今頃だと少し遅いのかもしれませんが、なんとか遭遇してみたいものです。