キビタキに逢いに行こう・・・Part2

昨日の雨がカラット上がることを期待して出かけました。実家から出るときはそこそこの天気だったのですが、森に近づくにつれ雨模様。森に到着したときたいした雨ではないのですが、動き回るにはちょっと無理な感じ。しばらく待機となりました。待つこと小一時間。なんとか雨が上がってようやく出張ることが出来ました。

相変わらず囀りは聞こえません。それでも森に入ってしばらく観察をしていたら、最初にお目にかかったのがこれです。

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なかなか表情は良さげです。ただ森の中はかなり暗いので、感度を落としていたら、シャッタースピードが六十分の一秒になっていました。ちょっとぶれています。

相変わらず活性は低いようです。あまり近くには来ません。囀りをして縄張りを主張するときは比較的近くに止まって、しかもしばらくは動きませんのでシャッターチャンスに比較的恵まれるのですが、今日もどうやら期待薄の模様です。

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まあ、言い訳ばかりしても仕方ありませんから遠くてもなんとかシャッターを切ってみます。枝かぶりがあるので、マニュアルフォーカスも併用します。中々うまくいきません。それでも今の時期は緑の葉があまり生い茂っていないのでいくらかましです。これが六月になるととてもじゃないですが、撮影は難しくなります。

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まあ、一応繁殖地ですから、キビタキが安全に営巣できる条件と思えば致し方ありません。

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本日もあまり成果は上がりませんが、それでも複数のキビタキが巡回(メスも含めて)しているのが確認出来ましたので、なんとか今年も繁殖に成功して欲しいと願うばかりです。

キビタキに逢いに行こう・・・Part1

五月四日は天候が悪く午前中は実家の掃除をしていました。昼頃に雨が上がりそうだったのでとりあえず出かけてみることにしました。なんとか雨は上がっていたのですが、かなり地面はぬれています。

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それでもいつもの森に行ってみました。ファーストショットは・・・

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手持ちですし暗いですからかなり厳しいですが、居ることは確認出来ました。ただ、囀りが殆どなく、静かな森の中でした。囀りのシャワーと言ったら少し大げさですが、そんな時もあるので明日以降に期待します。まあ、雨上がりで結構寒いですから、活性も低いのかもしれません。

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里山へ行こう Part8 キビタキの森再び その2

通年この時期はキビタキの森の遠征がメインなのですが、これからはサシバと二股になりそうですね。どちらかというとサシバの方が期間が長くなりそうです。逆に言うとキビタキは写真を撮れる時期が限定されていると言えます。六月に入ると葉の茂りも一段と深くなりますし、ハルゼミの声で観察や撮影には不向きになりましす。ですから、小さい個体なのでさらに発見が難しくなります。しかし営巣するキビタキにとってはむしろその方が環境としては良いのでしょう。そんな訳でこの森にはまずカラスとか猛禽類とは入ってきません。外敵からキビタキを守る役目をこの森は果たしているのです。

さて到着するとオオルリの声が耳にはいりました。写真もシルエットの証拠のみでしたが、先日とは大分様相が違ってきています。そして肝心のキビタキのさえずりも先日と比較にならないくらい活発です。どうやら激しい縄張り争いが始まっているようです。

ちょっと暗いですがなんとかゲット。

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サシバと比較するとなんとも愛らしい感じです。まあ、比較する方がどうかと思いますが(笑

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やはり緑の中が色が映える感じですね。

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それにしても綺麗な個体ですね。オレンジ色がかなり鮮やかに出ているので、かなりしっかりとした成鳥なんでしょうか。

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先日のリベンジまでとは言いませんが、まあ、そこそこには楽しませてくれました。何せ個体が小さいですから、暗い森であれこれ撮るのは容易ではありません。それでも愚直に鳥たちと向き合うことによって、ささやかな幸せを感じる管理人はこれはこれでいいもんだと思うばかりであります・・・(続く)

里山に行こう Part5 キビタキの森 その1

やはりこの時期はキビタキにも会いたいですね。そんな訳で本日はいつものキビタキの森に遠征しました。

さてさて、来てはみたものの・・・さえずりは聞こえるのですが、いまひとつ活気がない。オスが広い森の中を単独で回っている、そんな感じです。姿を見つけるのも容易ではない感じです。

森の中を回ってみます。カケスが元気よく飛び回っているのですが、キビタキのさえずりはいまひとつな感じ。オオルリの声も聞こえません。まだちょっと早かったかなと思いつつ、ようやく何とか撮れたキビタキの姿がこれでした。

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中々綺麗な個体だと思います。

後はシルエットになったりしてどうにもなりません。まあ、自分的にはこれでもよく撮れたなと感心しています。森の木々はかなり葉を付けていますし、観察・撮影にはかなり厳しい状態です。

メジロを撮るのもやっとといった感じでした。

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ちょっとしたおまけはコジュウカラ。

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うしろでコツコツと木を叩く(突く)音がしたので振り返ったらいました。

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色違いですが、これはこれで結構かわいいものだと思いました。

一日そこそこ粘ってはみましたが、どうも本日は不発のようでした。明日はまたサシバを追っかける予定です。それで連れあいは休みが取れなかったのでいままでは管理人の単独行動でしたが、明日合流する予定です。

・・・(続く)

キビタキの森 in 福島

恒例のキビタキの森です。繁殖に入ったばかりのようでさえずりが頻繁に聞こえます。

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撮影の方は、キビタキが森の中を動き回るので大変ですが、葉の茂り具合がまだ少ないのでなんとか撮ることは出来ました。これがもう少し経つと葉が茂ってしまいさらに困難になります。ゴールデンウィーク前だと渡ってきていない可能性もありますから、観察ならともかく撮影となると今くらいが丁度良いような気がします。

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今回のおまけはまずはオオルリです。オオルリと言うくらいですから、瑠璃色なんでしょうが管理人はこの色が中々きれいに撮れませんでした。今回は光線の加減も良かったようですし、繁殖前できれいな個体だったのでしょう。

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繁殖前らしくきれいな個体でもありました。

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逆光であまりきれいではありませんが、コジュウカラ撮りました。確か初撮りだったと思います。

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ちょっと珍しかったのはアカゲラの雌がいました。ここでは何回かアカゲラの雄を見たことはありましたが、雌は初めてでした。最初はコゲラかなとおもいましたが、妙にでかいなと思ったら、アカゲラでした。ドラミングが聞こえていましたから、何種類かのキツツキ類が繁殖に入っているようですが、アカゲラもそのうちのひとつなんでしょう。

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横浜あたりに比べるといくらかバラエティに富んでいる感じですが、地元の人はまず観察したり撮影したりはしないようです。大砲を持ってきている人と森の中で出会いましたが、遠征組のようでした。まあ、ここらの人たちにとって自然は当たり前で、あえて観察だ撮影だするほどのことはないのかもしれません。それだけ当たり前の風景になっているということでしょうか。

福島は依然として原発事故に苛まれています。阿武隈川が禁漁になっているので、はてなと思ったところ、原発事故放射能線の影響によるものです。

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河原にあるキャンプ場などは釣り客がまったく来ないため閉鎖状態でした。

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原発の建っている近隣だけでなくかなり遠くまで影響がまだあるようです。除染してもそれを廃棄する場所がないのが除染の進まない理由の一つになっていますが川が汚されているのは、とても深刻な事態だと思います。なんとか原発を廃炉して除染し、いつの日かかつての賑わいを取り戻してほしいものです。

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最後に少しですが、キビタキの囀りをお楽しみ下さい。

追伸:
この森は宿り木が結構点在しています。時期が合えば連雀も相当きているはずです。実は数年前、同じ時期に少し離れた場所ですが、連雀を見かけたと連れ合いが言っておりました。今頃だと少し遅いのかもしれませんが、なんとか遭遇してみたいものです。