避暑して鳥見、星見も出来ます・・・野辺山高原 Part2

どうもここにいるノビタキのオスはこの支柱がホームポジションのようです。よく止まります。ここから畑に向かって餌を獲りに行きます。サシバが電柱に止まるのによく似ている感じがします。

ノビタキのメスが支柱ではないところに止まっていました。やはりこちらの方がそれらしいのですが線と線の間から抜いてます(苦笑

人工物の上ですが車からだとかなり近いところにも出ます。

あまりにも暑いのと農作業の邪魔になるといけないのでこの場は2時間くらいで撤収しましたが、もっと丹念に探せば写真的には面白いモノが撮れるかもしれません。

当たっているかどうかは分かりませんがツバメが大量に巣立って飛んでいるところよりそうではない場所の方がノビタキはいるような気がします。

それと気になったのは当日この後農薬を大型のトラクターで散布したのですが、翌日覗いてみるとあれだけいたツバメたちが全然居なくなりました。

出荷前の農薬散布らしいのですが、やはり生き物たちには影響があるのかもしれません。本当は野菜は虫が少しついているくらいが新鮮で綺麗なはずなんですが、我々消費者はそうは見ないのでしょうね。

それと深刻な虫害が発生すると農家は大変なことになるので予防的措置としては致し方ないのかもしれません。

簡単に有機無農薬野菜と言っても相当のコストと手間がかかるわけですから、それに見合った値段を払う必要がある訳で、おいそれと簡単には生産・流通出は来ませんよね。

まあ、それでもこの高原の清涼な空気と過ごしやすい温度が高原野菜を成立させている訳で、夏の高原に避暑に来る人が多くなる訳です。

さて、夜は夜で高原のホテルで星空鑑賞会です。この野辺山には国立天文台野辺山があるくらいで星を見るには適した場所のようです。

さすがに天文写真までは手が回りませんでしたが、土星とその環、木星と3つの惑星、そして火星などを見ることが出来ました。管理人の持っている天体望遠鏡でも当然見えますが、フィールドスコープでも土星の環を確認することが出来ます。

少し気になったのは野辺山高原の木に囲まれたグランドでも完全に漆黒の闇にはならないですね。東の方に街の灯りがあるのが分かります。これを光害と天体観測では呼ぶそうです。昔子供の頃田舎で見た満天の星空とは言えない感じでもあります。夏休みに帰郷すると本当に天の川が川のように見えましたね。

追記:
観察会は21時頃終わりました。これが深夜になればもっと暗くなると思います。管理人も何年か前に自宅で星空を望遠鏡で観察したことがありました。生活時間帯は明るくてもそれを過ぎると都会でもそれなりに暗くなります。

それでも双眼鏡でもいいですからあるとかなりよく見えます。おそらく目で見える星の数に比べると驚くと思います。

昼は鳥見に鳥撮り、夜は星見。鉄道が好きなら小海線もあります。何よりこの時期涼しいのが有り難いです。まあ、下界のとんでもない暑さに比べればと言うことですが・・・。

追記:
暑さから逃れるために野辺山に来ましたが、ここもそれなりに相当暑かったです。但し、日陰で風が吹けば下界に比べれば天国のようです。やはり夏は好き好んでより暑い所へはあまり行きたくはありませんね。

土曜日の朝に帰路につきましたが、それでも圏央道から東名に入るまではかなり渋滞しました。まあ、夏休み前の三連休で天気も良く気温も高くなるとなればこちら方面は混むことは必定です。特にお子さん連れの方たちは安全運転に徹して楽しんできて欲しいと願いながら、撤収と相成りました。

避暑して鳥見、星見も出来ます・・・野辺山高原 Part1

実は今年野辺山高原に行ってみようと宿を予約していたのですが、ある事情により(松之山に行ってみたいと言う)キャンセルしてしまいました。

心残りと言うほどでは無いのですが、この暑い中何処か行くなら少しでも涼しいところと思うのは人情でしょう。そんな訳で野辺山高原へ出張ってみました。

夜は夜で星も見られるとか。そう言えば何年も前に買った天体望遠鏡が埃を被っているのでそれもたまには使ってみようという目論見もあります。

突然の予定だったので宿が平日でないと取れなかったので、ええいとばかりに仕事はお休みにしてしまいました。

そんな訳で出立は金曜日の朝4時となりました。

東名から中央道へ。平日の朝なので貨物の車は多いですが、行楽の車の渋滞とは無縁です。

これが1日ズレるととんでもないことになるのは必定です。たまにはこうやって平日に出るのもいいもんですね。

さて、長坂で降りて清里高原を経由して野辺山に向かいます。

野辺山と言えば小海線。鉄道に詳しい人ならよく知っていることですが、鉄道最高地点がある路線です。

長閑なローカル線の雰囲気が一杯です。架線はないので2両の気動車で運行していました。

まあ、今回は鉄撮りはしないので、到着したら取りあえずノビタキ探しから始まりました。

夏のノビタキは都会では見ることが出来ません。ワタリの途中なら何度か遭遇したことがありますが、冬羽になっているので夏羽の(オスですね)ノビタキを見てみたいと思いました。

高原野菜の出荷の時期と重なってか畑には結構人が出ていました。大型のトラクターが公道をガンガン走っているのもここならなんでしょうね。

農作業の邪魔にならないように気をつけならがそれらしいところを探してみます。

小さい鳥なので簡単に見付かるかどうか分かりませんが、いるならそれなりに数はいると思うので愚直に回ります。

3時間近くしてから遠くに止まっているオスのノビタキを発見。レタス畑の中でした。

その付近をソロリソロリと車で静かに移動。

いたいた、いました。

アニマルキラーと言われる電気柵の支柱に止まっていました。

地面を動き回るのもいます。

これ撮った時には分かりませんでしたが、よくよく見ると内側大雨覆に白斑があるので比較的若いメスの個体のように見えます。

やはり人工物より枯れ木とは言え自然のモノに止まっている方が絵になりますね。

ノビタキに目を向けていたら遠くの方でどこかで聞いたような声が・・・

ノスリです。啼きながら飛んでいるので口が開いています。どうやらこの近くに巣があるような感じです。随分と羽が痛んでいるようですが、巣立ちが近いのかもしれません。

ヒバリもいました。この時期やはり繁殖しているのかどうか分かりませんが数はあまり見ませんでした。

・・・続く