鉄道マニアの間では鶴見は重要な地域となっているようだ。東海道線、横須賀線(品鶴線)、京浜東北線、鶴見線、そして(普通の人にはあまり)知られていない東海道貨物線。ついでに、私鉄ではあるけど、京浜急行本線。そして、新鶴見信号所がある。
あまり知られていない貨物線の話になるが、鶴見で武蔵野貨物線と東海道貨物線が合流する。この東海道貨物線というのは南部支線から八丁畷あたりで東海道(旅客)線と平行に並んで走るようになる。通常の時刻表には載らないダイヤの世界があるようだが、まあ、知っていたからと言ってどうと言うこともないのだが、興味をかなりそそられた。
そんな訳で前置きが長くなったが、『お座敷列車「ゆう」で行く貨物線の旅』を撮ってみた。JRのHPにもあるように、485系のジョイフルトレインはJR関東圏内では9編成あり、それぞれに名前が付けられている。その中に今回の貨物線の旅の供をする「ゆう」がある。
鶴見駅通貨。東海道貨物の上り
東高島駅。ここで停車。踏み切りが開いたところ。
踏み切りを悠々と通過する「ゆう」。
チビ鉄たちが嬉しそうに写真を撮っている。手前に廃線になった鉄橋。後ろにベイブリッジ。
先頭車両に乗っている乗客が見えるが、おそらく筋金入りのテッチャン達と推察される。
東高島駅近くにある、廃線になった鉄橋。これはこれで結構有名らしい。
廃線の鉄橋の上を走っている訳ではありません。
車両編成の撮影にあまりこだわりの無い管理人としては、この東高島駅付近の画が一番気に入っている。踏み切り自体は私達にとって大概は不便な存在だが、何故か懐かしい風景である。特にベイブリッジが背景に写る踏み切りは恐らくこの辺りしかないだろうから、それなりに貴重なロケーションだと思う。
さて、めぐり巡った「ゆう」は何故か南武線支線の尻手駅(尻手短絡支線)を通過して新鶴見信号所に向かう。これは浜川崎からの戻りなのであるが、ここを旅客列車が走ることは滅多にないそうだ。
先頭車両でカメラを構えているのが見える。
待機する南部支線浜川崎行きの横を通過する。
新鶴見信号所で向きを変えた「ゆう」が武蔵野貨物線から東海道貨物に入線し、鶴見駅を通過。この後東海道線に入線して横浜到着となる。
知り合いのテッチャンに教えてもらって今回の貨物線の旅の列車の撮影をしてみたが、ともかく最初にその回るルートを理解するのに苦労した。そして何回も鶴見駅を通過するのだが、このあたりの貨物線を含めた路線レイアウトが分かっていないとどこを走るのか理解できないだろう。おかけでいままで知らなかった路線の仕組みが分かったのが今回の撮影の一番大きな収穫だったような気がする。
以下簡単に「ゆう」の経路を記す。
横浜~鶴見~新鶴見信号所~横浜羽沢~相模貨物~根府川~茅ヶ崎~大船~桜木町~東高島~鶴見~川崎新町~浜川崎~川崎新町~尻手~新鶴見信号所~鶴見~横浜
※横浜始発、横浜着。茅ヶ崎では下車することが可能だったようだ。