井頭公園・・・Part2

管理人達の癖みたいなものなのですが同じ所へ続けて行くというのがあります。特に初めて行った所はその傾向が強いです。

一度行ったきりでは分からなかったことが分かることもあるし、何より記憶が鮮明ですからその点では前回よりアドバンテージがある訳です。

ただ、鳥見鳥撮りの場合は「運」と言うヤツが左右する場合もあるので、観察的に写真的に成果が上がるかと言えば、これは必ずしもそうでない場合もあります。

なんて理屈はどうでもいいのですが、昨年末に行った井頭公園を年明け最初の探鳥地にしたのは管理人達としては自然な流れでした。

前回と同様今回もキャンプとの組合せですが、キャンプについては別投稿にしようと思います。

さて、今回は前回の轍を踏まないようにとあまり早く出過ぎないようにしました。公園の駐車場は公式には8時30分からですし、あまり早くても寒くて鳥たちが動き出しません。

今回は5時出立。この時期ですとまだ真っ暗ですね。

比較的車は空いているようです。

羽生で少し休憩。

6時31分。

まだ夜明け前です。

気温は測り忘れましたが、前回よりは寒くない感じです。

さてこれでも早すぎると思い急遽、渡良瀬遊水地を見て回ることにしました。今年は浮島湿原と同じでコミミズクの声は未だ聞こえてきません。いれば土曜日の朝ですが、カメラマン達が大砲を並べているはずと思い、回り道をすることにしました。

第三遊水地から鷹見台まで悪路を通りそこからゴルフ場あたりを回ってみたのですが・・・

地元ではない一団には遭遇しましたが、静かなモノです。

ちなみに鷹見台ではマイナス8度でした。

第三遊水地から鷹見台に至る砂利道では-9度でした。この辺りは放射冷却で特に冷える様です。空気が動かないからこその放射冷却なので寒さは数字ほど感じないのですが、よく冷えています(笑

今年はどこか別の場所にでも出ているのだろうと思い渡良瀬遊水地を後にします。

ついでと言ってはなんですが、昨年ヤツガシラで騒ぎになった「つつじが岡公園」にも寄ってみました。

こちらも静かなものです。場所の確認だけしておけば次に騒ぎになった時に迷わず行けるとの算段ですが・・・まあ、そんなにうまく話が行くとも思えませんが。

城沼にはいくばくかのカモ達がいます。こんな寒い時期ではなく公園の名前の通り「つつじ」の時期に来てみたらいいかもしれませんね。

さて、大分回り道をしましたが、井頭公園には9時過ぎに到着。軽く朝食を摂ってから公園に出張りました。ちなみに今回も西駐車場に停めて鳥見亭の方から回ってみようかと思っています。

鳥見亭の近くに何の木か分からないのですが、実が付いているものがあります。そこに小鳥たちがよく集まって来ます。

すまし顔のツグミ。

こちらに、所謂「眼」を飛ばしているメジロ。

この時期にしてみたら貴重な食料になるのでしょう。ここで暫く待ってみることにします。カメラマン達も管理人達を含めて7~8人たむろしています。

ここの主役なのでしょうか、ルリビタキです。シャッターの音も一際多くなります。

ピンが甘いですが、粘ればもう少しなんとかなるかもしれません。いいですね。中々こんなところは撮れません。成る程皆さんここで粘る訳だ。

ルリビタキに限らず、他の小鳥達もこんなシーンを撮れる可能性がここは高い訳ですね。冬ですから枝抜けの具合もいいし、光の向きも良いですね。

ここはこんなすました姿より動きのあるところを狙いたいですね。柵があり人が立ち入れないのも良いのかもしれません。その割には距離は近い。無理にエクステンダーを付ける必要はないですね。

動きが速くオートフォーカスでは追い切れないので置きピンになりますが、少し絞って被写界深度を稼いだ方がより吉だったかもしれません。無頓着に解放で撮っていたらやはりピントはシビアになっていました。

あとボート池にはカルガモもいますし越冬中のカモ達もいます。

その中でやはり一際目を引いたのが・・・

皇居でみかけることもありますが、白黒パンダカモもといミコアイサです。オスが2羽いるのですがメスは見当たりません。前回来た時はいなかったのですから、ここ2週間の間にここに来たことになります。

前回愛想の悪かったヨシガモが薄目を開けていましたが、こちらを向いていました。

この公園にはまだ遭遇していない鳥たちもいそうですが、それは次回の楽しみと言うことで昼には撤収となりました。

実は新しいテント(新幕と言うらしい)を購入したのですが、設営に時間がかかるかもしれないと言う心配もあってのことです。

そしてキャンプ場に向かう途中・・・

オオハクチョウの群れに遭遇しました。

ここで越冬しているかどうかは分かりません。移動の途中かもしれません。12羽の群れの中に1羽若が混じっています。

この付近にも越冬地はあるので心配することはないでしょう。

管理達の住んでいる街ではこんな突然の出会いはあまりありませんが、ちょっと嬉しいですね。

そしてハクチョウたちを後にしてキャンプ場に向かいました。

井頭公園

「キャンプことはじめ」は少し中断して、リアルタイムな野鳥の話を差し込みましょう。

「キャンプことはじめ」でそのうち出てくると思いますが、今週は栃木県の昭和ふるさと村オートキャンプ場に行きます。それだけではさすがにつまらない。

サシバの繁殖の時期は栃木県に良く通うのですが、そこで度々耳にするのは「井頭公園

なんでも冬が良いとか。鳥君の東京近郊野鳥撮影ガイドにも出ていますが、あれだけ栃木に通っていて行ったことがなかったのです。

実は今年の浮島湿原付近はハイイロチュウヒもコミミズクも入っておらずバーダー達は殆ど姿を見ません。管理人達も12月22日に朝一で行ってきたのですが閑散としたものです。もし居れば多くのバーダー達が訪れ、ずらっと大砲が並ぶ所ですが・・・

栃木に行くなら渡良瀬遊水地にしようかとも思ったのですが、やはり行ったことの無い場所の方が優先度は高くなります。

そんな訳で今週の鳥見鳥撮り&キャンプは井頭公園と昭和ふるさと村となりました。

朝の4時25分出立。結構横浜も冷えています。今シーズン最強の寒波が来ているとか。

7時少し過ぎに井頭公園到着。駐車場がいくつかあるのですが全部閉まっています。開門は8時30分でした。

それにしても寒いです。車載の温度計では外気温はマイナス6度。アメダス実況でも同じ温度でしたから、間違い無いですね。

ただ、風がないので案外と楽ですが、この日の横浜の最低気温は1.3度ですから、冷蔵庫と冷凍庫の違いくらいありますね。

これだけ寒いと鳥も動くまいと思いつつ(餌が動かないから)、駐車場が開くまでの間園内を双眼鏡とミラーレスを持って少し散策することにしました。

ご覧のとおり園内の施設は火曜日が定休だそうです。それと駐車場の利用について12月29日~1月1日は「ハミング広場駐車場」および「北駐車場」は利用できないようです。

北駐車場は野鳥の森に近いのでそちらに止めたかったのですが残念。

北駐車場まで歩いてそこから公園に入ってみました。

ともかく広い池があります。湖面はかなり凍っています。

人が乗れる程ではありませんが、カモなら大丈夫のようです。

小一時間ほど歩きましたが、これと行ったモノは見当たりませんでした。いくらなんでも寒すぎます。声も聞こえません。

戻ってくると8時30分前でしたが、西駐車場が開いていたので車を移動し、そこで簡単な朝食。この開門した後は車が結構入ってきて三々五々人が増えてきました。カメラを持ったひともちらほら。

9時少し前くらいから管理人達も機材を持って再び園内に入りました。

最初に被写体になってくれたのはジョウビタキのオス。

そう言えば今シーズンは初見でした。これがやって来ると冬だねと実感します。

あと池の近くをカワセミが飛んでいます。これを狙っている人も結構いるようです。

メスですね。今年生まれたくらいなんでしょうか。少し幼い感じがします。

野鳥の森に行ってはみたのですが・・・シロハラやトラツグミが居そうな森の中で暫く待機してみたのですが、静かなものでした。

それから池を右手に見ながら正面広場へと向かって行きました。道々バーダー達がポツリポツリと居ます。

中程を過ぎた頃、少し人が集っています。どうやらカラ達が移動しているようです。管理人もカメラを向けてみました。カラ達に混じってメジロが目に入りました。

まあ、撮るモノが無いのでメジロでもいいかぁなんてシャッターを切っていたら・・・???

枝かぶりしてハッキリとは写ってはいませんが、キクイタダキですね。ちょっとびっくりしました。もう少し引いて撮りたいと思ったのですが、どうにも頭の上で動いています。

なにせ小さい上に枝被りしながらチョコマカと動きますから撮るには厄介な相手です。

悪戦苦闘しましたがスッキリとは撮れませんでした。ですが、羽を広げたところが偶然にも映り込んでいました。このサイズの鳥の飛翔は中々狙って撮れません。偶然ですね。

どうせ偶然なら、もっとピンが来て花でも咲いていれば絵面的には申し分なかったんですけどね(笑

鳥見亭のあたりに来るとヨシガモが居たのですが、これがこっちを向かない。愛想の悪いカモですね(笑

この公園にはベニマシコやルリビタキも来るようですが、残念ながら見ることは出来ませんでした。

朝方は寒かったですが、風も無く日中ぶらりぶらりと公園をのんびりと機材を担いで1日回っていれば、色々と遭遇しそうな感じがします。

今回はキャンプに行くので午前中に撤収しますが、機会があれば1日のんびりと探鳥ウォークをしてみたい場所でした。