キョウジョシギ 三番瀬より

春の渡りは盛りを過ぎたかもしれないのですが、福島の帰りに三番瀬に寄ってみました。当日は潮の加減か潮干狩りは開催されていませんでしだ。

特にこれといったものはいませんでしたが、キョウジョシギがかなりの数いました。キョウジョシギの名前の由来通り、シギチの中ではかなり艶やかな色彩を持っています。

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トウネンの夏羽とキョウジョシギ。三番瀬ならではの風景です。

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潮干狩りが開催されないと人出が少ないので観察にはありがたいですが、大抵そんなときは満ち潮ですから、鳥の集まりがイマイチになりがちです。それでもあまり沖まで歩かなくて済むのでその点は楽です。

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動画は一眼レフで撮影してみました。動きがなければ画質的にはかなりいいように思います。マイクは外付けマイクを使っています。

キビタキの森 in 福島

恒例のキビタキの森です。繁殖に入ったばかりのようでさえずりが頻繁に聞こえます。

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撮影の方は、キビタキが森の中を動き回るので大変ですが、葉の茂り具合がまだ少ないのでなんとか撮ることは出来ました。これがもう少し経つと葉が茂ってしまいさらに困難になります。ゴールデンウィーク前だと渡ってきていない可能性もありますから、観察ならともかく撮影となると今くらいが丁度良いような気がします。

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今回のおまけはまずはオオルリです。オオルリと言うくらいですから、瑠璃色なんでしょうが管理人はこの色が中々きれいに撮れませんでした。今回は光線の加減も良かったようですし、繁殖前できれいな個体だったのでしょう。

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繁殖前らしくきれいな個体でもありました。

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逆光であまりきれいではありませんが、コジュウカラ撮りました。確か初撮りだったと思います。

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ちょっと珍しかったのはアカゲラの雌がいました。ここでは何回かアカゲラの雄を見たことはありましたが、雌は初めてでした。最初はコゲラかなとおもいましたが、妙にでかいなと思ったら、アカゲラでした。ドラミングが聞こえていましたから、何種類かのキツツキ類が繁殖に入っているようですが、アカゲラもそのうちのひとつなんでしょう。

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横浜あたりに比べるといくらかバラエティに富んでいる感じですが、地元の人はまず観察したり撮影したりはしないようです。大砲を持ってきている人と森の中で出会いましたが、遠征組のようでした。まあ、ここらの人たちにとって自然は当たり前で、あえて観察だ撮影だするほどのことはないのかもしれません。それだけ当たり前の風景になっているということでしょうか。

福島は依然として原発事故に苛まれています。阿武隈川が禁漁になっているので、はてなと思ったところ、原発事故放射能線の影響によるものです。

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河原にあるキャンプ場などは釣り客がまったく来ないため閉鎖状態でした。

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原発の建っている近隣だけでなくかなり遠くまで影響がまだあるようです。除染してもそれを廃棄する場所がないのが除染の進まない理由の一つになっていますが川が汚されているのは、とても深刻な事態だと思います。なんとか原発を廃炉して除染し、いつの日かかつての賑わいを取り戻してほしいものです。

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最後に少しですが、キビタキの囀りをお楽しみ下さい。

追伸:
この森は宿り木が結構点在しています。時期が合えば連雀も相当きているはずです。実は数年前、同じ時期に少し離れた場所ですが、連雀を見かけたと連れ合いが言っておりました。今頃だと少し遅いのかもしれませんが、なんとか遭遇してみたいものです。

あら珍しや・・・春だから???

野鳥の観察や撮影をする人ならウグイスが観察や撮影が困難なことを知っているでしょう。なぜなら、ともかく明るいところに出てくることが滅多にないからです。野鳥にあまり興味の無い人はメジロを見てウグイスだと勘違いするくらいですから、鳴き声が知られている割にはその姿は知られていないということなんでしょう。

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そんなウグイスですが、気まぐれか偶然かは知りませんが、明るいところに出てきた姿を管理人も何回かは見たことがあります。が、写真に撮ったのは今回が初めてです。メジロに比べると色は地味ですが、まあ、春のせいなのか、こんなこともたまにはあるんですね。

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川崎あたり・・・ Part1

横浜市に住んでいるのですが、隣の市の川崎もまあまあ生息領域の範囲に入るのではないかと思っています。で、たまには川崎あたりをうろつこうということになりました。まあ、多摩川ですよね。なんといっても。

冬鳥が結構来ているのではと思っていましたが、お目当ての場所にいったら、ほとんどいません。先に来ている方に尋ねたら、なんでもボートがきて鳥たちを蹴散らかしていったとか。まあ、鳥だけのための場所ではないにしろ、蹴散らすこともなかろうと思ったのですが。

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そんなんでも堤防沿いをイソシギなんかがうろうろしていたりしましす。

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カンムリカイツブリもいました。実はこれの夏羽バージョンというのを一度は見てみたいと思うのですが、ここらあたりで見るのは難しいのでしょうね。

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ちょっとお下品かもしれませんが、カイツブリの後ろ姿。

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どこにでも沢山いるカワウ。まあ、ここらあたりでも懲りないほどいました。

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正直言ってカイツブリとカワウくらいしか写真に撮れる距離にいないのでこんなしかありませんが、黄昏れているカワウが背景というのもここらあたりならではの風景かもしれません。

他に、カモ類もいるのですが、近くには寄ってきません。一度散らされると数時間は戻らないとか。先日、連れ合いが来たときは結構猛禽も飛んでいたのですが、トビを一羽確認しただけ。まあ、日和がよくのんびり過ごせました。

懲りずに浮島湿原

はっきり言えば先週スカをくらった感のある浮島湿原ですが、なにせ出撃回数が少ないので経験値だけで判断するのは拙速であると思われ、懲りもせず今週は早起きして出撃と相成りました。

清涼な空気感漂う浮島湿原です。

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いい感じだなぁ、管理人はこんな空気感が好きですね。鳥撮りばかりに血道を上げていると、他のことが目に入らなくなるような状態になるのかもしれませんが、そこはブレイクタイムを持ちたいところ。全力疾走ばかりでは持ちませんからね。

とは言いながら、早速出てきたのはミサゴです。暗いですから写真的にはかなり足りませんが、お出迎えは嬉しいですね。

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さて、肝心のチュウヒの方ですが、飛んではくれました。遠いですけど。

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こうなりゃ、観察がメインだよな、なんて割り切りながら、ともかくいることはいますのでチュウヒを追いかけます。

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少なくても、チュウヒをこれだけ集中的に観察、撮影できた場所はここしか管理人は知りません。それほど、鳥見、鳥撮りのキャリアがある訳ではないにしても、ここは今シーズン通わなきゃしゃーないなと思った瞬間でもありました。

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写真を撮ることだけに血道を上げる愚かさを知ることが、鳥との共存の始まりなんでしょう。鳥たちの生態は実にいろいろなことを教えてくれます。鳥たちの生態に興味を持ち、その生きる様を観察することを抜きにして、写真やビデオも無いのではないかとようやく実感し始めた今日この頃。まあ、そんなこんなでぼちぼちやっていきたいですね。

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