キビタキに逢いに行こう・・・Part3

福島も三日目になりました。おそらく明日はキビタキの森には寄らずサシバに逢いに行く予定なので、本日が最後です。二日間あまり天気には恵まれなかったのですが、今日が一番良い天気になりました。少し気温も上がりそうなので期待したいところです。

さて、朝はかなり寒いので少し気温が上がってからと思い出立は少し遅めです。実家で朝飯を食べてから、ぼちぼちと出かけました。

現場に到着してほどなく森に入りましたが・・・やはり囀りはあまり聞こえません。巡回してきてたまに聞こえる時もありますが、囀りが頭から降ってくるような感じにはほど遠いです。

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相変わらず遠いですが、それでも姿を見ることは出来ます。

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それにしてもなんとも可憐と言いましょうか、可愛いですね。これだからキビタキに逢いに行きたくなるのでしょう。少し若い雄の感じがしますが、囀りはしませんが元気に飛び回っていました。

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ちなみにカメラは二台持参して、一台は三脚、もう一台は手持ちです。そして少し明るくなって来たので、感度をあまり上げずともなんとか手持ちで撮れるレベルになって来ました。手持ちだと少し近づけるのでその点ではアドバンテージがあるようです。

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都会でもワタリの時にたまに遭遇することもありますが、こうやって森の緑の中で見るキビタキはいいですね。

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福島県の県鳥はこのキビタキです。案外地元の人は見慣れているせいか、あまり写真など撮る人は滅多に見かけませんが、少し遠出をしても来る価値はあると思います。

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囀りは本日も不発ですが、天気が良いせいか、飛び回っている頻度は少し高いようです。それでも数少ないチャンスといった方がいい程度ですが。

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実は珍しくメスが撮れました。森の中でのメスを見分けるのは管理人にとっては至難の業ですが、囀りがあまりなかったのでその分よく目を凝らして観察していたからでしょう。

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暗い上に遠く手持ちですから、枝に止まっているメスが証拠写真とは言え撮れるとは思いませんでした。現場では枝被りもあり、保護色と相まってまず容易に見つけ出すことは困難だと思います。ただ、囀りが少なかった副産物でした。囀りが頻繁にあり、そればかりに注視しているとまずメスは目に入らないからです。

さて、色々と野暮用もあり昼頃の撤収となりました。名残惜しいですが、これで今年のキビタキの森とはさよならとなりました。明日は帰路の途中にサシバに逢いに行く予定です。

キビタキに逢いに行こう・・・Part2

昨日の雨がカラット上がることを期待して出かけました。実家から出るときはそこそこの天気だったのですが、森に近づくにつれ雨模様。森に到着したときたいした雨ではないのですが、動き回るにはちょっと無理な感じ。しばらく待機となりました。待つこと小一時間。なんとか雨が上がってようやく出張ることが出来ました。

相変わらず囀りは聞こえません。それでも森に入ってしばらく観察をしていたら、最初にお目にかかったのがこれです。

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なかなか表情は良さげです。ただ森の中はかなり暗いので、感度を落としていたら、シャッタースピードが六十分の一秒になっていました。ちょっとぶれています。

相変わらず活性は低いようです。あまり近くには来ません。囀りをして縄張りを主張するときは比較的近くに止まって、しかもしばらくは動きませんのでシャッターチャンスに比較的恵まれるのですが、今日もどうやら期待薄の模様です。

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まあ、言い訳ばかりしても仕方ありませんから遠くてもなんとかシャッターを切ってみます。枝かぶりがあるので、マニュアルフォーカスも併用します。中々うまくいきません。それでも今の時期は緑の葉があまり生い茂っていないのでいくらかましです。これが六月になるととてもじゃないですが、撮影は難しくなります。

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まあ、一応繁殖地ですから、キビタキが安全に営巣できる条件と思えば致し方ありません。

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本日もあまり成果は上がりませんが、それでも複数のキビタキが巡回(メスも含めて)しているのが確認出来ましたので、なんとか今年も繁殖に成功して欲しいと願うばかりです。

キビタキに逢いに行こう・・・Part1

五月四日は天候が悪く午前中は実家の掃除をしていました。昼頃に雨が上がりそうだったのでとりあえず出かけてみることにしました。なんとか雨は上がっていたのですが、かなり地面はぬれています。

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それでもいつもの森に行ってみました。ファーストショットは・・・

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手持ちですし暗いですからかなり厳しいですが、居ることは確認出来ました。ただ、囀りが殆どなく、静かな森の中でした。囀りのシャワーと言ったら少し大げさですが、そんな時もあるので明日以降に期待します。まあ、雨上がりで結構寒いですから、活性も低いのかもしれません。

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春が来た・・・桜咲く

春です。桜も咲きました。暖かくなりました。そして更新もサボってました。

東京に桜を見に行きました。靖国神社と千鳥ヶ淵です。定番と言えば定番ですが、人出も半端ではありませんでした。

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一瞬ですが人が切れて標準木が撮れましたが、空の色が白いですが、桜は青空の方が映えますね。

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靖国神社の方は人出といってもまあそこそこなんですが、千鳥ヶ淵は相変わらず凄いことになっています。それでも定番中の定番ですから、外す訳にもいきません。

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天気はいまいちですが、それでもいいもんですね。

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色が微妙な感じが染井吉野の特徴ですね。

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それにしてもお堀のボートは盛況です。この時期が一番のかき入れ時なのでしょうか。

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ボートで花見。漕いだら疲れるけど一度はやってみたいですね。

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この後千鳥ヶ淵戦没者墓苑に寄って帰りました。8月15日以外は閑散としているのですが、珍しく結構な人が来ていました。

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最後は首都高と桜。この時期ならではの風景ですね。

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行徳野鳥の楽園 猛禽が飛ぶ

三番瀬と葛西臨海公園は管理人の定番コースですが、その間に位置する行徳の野鳥の楽園はあまり行ったことがありません。ほんの数えるくらいしかないのですが、北風吹きすさぶこの時期の海浜廻りは辛いので、風よけ(観察舎)がある行徳の野鳥の楽園に行ってみました。

ここは、宮内庁新浜鴨場があり、賓客の接遇の場として鴨が使用されているようです。こちらは一般の人は立ち入ることが出来ませんが、野鳥の生息地としては好都合なのだと思います。

一般の人が観察するなら行徳野鳥観察舎が中心になると思います。台数はそれほど多くありませんが駐車場もあります。

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さて、猛禽を期待して行ったのですが、最初に出迎えてくれたのはなんとヘラサギでした。ちょっと小耳には挟んでいたのですが、こうもあっさりと出会えるとは嬉しいですね。しかも朝一のせいか、餌を啄んでいました。時間が遅くなると、まったりして動きがなくなっていたので、ラッキーでしたね。

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ヘラサギといいながらコウノトリ目トキ科なんですね。それで結構珍しい部類の野鳥になります。

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ここでは一日二回餌付けをしているせいか、観察舎の前に水鳥が集まっています。そんな中オオバンとユリカモメが睨み合っていました。

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こう言ってはなんですが、猛禽類がいると言うことは餌があると言うことです。このあたりの水鳥たちも猛禽の動きには敏感なはずです。実際この後、一斉に飛び立った後に猛禽が現れました。ノスリでしたが。水鳥たちにとってはあまり怖い存在ではないと思うのですが、いきなり出現したので、それに反応したようです。写真は撮れませんでした。

次に見たのはミサゴ、それも餌を捕った直後でした。ミサゴに対してもあまり警戒心はないようですね。

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餌を持って飛んでいたらカラスがモビングを仕掛けていました。ミサゴの持っている餌を狙っているのでしょうか。

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さて、今度は水鳥たちが本気で逃げ出しました。何だ、何が来たと構えていたら・・・

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いやいや、もの凄い勢いでハヤブサが飛んで来ました。これでは一目散に水鳥たちは逃げるなと思いました。しかも管理人達をにらみつけて飛んで行きました。結構近くまで寄って来ましたね。

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その後も結構色々ときました。チョウゲンボウですね。実はこいつが土手に留まっている水鳥の群れにいきなり突っ込みました。管理人も最初何が起こったかの分かりませんでしたが、水鳥たちはさっきのハヤブサの出現以上の騒ぎになりました。所謂、蜂の巣を突っついたようなという表現がぴったりの状態です。その瞬間は写真どころの騒ぎではありません。小さい体のチョウゲンボウですが、やることは結構大胆ですね。

ちなみに二羽とも餌にはありつけませんでした。なかなか現実は厳しいです。

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そしてとっても遠かったですが、お目当てのチュウヒもなんとか飛んでくれました。

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あとハイタカらしきものもいたようですが、写真は撮れませんでした。それでも観察出来たのは数えてみれば、ノスリ、ミサゴ、ハイタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、チュウヒと結構バラエティに富んでいました。御料の鴨場もあるくらいですから、この辺りはきっと良い餌場なんでしょう。猛禽に関しては三番瀬や葛西臨海公園より見所はあるように思います。まあ、その他と言うことになると野鳥の楽園の核心の中には入れないのでちょっと辛いかもしれませんね。猛禽類はともかく飛んでくれますので、運が良ければ案外近くで観察する機会にも恵まれるかもしれません。

冬場は管理人も仕事が忙しくてあまり野鳥の観察に時間を割けないのですが、ここなら案外近いので午前中だけでも観察出来るので今年は少し通ってみようかと思います。

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