里山へ行こう Part8 キビタキの森再び その2

通年この時期はキビタキの森の遠征がメインなのですが、これからはサシバと二股になりそうですね。どちらかというとサシバの方が期間が長くなりそうです。逆に言うとキビタキは写真を撮れる時期が限定されていると言えます。六月に入ると葉の茂りも一段と深くなりますし、ハルゼミの声で観察や撮影には不向きになりましす。ですから、小さい個体なのでさらに発見が難しくなります。しかし営巣するキビタキにとってはむしろその方が環境としては良いのでしょう。そんな訳でこの森にはまずカラスとか猛禽類とは入ってきません。外敵からキビタキを守る役目をこの森は果たしているのです。

さて到着するとオオルリの声が耳にはいりました。写真もシルエットの証拠のみでしたが、先日とは大分様相が違ってきています。そして肝心のキビタキのさえずりも先日と比較にならないくらい活発です。どうやら激しい縄張り争いが始まっているようです。

ちょっと暗いですがなんとかゲット。

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サシバと比較するとなんとも愛らしい感じです。まあ、比較する方がどうかと思いますが(笑

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やはり緑の中が色が映える感じですね。

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それにしても綺麗な個体ですね。オレンジ色がかなり鮮やかに出ているので、かなりしっかりとした成鳥なんでしょうか。

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先日のリベンジまでとは言いませんが、まあ、そこそこには楽しませてくれました。何せ個体が小さいですから、暗い森であれこれ撮るのは容易ではありません。それでも愚直に鳥たちと向き合うことによって、ささやかな幸せを感じる管理人はこれはこれでいいもんだと思うばかりであります・・・(続く)

里山に行こう Part7 あいらぶサシバ その5

ここらでは電柱留まりは特に珍しくありませんが、電線留まりもあります。

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それにしても表情が結構豊かですね。まあ、近くで見ているからそう感じるかもしれません。それでこの電線留まりも近づいてみました。

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こちらの存在など無視しているかのような表情ですね。どこか遠くを見ているような感じでもあります。それでお約束の飛び出しですが、ちょっとタイミングがずれてしまいました。さらに近づきすぎて画面入り切りません。

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ぎりぎり画面に入ったのはこんな感じでした。

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電柱にしろ電線にしろサシバにとって極めて身近なものなんですね。特に田んぼの周りにある電柱はこんな感じで餌を狙っている場合もあります。

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ところがこれが中々狙いに行かない。結構気を持たせるんですよね。そしてちょっと油断した隙に飛び出す。まあ、こんなことを繰り返していくうちにベストショットが撮れるかもしれないと言う淡い期待を抱くわけです。でも、下手な鉄砲なんとやらで、撮影機会が多ければ腕の善し悪し、機材の優劣があってもそれなりにチャンスはあると思います。

あと、ワタリの途中らしきサシバも見ました。

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この尾羽が割れている個体は上昇気流に乗って行ってさらに北に飛んでいきました。おそらくワタリの途中だったのでしょう。春は秋と違って単独でワタルらしいと聞いたことがありますが、そうなのかなと思いました。

さて、さて、サシバも良いけど、キビタキの森も気になる管理人でした・・・(続く)

里山に行こう Part6 あいらぶサシバ再び その4

連れあいと合流するのに九時頃駅に迎えにいけばいいので、その前に朝練です。

とりあえず枝留まりサシバです。

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その後さらに高い枝に留まった後、飛び去りました。

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この時遠くて飛び出しを狙ったのですが、あまりうまく撮れませんでした。朝方、やや光量も足りなかったので被写体ブレが止まりませんでした。

さて、連れあいと合流後、二カ所ほど電信柱留まりのポイントを回りました。最初の場所では観察のみ。撮影は遠くて諦めました。そして次のポイントでは中々よさげに留まってくれました。

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撮影・観察はおろか周りには誰もいなかったので、飛ばしてしまっても誰にも文句を言われる心配がありませんから思い切り電柱の近くまで寄ってみました。

すると・・・

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おお、いいぞ、いいぞ、そのまま飛び出せ、飛び出せ、管理人の心の中は殆ど絶叫状態です。

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行ったぁぁぁぁーーー。今シリーズ最高の飛び出しではないかと思いました。そしてそれに続く飛翔・・・

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何せ電柱の下で撮ってますから、かなり近いです。

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電柱に留まる鷹は横浜では見かけませんがこの辺りでは当たり前の光景になっているようです・・・(続く)

里山に行こう Part4 あいらぶサシバ その3

さて、翌日の朝散歩をしていたら、カルガモが飛んでいました。

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突然現れたのでちょっと驚いたのですが、のどかな朝の風景です。

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そうそう、サシバばかりに夢中になっていましたが、渡ってくると言えばツバメもそうですね。

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この時期は繁殖のため何かと騒がしくなってきます。

さて、肝心のサシバの方ですが、こちらも朝から飛んでいます。

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高いところでも飛んでいます。

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ワタリの時は高いところを飛んでいる場合を見る機会が多いですが、緑の中に佇んでいる姿はここに来てはじめて見ました。

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それで低く飛んでいるところも撮りたいな、なんて念じていたら・・・

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こんな感じで飛んでくれました。サービス精神結構旺盛なんでしょうかね。

それにしても緑の中を飛んでいくと色が映える感じでいいですね。

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餌を咥えたところを撮りたいとこれまた念じてみたのですが、撮れるには撮れたのでが、証拠写真になってしまいました。

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腕も足りないのは承知していますが、かなり陽が傾いて来て条件的には厳しかったですね・・・(続く)

里山に行こう Part3 あいらぶサシバ その2

さて、いつ飛び出すやら。何せ相手は気まぐれな鳥ですから(笑

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お、飛び出した。どっちに行くんだ。こっちに来い、来い、来いと念じる管理人。

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来たー、来たー、やっと来た。こうこなきゃ、ここまで来た甲斐が無い!!!

サシバの飛び出しがなんとか撮れた。時刻をみれば15時50分。何と車の中で二時間も待ったのかよ。でも良かったなぁと胸をなで下ろした管理人でした。

この場所は実は民家がかなり近くにあるのですが、鳥の習性なのか同じ場所に止まることがあるようなので、ここで粘っていたのです。

これで坊主だったら少し悲しかったですね・・・(続く)