一富士二鷹・・・

一富士二鷹三茄・・・まあ、初夢で見ると縁起がいいものの順番ですが、正月松が明ける前にちょいと見に行こうということなり、近場ではありますが、城ケ島に行って来ました。管理人の自宅からは横浜横須賀道路経由で一時間といったところです。

公園の第一駐車場に到着したのは9時半過ぎくらい。駐車場はガラガラです。ちなみに平成28年7月1日から城ケ島内の「公共駐車場6箇所」の料金が変わっていました。かなり昔に行ったきりなのでよく覚えていませんが、無料の駐車場があったように記憶しますが、ワンデイパス方式になっていました。

さて、ハヤブサがよくいる場所はウミウの生息地でもあります。公園の駐車場からは歩いて数分のところの展望台から見えます。

ご覧のとおり恐ろしく遠いです。ハヤブサの姿はなんとか確認できましたが、かなりの望遠レンズでも歯が立ちません。ただ、ウミウがたくさんいるのは分かります。

ここからじゃしょうがないと言うことで下に降りてみることにしました。足元が少し悪いし、砂浜をあるくので機材を持った身では結構こたえましたが、なんとか降りました。ハヤブサの居場所にかなり近づきましたが、それでも結構遠いです。

下に降りたときは、ハヤブサがいませんでしたが、三脚などを立てて準備しているうちに知らぬ間に戻ってきました。そしてなんとそこで捕まえてきた(たぶんヒヨドリ、もしくはイソヒヨドリだと思いますが)獲物を啄ばみ始めました。そしてなんとそのわきにウミウがしらっと鎮座しています。これは動画をとりましたのでそちらを見てもらったほうがいいでしょう。

うーん、ハヤブサはウミウを襲うこともなく餌の対象にもなっていないのでしょうが、なんともこのあたりのウミウは肝が据わっている感じがします。まあ、慣れなのかもしれませんが。

さて、さて、機材を担いで歩き回ったら小腹どころかかなり腹が空きました。昼はせっかくだから、マグロ丼を二人で食べて腹ごしらえです。

そして食後の散歩は海岸に出て富士山です。先ほどハヤブサを見てますから、昔ならタカ目に属していましたから、これで一富士二鷹になったかもしれません。現在ではハヤブサはタカ目ではなく(タカと近縁と思われていたが)ハヤブサ目に分類されていますから、二鷹にはなりません。

ですが・・・

このあたりはハヤブサでなくトンビが飛んでいましたので、一応トンビはタカですから、一富士二鷹が叶ったことになりました。かなりこじつけですけどね(笑

さて腹も満ちたし、日和も良かったし、富士山とハヤブサと(ついでトンビですがタカも)見れたし、最後にマグロの刺身のお土産も買ったしと、近場ではありますが、結構楽しみました。

そしていつものことですが、陽が明るいうちに撤収となりしまた。

ベニマシコ

今日はクリスマスイブ。昨日は東京に出張りましたが、最後の鳥見ということで、三連休の真ん中は早戸川林道にベニマシコを見に行こうということになりました。うまくいけば、ヤマセミやクマタカに逢えるかもしれません。

今年の夏はダムの水が干上がってしまって水位が随分と低かったのですが、水位はかなり回復したようです。

ウソもちらほらといましたが、どうも光の加減が良くないので観察のみになりましたが、ベニマシコはそこそこ加減の良いところに出てくれました。

赤がもう少し綺麗に撮れれば良かったのですが、ここ十年くらいは冬が忙しくて冬に鳥の観察だ撮影だのはあまり出来なかったので、それを思えば贅沢は言いません。

この時期は当たり前ですが、葉が落ちて見通しが良くなっている木が多くなります。バードウォッチングを始めるなら冬が良いと言われるのはこの為でしょう。色彩的には物足りない感じもしますが、ターゲットを捕まえるのは随分と楽になります。

メスが良い場所に出てくれず、写真は撮ってみましたが割愛します。次回に期待ですね。

あと、ヤマセミがとんでもなく遠くですが、姿を見せてくれました。

これで35mm換算で960mmですから、まあ、姿を見ることが出来たと言うことで良しとしましょう。ちなみに、トリミングすると・・・

証拠写真ですね(笑

さて、猛禽の方ですが、トンビが上昇気流に乗って数羽が上空を舞っていましたが、それ以外はお目にはかかれませんでした。まあ、簡単に逢えるとは思っていないので、これも次回に期待ですね。

さて、さて、日が当たってクリスマスイブにしては暖かだったのですが、風も強くなって体感温度下がってきました。更に猛禽を探していて首を上げ続けていたら、終いには首筋が痛くなってきました。ゆっくり風呂にでも入って温めないといけないと思い撤収と相成りました。

たまには横浜の風景を

横浜ドメインと銘打っているブログの割には横浜のネタが無いじゃないかと突っ込まれるのを避けるためと言うわけではないのですが、たまには横浜の風景を撮りに行ってみようと言うことになりました。

何故かと言うと、大桟橋から富士山が見えるのですが、近々にビルが建設されて見えなくなるので、今のうちに撮っておきましょうということになったからです。

大桟橋の駐車場に到着したのは午前6時頃。
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日の出は6時44分ですが、大桟橋の鯨の背中に上がると白々と明るくなっていました。

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日の出前ですが、すでに富士山が見えます。

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管理人も横浜暮らしがかなり長いですが、中々見に来ようと思ってもこれないシチュエーションなんですね。冬の朝でもないと中々綺麗に見えないですから、横浜に住んでいてもみたこと無い人が多いのかもしれません。そうは言っても朝早くからちらほらと日の出と赤く染まる富士山を見ようと人が集まっていました。

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さてお目当ての赤富士ですが・・・日の出直後6時44分です。

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このあたりの時間帯が一番綺麗だったような気がします。管理人としては冬の朝、大桟橋からみる富士山はこれが見納めになると思います。しっかり目に焼き付けておきましょう。

そして横浜の夜明けです。

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なんともさわやかな土曜日の朝でした。心が洗われると言ったら少し言い過ぎですが、富士山はいつ眺めてもいいものだと実感した朝になりました。

さて、最近は風景はミラーレス一眼を使うようになったのですが、これが色々な機能があって中々面白いですね。パノラマ撮影もその機能の一つです。通常の広角レンズでは撮れないような景色が撮れたりします。まあ、写真的には少しバランスが悪いサイズになりますが、これはこれで結構気に入っています。

このパノラマ撮影の機能を使って横浜三塔物語のキング、クィーン、ジャックを混ぜて横浜の風景を大桟橋から撮ってみました。

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左から神奈川県庁(キング)、右に小さく塔の先が見える横浜開港記念館(ジャック)、さらにその右の横浜税関(クイーン)。横浜に来たら是非見て帰って欲しいですね。

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横浜こども自然公園

ちょっとばかり仕事が忙しく疲れ気味だったので土曜日は完全オフ。雨も降っていたので丁度良い休養になりましたが、2日も続けて家にいるのは不健康だと思い、近場ですが横浜こども自然公園に出かけてみました。連れあいは何度か行ったことがあるようですが、管理人は初めてです。家からそこそこ近いのですが、行く機会が無かったですね。

相鉄線、二俣川駅から歩いて20分とありますが、自宅から車で出張りました。電車で行くより遙かに早いので無精しました。8時半過ぎくらいに到着。駐車場は空いています。人もまばらです。

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とりあえず大池に行ってみました。ドバトのお出迎え。

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池の近くでカメラをセットしてカワセミでも撮ろうかと待っていると・・・

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クイナが登場。こんなところにと言っては失礼ですが、ちょっと意外でした。クイナは結構警戒心が強いので公園の植え込み近くにいるとは思いませんでした。物の本によれば東北以北では夏鳥、それ以外では冬鳥ということですが、ここで越冬するのでしょうか。繁殖期以外は一羽で過ごすようです。

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ちょっとしたお土産になりましたが、朝に出現したらその後は出てきませんでした。朝方は人が少なかったのでついつい出てきてしまったのでしょうか。

さて、久しぶりにカワセミを撮ってみました。

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手すりが止まり木代わりになるのは如何にも公園と言った風情でいいですね。都会の公園の中に生息する翡翠ですが、これはメスです。

このメスは中々餌取りが上手でした。

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これなら飛び込みも撮れるかなと思い久しぶりに挑戦してみましたが・・・

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いやはや、随分と外しましたね。これは少し練習せねばいかんなと思いました。

飛び込みもいいですが、こんな感じのカワセミもいいかなと思います。

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季節感があっていいなぁ・・・なんて自画自賛。野鳥と風景を絡めるって難しい。単純に焦点距離を伸ばすことが全てと言った感じで野鳥を撮影していた時もありますが、自然を相手に撮影すると言うのは色々なことを感じながらしないといけませんなぁといったところでしょうか。

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紅葉も遠くに出張らなくても身近にあるんですよね。

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ただ、それを写真的にどう切り取るかは腕の問題、センスの問題。まあ、そんなことをつらつら感じながら身近な自然をそこそこ堪能した1日でした。

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ヤマセミとカワセミ

先週に引き続き、今週もヤマセミに逢いに行きました。今週は梅雨が明けていい天気になりましたが、暑くなりそうなのでそれが気がかりです。

さて、先週の場所は朝だと逆光が酷かったので、場所を変えてみました。ここは朝は順光になるので、写り的にはいいはずなのですが、どうでしょうか。

先週は到着後すぐに声が聞こえて発見出来たのですが、今日も声は聞こえましたが、中々姿がみつかりません。待つこと一時間位でしょうか。それこそはるか遠くにようやく発見。

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遠いことは遠いですが、光の加減は良さそうです。感じからすると朝飯を狙っているのでしょうか。そうだとすれば飛び込みが見られるはずです。しばし待ちます。しばらくすると移動しました。

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何か気配が違います。視線の先には何があるのでしょうか。そして二、三分すると・・・飛び出しました。

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水面めがけて一直線といった感じです。

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水に飛び込みます。

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反転。戻りです。

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そして元の枝へ。

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どうも餌取りには失敗したようです。

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また枝に止まり次を狙っているのでしょうか。

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実は目を少し離している隙に次を試みてなんとか餌をゲットしたようです。その後すぐにここから去って行きました。

しばらく待ちましがここには戻ってこないようなので、先週の場所に戻ってみました。すると・・・

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たぶんさっきの個体だと思うのですが、こちらの日陰で佇んでいました。先ほどの場所は日当たりがよく、暑いですから、とっとと退散したのでしょうか。しばらくすると・・・

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幼鳥なのかメスなのか分かりませんが、二羽になりました。先週も二羽いるのは確認していたので、たぶん同じ個体同士なのかもしれません。先ほどよりは近いですが、ここは暗いのでここも写真的にはかなり厳しいですね。

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揃って同じ方向を見ています。このときトビが近くを飛翔しました。トビはヤマセミを襲うことはないと思うのですが、猛禽に対する警戒心の表れなのかと思います。

さて、こちらでも餌取りの為に飛び込みました。

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こんな感じで羽をすぼめるのですね。

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今度はうまくいったのでしょうか。

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小さいですが、何か口に咥えているようです。

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水位が低いためか、あまり大きな餌がいないようです。そのせいか、カワセミが餌取りに来ていました。ヤマセミとカワセミのツーショット。

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カワセミやヤマセミは縄張り意識が強いはずなのに同じカワセミ科どうしでもヤマとカワではあまり対立することはないのでしょうか。興味深いですね。

さて、このあとヤマセミの方は再びトライしましたが、滑空していった先に餌が無かったようで、Uターンをしていました。

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視線が水面下を狙っている感じなのですが、その先に餌は無かったようです。

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急に水平飛行になり、飛び込みをキャンセルしたようです。

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水面すれすれを反転するような飛翔ですが、中々ダイナミックな動きに見えました。

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羽の先がぎりぎり水面につかないでかわしています。こんなことが出来るのかと感心します。

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なんとか体勢を立て直して水面から離れて行きます。

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通常の餌取りのための飛び込みも面白いですが、こんなのもアリなのかと思いました。ヤマセミにしてみれば餌もいないのに水に飛び込むのは労力の無駄だということなのでしょうか。

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この後も餌取りのための飛び込みをしていました。飛び込みシーンはタイミングが合わず写真的にはあまり見栄えがよくないので割愛しますが、どうやら餌をゲットした模様です。

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本日も中々楽しめたようです。ヤマセミはまだ目の前にいるのですが、あまり暑くなる前に撤収することにしました。粘れば太陽の位置が上がり、ここでのコンディションも良くなると思うのですが、熱中症になっては元も子もありませんからね。次回はもう少し涼しくなってから来たいですね。

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