タカのワタリ 2018 Part6・・・白樺峠

白樺峠2日目(9月17日)。

曇りです。雨は降っていません。

今日は祭日なんですが、比較的車は少ないようです。

比較的ウォッチャーの期待値が低いんでしょうか。雨が降って明後日ですから、期待値は高くなると思っていたのですが。

鷹見の広場からの景色は雲が低いですが比較的明るいですね。

さて、さて、天気はまあまあ、期待値も(管理人は)そこそこ高いのにタカは飛びません。

アサギマダラは飛んでいますが・・・

エゾビタキも出てきました。

ようやく初渡りはハチクマでした。

アマツバメもこの季節ならではですね。

ハチクマはそこそこ出ますが、サシバはサッパリですね。

ノンちゃん(ノスリ)も出てきましたが、シャッターを切ってもノンちゃんと分かった途端にすぐ皆さん止めてしまいます(苦笑

天候は雨は降らずそこそこの青空でしたが、ワタリはどうもイマイチでした。

どうも調子が出ません。あまり粘ってもどうかと思って15時30分頃に鷹見の広場から撤収となりました。

後で定点報告には16時以降に少しばかり出たそうで、カウントされたタカは夕方に出たものだそうですから、いかに日中出が悪かったと言うことになりますね。

9月17日 白樺峠のタカの渡り・2018速報より

サシバ  125
ハチクマ 170
ノスリ    7
ツミ     6

まあ、いつかは渡って行くのだから、そのうち当たるだろうと思い明日に期待を込めて宿に向かいました。

・・・続く

タカのワタリ 2018 Part5・・・白樺峠

今年は白樺峠に2回遠征しました。それで今ワタリの速報を眺めながら思い出しています。

最初の遠征は9月16日~18日でした。

最初は14日~16日に宿を予約していたのですが、15日が雨になりそうなのでなんとか予定を2日ずらしました。

連休でもあるので常宿を半年くらい前に予約していたのですが、それを変更することが出来ずキャンセル。なんとか見つけた宿に予約を取ったのが出立3日前という慌ただしさでした。

今年は天候には泣かされました。

さて、出立は16日の3時20分頃。こちらは雨は降っていません。

中央道原PAに5時40分到着。ご覧のとおり地面が濡れています。

白樺峠に到着したのは8時10分頃。

雨は降っていません。なんとか青空も見えています。正確に気温は分かりませんが体感では14~15度くらいの感じでしょうか。半袖では寒いですね。

ギャラリーは日曜日なのでそれなりです。

10時04分頃、最初に頭の上を通過していったのはハチクマ。

遠いですけどようやくと言った感じです。

なにせここに来るまで連敗続きでしたからね(苦笑

水戸でも山本山でも雨に祟られて青空のワタリはこれが初見となりました。

そして更に近くに飛んできたハチクマ。

虹彩が赤いのと全体の感じからオスの成鳥のようですが、首をこちらに捻りながら飛翔していきました。若ではなく成鳥がこんな感じで近寄ってくるのは珍しいのかもしれません。

その後もハチクマの飛翔が続きます。

ちなみに16日のワタリは・・・(白樺峠のタカのワタリ・2018年度速報より)

サシバ  422
ハチクマ 616
ノスリ   19
ツミ    16

数字の通りハチクマデーです。サシバは422となっていますが、鷹見の広場からは殆ど見えません。

一時は青空も見えましたが、基本は曇りです。写真を見て貰えばわかると思いますが。

まあ、鷹見の広場は10時頃から14時過ぎくらいまでは数はともかくハチクマ基本で間断無くと言った感じでした。

・・・続く

タカのワタリ 2018 Part2・・・水戸市森林公園

これで話が終わってはつまらないので過去を振り返りながらタカのワタリの観測地点と言う目線で少し書き残しておきます。

まず、タカのワタリの時期ですが、水戸市森林公園の観察は全国のトップを切って8月半ばから始まります。他の場所は9月に入ってから。のんびりしたところは9月中旬から下旬あたりに始まります。

確かに8月中は数も出ないので観察に値しない時期かもしれませんが、それでも水戸での観察は8月半ば頃からサシバの移動が数は少ないが始まっていることの証左になります。

よく言われるサシバのルートですが、比較的早い時期は白樺ルートでその後関東から東海道へのルートに変わります。しかしこの時期の水戸あたりのワタリですからどう考えても白樺ルートへは繋がりません。

他場所で8月中の観察が行われていないので確定的なことは言えませんが、水戸でのワタリを考えると実際この時期に移動を始めているのはもう少し多いのではないかと思います。


平成29年(2017)9月3日

昨年の今頃撮ったハチクマですが、実はこの付近はハチクマが繁殖しているので一概には言えませんが、ハチクマも移動を開始しています。


平成29年(2017)9月3日

これも昨年撮ったサシバ。成鳥のメスですね。

この辺りを渡って行くのですから、かなり繁殖が早い時期に完了していると思われます。すると近くのサシバの里あたりは管理人達の観察でも6月の終わりから7月の始めにかけて巣立ちを確認していますから、おそらくはこの辺りのサシバではないかと思っています。

サシバの里辺りではゴールデンウィーク辺りに田植えが始まります。これは東北地方や上信越地方より早いと思われます。そして春のワタリは3月末頃から4月に掛けてですから、他場所に比べれば繁殖の開始時期も早いと思われます。やはり田植えが始まり田んぼに水が張られないとカエルなどの繁殖も始まらないでしょうから、そのあたりの食物連鎖も関係してくるのでしょう。要するに全てのことが他の地方に比べて早く始まり早く終わる。

そしてこの時期が終わると上信越地方をメインとして繁殖したサシバ達の白樺ルートが始まり、次に東北地方をメインとして繁殖した個体の東海道ルートのワタリが始まる。

まあ、管理人の当て推量です。ただまあ、東日本の田植えの時期とサシバなどの繁殖の時期はかなりリンクしている可能性があるとの見方はそれほど的外れではないような気もしています。

ハチクマはハチクマでこれはまたサシバとはひと味違うワタリをしているようです。

サシバに比べると集団性があまりなく単独でも悪天候でも結構渡っていきます。そのうを膨らまして飛んで行く姿をよく見ますが、飛翔能力(速度や距離も含めて)はサシバより一段上であろうことは推測出来ます。

ちなにみこの後に出てきますが、新潟の山本山辺りでサシバとハチクマが合流するみたいな話を聞いたことがあります。

話を戻しますが、この水戸市森林公園で観察された個体達は次はどこに飛んで行くのか・・・実はこれが分かっていないのです。先に書きもしたが、8月中に観察しているところがないので過去のデータがありません。

残念ながら水戸市森林公園観察は前後の移動のルートが推測出来ないのです。しかし確実に数は少ないですが渡っていることは間違いありません。

最近の管理人の興味としては写真を撮ることよりこのワタリのルートを探索する方に傾いています。ルート探索と相俟ってその時期や成鳥と若の比率、またワタリの途中の生態なども興味の対象となっています。

これは実にやっかいな観察となります。昨年あたり機動観察と銘売って観察してみましたが、ともかく自由になる時間がなければ始まりません。さすがに年齢とともに休みをとることが容易にはなって来ましたが、この時期全休と言う訳にもいきません。

しかし、来年あたりは思い切って3週間くらいは全休にして機動観察に徹してみようかとも思っています。宿も事前に決めず天候と相談しながら機動観察をする・・・うーん、この時期ならではお楽しみになりそうな気もしますが、色々と大変なこともあるでしょうね。

さて、さて、そんなことを夢見つつ、雨に祟られたタカのワタリ第一弾は殆どタカを見るこは無しに終わった次第でありました。

タカのワタリ 2018 Part1・・・水戸市森林公園

基本、ブログは起こった事を書きます。つまり結論が分かって書いている場合が殆どです。「続く」とか書いてあっても続きの結論は分かっている場合が大半です。

なんでいきなりこんなことを書き出したかと言うと、今は既に9月が終わってしまっているからです。

当然これには訳があります。

まず、月の上旬(正確に日付は覚えていない)あたりにメインのPCの電源が入らなくなりました。正確に言うと電源のオンに度々失敗するようになりました。

電源スイッチを入れると「カチン」と音がして電源が入りません。ちなみに管理人のメインPCは自作のデスクトップです。

何らかの理由で保護回路が働いているような気配です。何時間か間隔を開けると起動する時もあります。

接続されているUSBやモニターケーブル類を外して起動すると起動する場合もあります。

色々と試してみたのですが、完全な再現性はないのです。まあ、順当に考えれば電源の不具合ですが、電源を入れ替えるのはかなりの大作業です。下手をすると新規で作るより面倒な場合もあります。

管理人のPCのケースはフロントパネルUSBハブを外しマザーボードを取り出さないと電源の交換は出来ません。正直言って面倒です。

サブのノートがあるので日常の作業は問題ないのですが、写真の保存と現像はメインPCのみで行っていたので撮ってきた写真の処理が滞りました。

つまりブログが上げられない状態にここ3週間以上なっていたのです。

まあ、ブログは仕事では無く趣味なので優先順位はあまり高くないのと、タカのワタリも始まりそちらに時間がとられるのと相俟ってメインPCは放置状態になりました。

くだくだと言い訳を書いていますが、まあ、それでも月末になりさすがに業を煮やして(実は悪天候が続いたためタカのワタリに行かなかったので)ようやく電源を交換してみしまた。

なんと言うことはない、以前にまして快適に動き出しました。電源もさほど高いモノでなく、BRONZE仕様のモノでしたが、Amazonのレビューが良かったので購入。

一応管理人もAmazonのアソシエイト(アフィリエイト)のIDを持っていますのでたまにはリンクを貼っておきます。買ったときは、7860円だったのに急に値上がっていますね。最近はPCのパーツ類が値上がり傾向にありますが、その影響でしょうか。

さて、前置きが随分と長くなりましたが、本題です。

大概管理人達のタカのワタリは水戸市森林公園から始まります。今回は9月1から9月2日にかけてです。ちなみに最初に行ったは平成25年(2013)9月7日となっていました。

結論から言いますと雨に祟られた・・・です。

遠くに枝止まりしているサシバのメスを見たのと、3羽ほどどんよりした空に上がって行ったサシバを確認したに留まりました。記録ではワタリとなっているようですが、まあ、管理人的には何とも言えない状況だったように思います。ちなみに、写真は撮れるような状況では無かったですね。

ちなみに唯一望遠で撮った写真は・・・

何ですかねぇ(苦笑

初日はこんな感じで終わり、泊まって2日目は・・・朝から雨。観察は中止。つまり何もせずに朝から帰ることになりました。機材を何も出さずに駐車場から直接帰ったのですから、撤収と言うよりは単なる帰宅ですね。

ある意味間抜けな話ではあります。

・・・続く

伊良湖岬と伊良湖ビューホテル・・・渡りの最終章 Part1

 どうでもいいことなんですが、伊良湖岬は「いらごみさき」と読み、伊良湖ビューホテルは「いらこびゅーほてる」と読むようです。地名としては「いらこ」ですから、岬になると何故か「いらご」になるようですが、渡るタカにしてみればそれこそどうでもいいことかもしれません。(笑

 さて、どうも管理人達が伊良湖岬に行くときは天気が悪いというジンクスが定着してしまったようです。

 伊良湖岬は今年で3年連続の遠征になるのですが、3回とも出立時は悪天候です。台風の時期ですから確率的にはやむ得ないところもあるでしょうが、日頃の行いの所為かもしれない・・・なんてことは全く思いません。要するにこんな天候が常につきまとう時期に渡りがあると言うことなんですね。考えてみればこんなリスクの高い時期に渡るというのは一体どういうことなんだと疑問が又沸いてきます。

 それでも浜松SAに着く頃は雨は上がりました。前々日、前日の予想では昼頃まで天気は回復しないようでしたが、回復は予報より少し早くなりそうな気配です。

 滝沢展望台のある風車ではありませんが、第2東名の浜松SAから見える景色です。風の通り道故に、このような構造物が作られたとして、それが原因で渡りのルートがねじ曲がったとすれば、渡りるタカにしてみれば迷惑な話です。この場所を回避するために無駄なエネルギーを使わざる得ないことになり、消耗が少しでも増えることは渡りのリスクを高めることになるような気がします。

 越冬地はここからまだ遙か先、海を渡って行くわけですから、なるべく地続きの場所は無駄な体力を使わず温存したいところでしょう。

 さて伊良湖岬の恋路ヶ浜に到着したのは8時45分頃でした。自宅を出たのが4時ですから、4時間45分の行程でした。天候も悪かったし道々休みながらだとこんなもんでしょうか。恋路ヶ浜の駐車場は満車にはほど遠い状態でした。天候の悪さが影響したのでしょう。天気は回復していました。

 本日はホテルではなくこちらで観察するつもりです。今日はホテルも見えますし視界は良好ですが、ホテルは明日からということにしました。

 さて、到着してから昼の間まではあまり飛びませんでした。雨が上がった直後ですから待機している個体も出てこないようです。なんとか写真に収めることが出来たのは13時過ぎになりました。

 ハチクマの若、オスでしょうか。こちらをのぞき込んでいます。

 もう少し飛びましたが写真的にはこんなもんでした。カウントはサシバ19、ハチクマ9とのことですからまあこんなもんでしょう。

 天気予報からすれば今日は1日駄目だと思っていたのですから、少しでも見られただけでもラッキーだと思います。そして当然、明日明後日を期待して16時頃ホテルに入りました。

 ホテルに入ると中々よさげな場所に停めることが出来ました。だったらここで2日間粘ろうかということになり、場所取りを忘れずにチェックインです。この辺りの事情はこちらをどうぞ。

・・・続く