平成21年4月19日
昨日は朝の7時頃から動いたので、今朝はもう少し早く出て4時45分頃に現場に到着。即スタンバイ。
待つこと30分程度でやや薄暗い空の中、かなり高い飛翔でとなりの池より忽然と現れました。
かなり飛翔速度が速くかつ高度が高くなっています。薄暗いのと相まって管理人の腕では撮影はかなりの困難を伴います。
冬羽の頃は水面をすれすれよく飛んでいましたが、まさに雲泥の差と言ったところですね。これくらい飛べなければ渡りは出来ないでしょうからこの程度の変わり様は当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、これほどの変化がアカガシラサギの特徴の一つなのかなと思いつつ、旅立ちも近いと感じた薄暮の夜明けでした。
この後8時30分近くなってらかカワセミが出ました。
ホバリングも披露してくれました。
肝心のアカガシラサギの方は朝方飛んだきり姿を見せなくなりました。こうなると次の動きまでかなり長い場合が多いので現場からはこれが最後かもしれないと後ろ髪を引かれつつ10時頃撤収しました。
平成21年4月18日
現場には朝の5時到着。
桜の時期も終わり新緑が目に眩しい季節になってきました。ついでに言うと冬はこの時間ですと真っ暗ですが、かなり明るくなっています。
さて待つこと約二時間。アカガシラサギは隣の池から飛んできました。やはりこちら側にはいなかったようです。それにしても飛翔の仕方が冬羽の頃とはずいぶん違います。あきらかに力強く、空高く飛んでいます。
羽を広げている写真は随分と撮りましたが、下からのアングルでここまで広げてちゃんと撮れたのは初めてですね。ネットでもこの手のものは殆ど見ませんから結構珍しいのかもしれません。そしてこの力強い飛翔が渡りが近い証拠なのかもしれません。
平成21年4月17日
昨晩、Kさんより「まだいますよ」との連絡あり。朝5時頃か現場に行く予定だとか。たまたま、管理人も平日なのですが休みで、その気になって出撃を決める。
5時少し過ぎに到着。Kさんはすでにスタンバイしていました。その後待つことしばし…
Kさんは仕事のため早々に撤収。管理人も新宿に買い物行く予定があるので同じく撤収。どうやらアカガシラサギは隣の池にいる模様。出てこないとなるとどうにもなりません。土日はともかく両日現場に朝からスタンバイする予定。
本日の撮り(鳥?)ものは無しでした。
平成21年4月12日
昨日はかなり低調だったので、本日はさらに朝早くに現地に到着しました。5時ちょと過ぎ位からスタンバイ開始しましたが…
どうも出てきません。昼近くまで粘りましたが、一旦撤収して食事に行きました。午後からは、隣の池に場所を変えてスタンバイしましたが、こちらも出現せず。夏羽にかなり変わってきていますので、渡ってしまったかもしれないという思いがよぎりました。まあ、それならそれで結構なことだとは思いますが。
そんな訳でアカガシラのかわりにアオサギが佇んでいました。アオサギも中々動きませんから、大体サギというのはあまり頻繁に動く鳥ではないのでしょうね。アオサギもいつぞやは5時間くらい同じ場所でじっとしているのを観察したことがあるくらいですから。
アカガシラサギというのは夏羽は渡りの途中での観察例が圧倒的に多いようです。それで冬羽というのは飛翔よりも越冬するための保温が目的だと思うのです。ですから、長躯を飛翔する渡りににはあまり適しているとは思えません。当然そうすると夏羽で渡りをするということになれば、夏羽の目撃例が多くなるわけです。つまり、冬羽で渡りをしないと仮定すれば、夏羽で渡ってきたものが何らかの理由で留まり、冬羽に換羽することによってのみ冬羽のアカガシラサギを見ることができると言う推論が導きだされます。
まあ、これは管理人の一方的な思い込みみたいなものですから真偽の程はなんともいえませんが、以上の理由から冬羽の観察例が希少であるということになるのではないかと勝手に思っている次第です。ましてや冬羽の飛翔シーンなどはさらに希少であるということになると思います。
そんなことを思うと、今回のアカガシラサギはかなり貴重なシーンを管理人初め、かなり多くの人たちに提供したことになると思います。ですから、無事に繁殖のために渡っていってくれたのなら、それはそれで良かったと思います。まあ、本当にいなくなったのかどうかは未だ解りませんが。