平成21年4月12日

本日の天気 晴れ 最高気温 20.3℃ 最低気温 12.9℃

 昨日はかなり低調だったので、本日はさらに朝早くに現地に到着しました。5時ちょと過ぎ位からスタンバイ開始しましたが…

 どうも出てきません。昼近くまで粘りましたが、一旦撤収して食事に行きました。午後からは、隣の池に場所を変えてスタンバイしましたが、こちらも出現せず。夏羽にかなり変わってきていますので、渡ってしまったかもしれないという思いがよぎりました。まあ、それならそれで結構なことだとは思いますが。

2009-04-12_142540_img_1897.JPG

 そんな訳でアカガシラのかわりにアオサギが佇んでいました。アオサギも中々動きませんから、大体サギというのはあまり頻繁に動く鳥ではないのでしょうね。アオサギもいつぞやは5時間くらい同じ場所でじっとしているのを観察したことがあるくらいですから。

 アカガシラサギというのは夏羽は渡りの途中での観察例が圧倒的に多いようです。それで冬羽というのは飛翔よりも越冬するための保温が目的だと思うのです。ですから、長躯を飛翔する渡りににはあまり適しているとは思えません。当然そうすると夏羽で渡りをするということになれば、夏羽の目撃例が多くなるわけです。つまり、冬羽で渡りをしないと仮定すれば、夏羽で渡ってきたものが何らかの理由で留まり、冬羽に換羽することによってのみ冬羽のアカガシラサギを見ることができると言う推論が導きだされます。

 まあ、これは管理人の一方的な思い込みみたいなものですから真偽の程はなんともいえませんが、以上の理由から冬羽の観察例が希少であるということになるのではないかと勝手に思っている次第です。ましてや冬羽の飛翔シーンなどはさらに希少であるということになると思います。

 そんなことを思うと、今回のアカガシラサギはかなり貴重なシーンを管理人初め、かなり多くの人たちに提供したことになると思います。ですから、無事に繁殖のために渡っていってくれたのなら、それはそれで良かったと思います。まあ、本当にいなくなったのかどうかは未だ解りませんが。

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