サンコウチョウの森 2014 Part3

森の中でここ以外に巣作りをしている場所もあるようですが、管理人は他の巣を確認していません。観察・撮影となるとロケーションの問題もあるので、全ての巣が適しているかと言えばそうでもないのですが、今回の場所は比較的適しているように思います。そうなると来訪者も増えるでしょうからどちらかというとそちらの方が若干気になります。

さて、写真の方ですが、こちらは遠いので中々手強いですね。400ミリでキャノンの7Dですから、換算640ミリ相当になるのですが、まあ、はっきり言って足りません。森の中は暗いし、ここらはレンズの性能の差が出やすいでしょう。勿論腕の差もですが(苦笑

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巣は相当に高い場所にあるので観察・撮影は首が痛くなります。先にも書きましたがこの時期はあまり下に降りてくることはないようなので、少ないチャンスをなんとかモノにすると言った感じになります。

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最初のうちはとりあえず撮れれば良しと思うのですが、だんだん欲が出てきて、飛び出しが撮りたいとか、もっといい違うシーンで撮りたいとか思うようになってきます。まあ、簡単に撮れたらこんなに夢中にはならないでしょうから、痛し痒しと言ったところでしょうか(笑

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それにしても長い尾はやはり優雅に見えます。現金なもので特にカメラマン達は雌にはあまり関心がありません。まあ、これは野鳥全般にいえることですが。
ですが、雌の写真もいいもんです。たとえばこんなのはどうでしょうか。

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巣材の蜘蛛の糸を口に咥えている雌ですが、先の雄のいた巣とは大分離れたところで撮りました。おそらくは違う巣を作っている最中かと思われます。むしろこちらの写真を撮る方がよほど根気が必要でした。巣周りはチャンスが多いですが、撮れる写真も今の時期はかなり限定的にならざる得ません。まあ、営巣の観察もしつつ、多少は移動してシャッターチャンスを狙うなんてのもこのサンコウチョウの森の楽しみ方のひとつではないかと思っています。

サンコウチョウの森 2014 Part2

巣作りの進行具合を観察しに今週末もサンコウチョウの森に出張りました。朝はSRCや福山レールエクスプレスを戸塚あたりで撮ってからですから、今週末は相当な早起きをしたことになりました。戸塚の方はビデオがメインでした。

さて、戸塚で一仕事終えてサンコウチョウの森に向かいましたが、かなりの人出を予想した割りにはぼちぼちだったかなの印象です。土曜日はビデオをメインに、日曜日は写真をメインにしました。巣周りのビデオや写真が多くなりましたが、まあ、それは仕方ないでしょうね。未だ巣作りは続いているようですが、巣材を集めるのに下の方に降りてくることは殆どありません。雛が孵ってから餌集めに奔走するようになるまではしばらくはこんな感じが続くのかなと思います。

サンコウチョウの森 2014 Part1

今年もサンコウチョウの森のシーズンがきました。ここ数年はこれが初夏の最大の楽しみになっています。今年は果たしてサンコウチョウに会えるのか、期待が膨らみます。

そんな訳でとりあえず日曜日(18日)に近隣のロケハンを含めサンコウチョウの森のあたりを一回りしてきました。機材は一応一眼と小さいビデオは持って行ったのですが、歩き回るのでそれも置いて、双眼鏡だけの軽装備となりました。まあ、機材を持ち歩くとあまり歩けなくなるのでそれはそれで正解だったと思うのですが、せめて小さいビデオくらいは持ち歩くべきだったかなと若干の後悔もありました。

日曜日の午前中、巣作りは始まっていました。まだ巣は小さく、頻繁にサンコウチョウが巣材を持って来ます。どうやら土曜日(17日)あたりから始まったようです。そしてたまたま平日休みだったので出張ってきました。

さて、現地に到着して、朝が早いせいか、サンコウチョウはまだ動いていませんでした。サンコウチョウが動いていないので巣を確認するのは厄介だなと思いつつ、日曜日の記憶をたどりながら巣を探しましたが、どうも見つかりません。目印にしていた木を勘違いしたらしく、後から来たベテランさんに教えてもらいました。

さて、巣を確認し、程なくしてサンコウチョウが巣作りを開始しました。思いの外巣作りが進んでいて、寄りつき度合いが昨日あたりに比べると悪いとのこと。巣作りを初めて三四日あたりがひとつの目安になるようですね。

さて、今年の雄は尾羽が長いですね。ここ何年かは管理人は短い尾羽の個体をよく見かけたのですが、なんとなく今年はちょっと嬉しいかもしれません。まあ、短くても長くても繁殖してくれるのが何よりなんですが。

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巣作りに勤しむ雄

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抱卵なのか一休みしているだけなのか、はたまた産卵中なのか分かりません。

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雄雌のツーショット。ちょっと珍しいかも。

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写真を撮るにはかなり距離があり結構つらいところです。ただ、比較的見通しの良い場所に巣があるのでそれは助かるのですが、外敵に対して少し弱いのではないかと心配してしまいます。

いずれしにても当分は目が離せないですね。

2013 サンコウチョウの森 夏

ここのところ更新はしていなし、写真もあまり上げてないし、ましてやビデオの編集なんて時間がかかるから、最近はトンとご無沙汰していましたが、連日の猛暑の中、人並みに連休になりましたので、久しぶりにやってみました。まあ、先日、サンコウチョウの森に行ったときのビデオですから、いずれは編集しようと思っていたのですが、いつになるやらと懸念をしておりましたが、案外早く(?)出来ました。

雛が巣立った後の映像は撮れていなかったのでなんとか撮れたという感じです。まあ、撮影にはチト苦労しましたが。もっともサンコウチョウの撮影自体が色々と厄介ではありますので、いちいちそれを言っていたら始まりませんが。

そんな訳で今年はなんとか一本は作れたということで久しぶりのビデオのアップとなりました。

サンコウチョウの森 繁殖の季節

 忙しかった6月も終わり近くになって今シーズン初めてサンコウチョウの森に行ってきました。ここのところ雨が降っていてようやくの好天日。期待はしていたのですが・・・

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まさに子育ての真っ最中。ひっきりなしに森の中を飛び回るサンコウチョウとその鳴き声を堪能できました。

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何ゆえに堪能できたかと言えば、ともかく近くに寄ってくれました。ですから今回撮った写真は全てノートリミング。管理人はレンズはEF400 F5.6、カメラはCANON 7Dなので換算640ミリですから、大砲軍団に比べたら焦点距離は短いのですが、それでも十分でした。それどころか近くに寄りすぎることもあり、逆に大砲軍団は最短撮影距離の限界から沈黙せざる得ない局面もありました。もっとも遠くの雛への餌やりなどはとても400ミリでは届かない局面もありましたが。

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尾が擦り切れてしまったのか、見た目の優雅さは今一ですが、それでも頻繁に観察者たちの周りを飛び回ります。

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それにしても近くに寄ってきます。まあ、好き好んで観察者や撮影者に近寄ってくるのでないでしょうが、まさに子育てのこの季節だけのことでしょう。

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それとよく囀ってくれます。いい声ですね。姿が見えなくてもこの声が聞きたくて毎年サンコウチョウの森に出かけているようなものなんですが。

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最後はノートリミングでのドアップです。尾が少し切れてますが、いかに近くに寄ってくれたかがわかって頂けるしょう。

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管理人のように腕がしょぼくても、機材が少し貧弱でも、これだけ回って近くに寄ってくれれば一度や二度のシャッターチャンスは誰でもものに出来るでしょう。大勢の人がきてますので、譲り合いながら楽しく観察、撮影をしたいですね。