展示されている戦闘機は日の丸が入っていますから、当然日本の航空自衛隊のものですね。管理人の記憶が定かではないのですが、横田基地の一部日本の自衛隊による運用が始まったのはそれほど昔の話ではなかったような気がしますが。ちょっと失念しました。
それに比べて大型機はアメリカ軍のものですね。


そういえばオスプレイの周りに見学者が沢山いたのですが、その中の誰かが、機体の下あたりにある蓋のようなものを開け中にある何かに触ってガチャガチャ音を立てたら米兵さんがすっ飛んできて結構本気で怒っていました。まあ、いたずらするにしてもいい大人のようでしたから、みっともないですが、友好祭といえども何でも許される訳ではないのですね。当たり前の話だけど。
そんなこんなしているうちにいよいよ落下傘降下のデモンストレーションです。これを目当てに来ている人もかなりいるようで、管理人の周りもカメラを持った人たちが大勢いました。中には無線を聴いている人もいます。
降下用の飛行機が二機飛び立ちました。

表情までは分かりませんがパイロットがこちらを見ています。

基地の周りを旋回して高度を上げてからいよいよスタート。
写真の通り、機体の後方の下から滑るようにして空中に出ます。



降下は連続的で素早く終了しました。まあ、あっけないと言えばそうなんですが、実戦ではもたもたしていたら敵の餌食になるわけですから、当然なんでしょうね。

戦闘機のデモンストレーション飛行などはありませんでしたから、戦闘機の撮影派にとっては物足りないかもしれませんが、目前で落下傘の降下もめったに見れないのでこれはこれで面白かった思います。
まあ、日々の訓練は怠りなくと言ったところで、その成果が実戦で発揮されない状態が望ましいのでしょう。ただ、現状では、丸腰国家が平和国家だなんてことはあり得ないと言うことでしょう。そして日本の平和のかなりの部分をアメリカに依存している現実がこの横田基地友好祭の開催につながっている訳ですから、それを思うと複雑な心境にはなります。
中にいる米兵さんはフレンドリーで笑顔が絶えません。しかし考えてみれば祖国を離れ異国の基地で日々過ごすことは決して楽なことではないはずです。そして現場にいる人たちは元は私たちと同じ庶民が大半であるはずです。そんな異国の兵隊さんたちと接する機会は普段は皆無です。それがこのようにしてほんの少しですが身近に接する機会があれば、国同士のややこし関係はつかの間置いといて同じ人間同士、わかり合える部分もあるかもしれないと感じたとすれば、先の複雑な心境もありますが、基地祭の開催の意義や意味もあるのかなと感じた次第でありました。
まあ、最後はあまり難しいことは考えず、基地内のアメリカンな雰囲気を楽しむことも基地祭の面白いところですね。