Part3の写真を整理する前にとりあえずビデオを作ってしまいました。
春からサシバを見ていた管理人達としては秋に彼らを見送る心境を聞かれれば
「来年また帰って来いよ」
としか言いようがありません。厳しい自然界の現実は彼らに過酷なことを要求しますが、それを承知してもそう思わざる得ません。
その思いが少しでも伝わればと・・・拙い編集をしてみました。
ある管理人の生息領域の撮って出し
Part3の写真を整理する前にとりあえずビデオを作ってしまいました。
春からサシバを見ていた管理人達としては秋に彼らを見送る心境を聞かれれば
「来年また帰って来いよ」
としか言いようがありません。厳しい自然界の現実は彼らに過酷なことを要求しますが、それを承知してもそう思わざる得ません。
その思いが少しでも伝わればと・・・拙い編集をしてみました。
最終日です。昨日は雨の乗鞍、畳平まで行って来ました。そして本日は管理人達が訪れたなかで一番良い天気に恵まれました。いやぁ、これで一昨日を超えることがあったら出来すぎだなんて思っていたのですが・・・
結論から先に書きますとサシバは169、ハチクマは64。出の渋さは先の15日からの遠征といい勝負と言った感じです。ですが、晴天に恵まれましたので、数少ないシャッターチャンスをモノにした方もいたと思います。管理人達は昼で撤収しましたが、その頃にはかなり近くを飛んで行くハチクマの個体もありましたので、写真的には良かった人もいるはずです。
管理人はと言うと・・・一昨日の余韻も昨日の乗鞍行きで少し薄れた感じですが、何処か気が抜けた感じです。まあ、疲れたと言った方が正解かもしれません(笑
そんな中、ちょっとしたお土産が撮れました。
ハリオアマツバメです。今回の遠征で何回か集団で渡って行ったと思いますが、わっと来てわっと去って行く。そんな感じで中々シャッターを切る間を与えてくれませんでしたが、今回は単独ですが、なんとか撮ることが出来ました。
中々目の入ったものが撮れませんが、辛うじて入った物がありました。
本当に辛うじて入った程度ですが、管理人の腕からすればこれはこれで大健闘だと思います。天候も良く青空が背景になって陽が差してくれたのも幸いしたようです。管理人の腕ではこれ以上距離が近いと無理だと思いますが、懲りずに挑戦してみたいですね。
あとワタリの最中のエゾビタキにも逢いました。
サシバやハチクマ写真はもういいかなと思いながら、近くに来るとシャッターを切ってしまいました。
サシバの成鳥、メスですね。まあ、まあ、近いですか。それに青空バックで羽の色がそこそこ綺麗に出ているようです。
そしてツミも渡って行きます。成鳥のメスでしょうか。
そして管理人達の白樺峠のタカのワタリはこれにしめてもらいましょう。ハチクマ、幼鳥、オスです。
今回の白樺峠は合計で五泊七日の行程になりました。そのうち雨で二日はつぶれましたから、五回峠に登ったことになります。その五日間のワタリの合計はサシバが4492、ハチクマが1112となりました。勿論全てのタカと遭遇した訳ではなくおそらく三分の一程度しか見送ってないと思いますが、その中のどれほどのタカと来年遭遇できるかを楽しみにして白樺峠を後にしました。
昨日の大量のワタリの余韻が残る翌日、雨です。最近の天気予報は当たりますから、覚悟はしていたのですが、不順な天気の連続です。ワタリは白樺峠だけが晴れていればいいと言うわけにもいかず、ここに来る以前の場所も晴れていないと結局はワタリの数は出ません。勿論新潟あたりも雨です。まあ、無駄な抵抗は止めですね。
そんなわけで管理人達は畳平に行ったことがなかったのでついでと言ってはなんですが行ってみることにしました。こんな経験をされたワタリのウォッチャーも結構いるのではないかと思いましたら、現地で相当数のワタリ目当ての人達と遭遇しました。
狙いはライチョウ、カヤクグリ、イワヒバリ、ホシガラスなどです。そういえば白樺峠でもイヌワシやクマタカが出ることがあるそうですが、どうやら乗鞍に生息しているようですね。まあ、逢えるとは思っていませんが、宝くじも買わなければ当たりませんので、その位の気持ちで行きました。
乗鞍観光センターを7時に出発。約50分ほどで畳平に到着。とりあえずお花畑周回コースへ。
ご覧の通り靄が係っています。ついでに雨も降ったり降らなかったり。雨具着用です。案内所のおねえさんによるとこんな天気の方がライチョウの出現率は高いとか。まあ、ライチョウの名前の由来からしてそうですから、少しは期待します。
周回しているとカヤクグリ発見。遠いです。がとりあえず一枚。
さらに進むとイワヒバリが。文字通り岩にいるイワヒバリ。靄がかなりかかっていてはっきりとはしませんが、なんとかこれも一枚。
実はこの前に木道に止まっていたのを一枚撮っていました。これが後から見たら一番鮮明でした。これはノートリですから、かなり近かったですね。
周回コースを回っているとライチョウの声は微かですが聞こえました。しかし視界も悪く、どうにも遭遇できません。諦めて教えてもらったコースを回って見ました。鶴ヶ池から大黒岳にかけて歩いてみました。
大黒岳の山頂では先ほど書いた、白樺峠組と出逢いました。何人かお顔を見た人もいたりで、まあ、人間、似たようなことを考えるものだと思いました。(笑
さて、大黒岳を下りて下の道路を歩いて畳平まで戻りましたが、残念ながらライチョウには逢えませんでした。ちなみに先に大黒岳にいた白樺峠組はライチョウと遭遇したそうでしっかり写真も撮っていました。山頂では少し粘ってはみたのですがまあ次回ということです。
山頂で出逢った人達はイワヒバリを撮っていないということで、それならこちらは朝お花畑で撮りましたよと伝えて撮った写真も見せたら、今度はそちらに行くとのことでした。そして管理人達は再びお花畑に戻ってみたら先ほどの人達と再度遭遇。どうでしたかと聞いたら「撮れませんでした」とのこと。
うーん。中々乗鞍は厳しい。こちらはライチョウ撮れず、あちらはイワヒバリ撮れず。まあ、もう一度来いよとの謎かけみたいなもんですねとお互い笑い飛ばしましたが、自然相手は思い通りにいかないとここでも思い知らされました。
追記:
白樺峠を越えたタカは乗鞍の方に向かいます。白樺峠でとんでもなく高いところを飛んで行ったタカもここではかなり地表に近いところを飛ぶのかもしれません。白樺峠と大黒岳あたりの標高差は約1000メートル程ありますから、そんな気がします。まあ、ここまで来るのは結構手間とコストがかかりますから、連日と言うわけにはいきませんが、天気のよいワタリのシーズン中に一度くらいはこちらに来て観察・撮影を試みても面白いかなと思いました。
そのついでと言ってなんですが、今年逢えなかったライチョウや宝くじ並みかもしれませんが、クマタカやイヌワシに遭遇できるかもしれないので、ぜひ一度はチャレンジしてみたいですね。
昼を過ぎてもあまり勢いは衰えません。しかし考えてみればこれはこれでリスクの大きなことだと思いました。特にサシバです。ハチクマは前回の時もそれなりに飛んで行きました。前にも書きましたが、集団性とか色々な理由があると思いますが、あまり大きな集団になると滞留するための捕食が困難になるのは明白です。要するに餌が無い。特に一日に何千なんと数が飛ぶと言うことは、どこかに大きな塊が存在したということだと思います。悪天候により足止めを余儀なくされていたということでしょうか。
ハチクマは幼鳥と思える個体をかなり見ます。このタカ見の広場で観察しているとサシバとハチクマのカウント数が実際のワタリ数より近接しているように思います。それだけサシバの方が広範囲にまとまって渡っているということなのかもしれません。つまりタカ見の広場にいる観察者・撮影者の目に触れた実感との違いはその集団を見ているか見ていないかの違いではないかと思うのですが。
いまつらつら撮った写真を見ているとそんな感じがします。単独で撮っている比率は実際に渡っている比率と随分違う気がします。今日はサシバのタカ柱が比較的近くにそれなりに上がりましたからそれを加味すれば実感と実数との乖離はそれでも少ない方だと思いますが。
サシバがあまり近くに寄ってこないのもあるかもしれませんね。特に幼鳥はあまりみかけませんし。
それとポツリポツリとノスリが混じっています。これはワタリの移り変わりを示しているのでしょうか。
それにしてもハチクマはよく近づいてくる感じです。これはこれで飽きないですが。
いゃ、それにしても撮り疲れて来ました。まあ、人間の勝手な都合ですが、もう少し平均化してくれた方がいつ来てもそれなりに楽しめるのにと思います。少しは他の日に取っておいてくれればなぁ・・・なんてね。
ハチクマがよく来ると書きましたが、今日に限ってはそうでもないですね。サシバが近くなって来ました。
いいなぁ、これは。青空が背景で。去年の里山でも正面からは中々撮れなかったですね。ここらあたりが白樺峠の醍醐味の一つかもしれませんね。
日差しの加減で影が出でしまいますが、まあ、それは贅沢ということでしょうか。オオタカほどの勇猛さはありませんが、猛禽の眼差しはいいもんですね。
ハチクマも負けていません。ガンガンと飛んで行きます。
そのうを膨らました綺麗な羽のハチクマ幼鳥。これは綺麗ですね。これから大陸へ渡って行くのでしょうけど、なんか立派な成鳥になって帰って来て欲しいです。
思わず「元気で帰ってこいよ」と声をかけてしまいました。ああ、これでワタリの季節も終わりに近づいているんだなと感じると寂しくもなりますが、来年又逢えると信じています。そんな後ろ姿を見送りながら撤収しました。
追伸:
本日のワタリの数は、サシバ 3986 ハチクマ 648だそうです。この日これだけ飛んでも、累計は例年の半分程度の数しか渡ってません。ルートの迂回が行われた可能性もあるでしょうが、実際のところは分かりません。極端に個体数が減っているとは考えづらいですが、後は九州のワタリ数が出るの待ちでしょうか。
そろそろ昼時ですが、切れ目はあまりありません。この頃になるとどうやら皆さんあまり遠い個体は狙わなくなっているようです。飛ぶかどうか分からない朝方はかなり遠くてもシャッターを切っていた人達もかなり撮れてきているので証拠写真の必要がなくなっているからです。ゴミ箱行きの写真を増やしても後の手間が大変なのは皆さん承知しているのでしょう。
正面から飛来するものも結構います。数が出ればこんな気まぐれを起こす個体もそれなりに増えてくるということでしょう。
そして何より嬉しいのは本日は青空バックでありながらそこそこ近いところも飛んでくれることです。
中にはこちらに興味を示して、のぞき込んで飛んで行く個体もあります。
白樺峠のタカ見の広場に行かれた方はご存じでしょうが、土日祭日の好天ともなると三百人から五百人以上の人が集まります。中にはカラフルな装いの人もいるし、なにより大砲のようなレンズがずらっと並びます。眼下にこのような集団が大挙していたらタカがわざわざ寄ってくるとも思えます。むしろ避けるのではないでしょうか。
それでも風向きの所為やら、このような集団を気にしないか、それとも逆に興味を持つ個体がこのように数がでれば混じってくると言うことなのかもしれません。幼鳥など、特にハチクマなどは怖さを知らないか、好奇心が旺盛なのか比較的近寄ってくることがあるように思いますが、成鳥でもこんな時には結構いるもんですね。
以上の連続4枚の写真を見ると、明らかにこちらに関心を寄せて視線をこちらに向けています。ほどなく興味のないものだと分かったのか顔の向きを戻して飛んで行ってしまいました。現場で写真を撮っているときはこのような動きはさすがに分かりませんが、後でよく見ると中々興味深いものです。これが写真の面白いところでもあるのでしょう。