三番瀬 ウミネコと猫

久々の三番瀬。まず、のっけからやられました。それはバスの時刻です。二俣新町駅に張り出してあるバスの時刻表を確認してから、駅前のコンビニで買い物をしてバス停へ。信号待ちで反対側の道路で待っているところへ、何故かバスが。「あれ、へんだな」と思い、そのバスが出た後、僅か一分後にバス停へ。

バスの時刻表を確認すると・・・なんとバスの時刻が変更されていました。

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コンビニでのんびり買い物しなければ間に合ったのですが、後の祭り。次のバスは50分後です。確かにもともとバスの便は多くなったのですが、随分と減ったようです。幸い土曜日だったので、タクシーで出勤している人達がいくらかいて、帰り車に反対車線から大きく手を振って呼んでみました。なんとか、2台目のタクシーの運転手さんが気が付いてくれて、ユーターン。なんとかたどり着くことが出来ました。

悪いときに悪いことが重なるのですね。潮の状態が最悪でした。小潮の満潮。これでは餌が海の中です。潮の状態を当然事前に調べてはおいたのですが、これほどとは思いませんでした。もっとも、管理人も長靴を履いていない程度の覚悟でしたから、まあ、当然の報いなんでしょうけど。

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スコープで見渡しても殆ど鳥がいません。いるのはポツンと佇むウミネコと傘(?)。

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まあ、置き忘れたにしても、何でこんなところにとちょっと不思議な感じです。

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それにしてもネタがない。はるか遠くにミサゴが見えたのですが、遠すぎで何だかなぁという感じ。こちらに飛んできて魚でも捕ってくれれば最高だったんですが。いつのまにか居なくなりました。

そんな暇をもてあましている管理人に何故か猫が寄ってきました。

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後ろボケが中々綺麗だ、なんと感心している場合ではないのですが、綺麗な状態からして最近ここらあたりで捨てられたのかなと思いました。ちょっと気が立ってはいるようですが、それなりに人なれしています。

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うーん、撮れたのはウミネコと猫(と傘)。洒落にもなりません。

暫く待っていましたが、潮があまり引きません。潮が引くのを待っている人が結構いましたが、鳥は遠くの杭に止まっていたり、立ち入り禁止の堤防の先の先にいたりで、とてもじゃないですが、写真にはなりません。実はこの日はビデオも持っていたのですが、殆ど活躍せずです。

震災以後一年半がたちましたが、いまだに完全復旧はしていません。どうやら、訪れる人の数も随分と減ったようです。震災以後、野鳥については撮りモノが少なくなっているんでしょうか。なんともさびしい気分での撤収と相成りました。

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(9月22日撮影)

葛西臨海公園で鳥鉄の巻

 葛西臨海公園駅は撮り鉄にも中々人気のある場所のようです。知っている人は知っているでしょうが、葛西臨海公園駅は舞浜駅の隣です。舞浜駅といえばご存知東京ディズニーランドがありますが、そのディズニーランドに特別な貸切列車が到着するのを知っている人はあまりいないでしょう。今回はそんな特別な貸し切り列車を撮りに行って見ました。

わくわくドリーム号で行く 東京ディズニーリゾート®への旅

なかなかいいお値段ですが、それでも結構な利用客がいるようです。

さて、舞浜駅到着。7時56分です。回送とありますが、この時点ではお客さんを乗っけています。車両は485。車両の所属は新潟です。

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表示板は回送。京葉線の舞浜駅のホームでは極めて珍しい光景でしょう。

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実はこの列車、東京駅まで回送してそこで向きを変えるのです。

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そして、再び武蔵野線を経由して大宮までの回送になります。つまり再度、葛西臨海公園駅を通過するのです。

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葛西臨海公園駅では数人の撮り鉄がいました。何かの拍子にここで電車を撮ったことはありますが、特定の列車を狙って撮ったのは初めてです。京葉線は塩見を過ぎれば殆どが高架ですから、回りが開けていますので、編成を撮るには向いているようです。確かに横浜、鶴見あたりで撮ったものに較べるとえらいすっきりした感じです。

そなん訳で葛西臨海公園駅に来たわけですから、このまま帰る管理人ではありません。列車の撮影が終れば、いつもの456にレンズを替えて、野鳥園へ鳥撮りに出発です。

さて、その成果ですがアカアシシギなんかも入っているなんて情報もありましたので、期待していたのですが、列車の撮影のように予定通りには行きません。まあ、自然物相手の撮影はこんなもんですね。

これといったものはいませんでしたが、ここではめずらしくトウネンが入っていました。

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アカアシシギは残念ながらいませんでした。朝はいたようなのですが。ソリハシシギを遠くから見たときは、もしやと期待はしたのですが。

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あとは、いつものアオアシシギ、セイタカシギ、コチドリたちですね。冬鳥はまだ入っていないようです。

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休みの日の京葉線はよく利用します。貸しきり臨時列車などは土日祭日に運行される場合が多いでしょうから、ちょっと朝の時間を使えば、今回のような鳥鉄が楽しめる感じですね。季節が良くなって行くこれからに期待したいところです。

葛西臨海公園・・・繁殖の夏 Part2

 先日の台風四号はこの時期にしては珍しく関東圏を直撃しまた。その後が気になり葛西臨海公園に出張ったのは先週の二十三日。この日はビデオしかもって行かなかったので写真は撮らずでしたが、生き残りの雛を三羽確認出来ました。親鳥達も数は少し減ったような感じでしたが、何箇所かでは抱卵をしているようでとりあえず一安心。

そして本日はビデオと一眼を両方持って出張りました。話が横道にそれますが、これらの機材を椅子代わりのアルミケースに入れるととっても重いのです。正直言って担いで歩き回る重量ではありません。それに三脚が加わり、さらに飲料水やよ食料やらと、重量は嵩むばかり。まあ、考えようによってはいいトレーニングではありますが、夏の暑い時期の移動はかなりシンドイですね(苦笑

さい、そんな愚痴は置いて、あれから雛達はどれくらい育ったかが楽しみです。まずは現地に到着すると数は先週と変わらない感じか、少し増えたのか、親鳥達が所々で抱卵をしていました。

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そして雛達はすぐに確認出来ました。なんとか今週も無事に育っているようです。

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先週は三羽確認できたですが、どうやら生き残ったのは四羽いました。そう言えば、六月十七日に来た時は四羽いたのです。どうやらその時にいた連中がなんとかあの台風にもめげず生き残ったのでしょう。何とも頼もしい連中です。

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(上空が気になる年頃になったようです。)

観察していると親鳥の餌遣の頻度は随分と少なくなっているような感じです。そろそろ自前でなんとかしろとのことなんでしょうか。ビデオでは撮れましたが、僅かですが飛翔もしていますから、自前で餌取りが出来る日もすぐでしょう。

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そう言えば観察中カラスが寄ってきました。この辺りは比較的カラスは来ないのですが、コアジサシが猛烈にモビングをしかけてあっと言う間に追い払いました。いや、すごい迫力でしたね。

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そうやって守られている雛達も最初に見た頃は親鳥の腹の下に潜り込んでいたのに随分と成長したなと思います。旅立ちの日も近いでしょう。

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親鳥たちも台風にめげずにまだまだ繁殖を続けています。去年は八月の中旬くらいまで雛が孵っていましたから、コアジサシの繁殖の夏はまだ当分終らないのでしょう。

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葛西臨海公園・・・繁殖の夏

 葛西臨海公園は現在、コアジサシの繁殖地になっています。そしていよいよ昨年に続き雛が孵りました。そなん訳で最近は野暮用で鳥見も殆ど出来ない管理人が、なんとか時間を工面して初夏の葛西臨海公園に出張ることと相成りました。

西渚は開場が9時からなのでゆっくりと出かけることになりました。ゆっくりしすぎたためか、現地に到着したらすでに11時になってしまいました。

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場所は迷うようなところではないのですが、駅からは結構歩きます。しかも現場は日陰が皆無です。本日は曇天模様の空の下、日が照ってるよりはいくらかは楽でしたが、暑さ対策は必須ですね。

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現場はコアジサシがやたらと飛んでいます。昨年より随分と増えた感じです。昨年ここで孵化したコアジサシも戻ってきて繁殖に加わっているとしたら、ボランティアの人たちの努力もかなり報われたと言う事でしょうか。コアジサシ自体は海浜回りをしているバーダーなら特に珍しいということもないのでしょうが、それでも絶滅危惧Ⅱ類だとか。あまりうれしくない話ではありますね。そんな訳で昨年、22年ぶりに葛西臨海公園で繁殖が確認されて、今年も続いての繁殖の朗報です。

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しかし考えてみれば、人為的な繁殖地を用意しなければならないと言うのも如何なものなのかと思います。22年ぶりの繁殖と言うのは、かつてはこの地で自然繁殖していたのかどうかを調べてみたいですね。もしこの地で自然繁殖をしていなのなら場所の適性があったのかもしれません。そしてなんらかの理由で繁殖しなくなったと言う事なのですから、その辺りの問題がクリアされなければこの繁殖は続かないようにも思えます。

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それにしても雛と言うのはなんとも可愛いものですね。歳を食ってくると、生きとし生けるものが妙に愛しくなってくるものですが、生まれたての生命と言うのは、理屈を超えた愛しさを持ち合わせているようですね。

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さて来週はビデオを持ち込んでみたいと思っています。来週はおそらく出産ラッシュになっていると思われますので、多くの雛があちこちで見られると思います。囲われた中での繁殖ではありますが、これでも無いよりははるかにましと思わなければならないご時勢ですが、まあ、致し方なしと言ったところでしょうか。

おまけと言ってなんですが、最後にカルガモもしっかりと繁殖しているようです。

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サンコウチョウの森

 今年もサンコウチョウの森の季節がやってきました。福島が荒天になったので、前倒しで帰還したため、少し早いけど行って見ようと言う事になりました。

結論から書きますと、声はすれども姿は見えずでした。囀りは何回か聴きましたので、居る事は間違いないです。また、オス、メスとも確認したという人とも会いました。なんとか繁殖への期待は持てそうですね。昨年は営巣を確認したけれども、早々に巣が落ちてしまうアクシデントに見舞われました。その後、営巣の確認は出来なかったので、少なくても人の目に触れるところでの繁殖は無かったように思います。

人が立ち入れない場所もかなりありますので、繁殖の可能性はゼロではないとは思います。サンコウチョウにしてみれば人の目に触れない方が望ましいのかもしれませんが、営巣の邪魔をしない程度でいいですから、確認できればいいですね。

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写真は全く撮れませんでした。囀りを聴いたのも朝の比較的早いうちでした。その後、昼にかけては、殆ど声が聞こえませんでした。センダイムシクイは結構騒がしかったですが、キビタキやオオルリの囀りは聞こえませんでした。

この時期ですから、森に入っていないことも考えられましたが、存在が確認出来ただけでも、収穫だったように思います。

以下は昨年、一昨年、撮ったものです。ご参考までに。

サンコウチョウ2011

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サンコウチョウ 2010 子育て編 Part4