カモかも? PART2

 先週皇居にミコアイサを撮りに行きましたが、その時にヨシガモがいますよと教えてくれた顔見知りがいました。桜田門の方まで歩かなければならないので、時間の関係もあり、それでは来週も皇居へ行こうということになりました。そんな訳で二週続けての皇居です。

 ヨシガモは桜田門あたりのお堀にいました。すぐ見つかります。

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 アップで。この頭の緑が中々綺麗に出ませんね。

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 余談ですが、管理人ご愛用の

 カモハンドブック 叶内拓哉 著 文一総合出版

 の表紙がヨシガモでした。表紙にヨシガモというのは著者のこだわりなんでしょうか。

 その他はおなじみのカモたちが皇居のお堀でも観察できました。キンクロハジロ、オナガガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カモではないですが、カイツブリ、ユリカモメ、ダイサギ、カワウ、など。

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 そうそう、ミコアイサもいました。日照りが強くて白トビしまくりしてましたが、ご愛嬌ということで一枚載せておきます。

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 おまけのカイツブリ。

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カモかも?

 連れ合いが昨年末ミコアイサを撮ってきたのですが、年末は忙しくて付き合っている暇が無く、管理人は撮りはぐれていました。昨年来の宿題パート2として、ミコアイサを撮りに行こということになり、皇居に出張りました。

 いつもは京葉線などに乗るために東京駅に寄りますが、久しぶりに降りました。

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 大手町口から皇居に向かいます。皇居には10時11分頃到着。

 肝心のミコアイサですが、あっさりと発見。

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 オスが三羽にメスが一羽。これがフルメンバーのようですが、繁殖ではなく越冬しにきている訳ですからこの組み合わせでも特に揉め事はおきないのかな、なんて老婆心ながら思ってしまいました(笑

 それにしても、なんともカメラ泣かせの模様のカモですね。白トビ、黒つぶれ、さあどっちでも来いって感じの白黒模様。それもかなりコントラストの高い白黒ですから、やっかいですね。まあ、それでも下手な鉄砲なんとやらで、腕の悪さをカバーするしかないわけで(苦笑

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 それにしてもカモというやつは動きが少ないので、辛抱が必要ですね。それで、ちょっと目を離している隙にバサバサとやるもんですから困ったものです。と、言っても人間のそれもカメラを構えた暇人の都合なぞカモしてみればどうでもいい話で(笑

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 セグロカモメもいました。

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 少し日比谷の方に歩いていき観察をしていたのですが、目ぼしいものは見当たりませんでした。丁度千代田線の日比谷駅のところに来たので、そこから千代田線の乗り込み上野の不忍池に向かうことにしました。

 千代田線の根津駅で下車。

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 上野動物園の池之端口を通り過ぎ、不忍池到着。

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 沢山の人が餌をやるのでここのカモ達も人によってきます。よく見るオナガガモですが、400ミリでノートリミングです。

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  バンです。

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 なぜかスズメ。案外撮れないですからね(笑

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 その他、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オオバン、コサギ、ですね。それでホシハジロのメスだと思うのですが、妙な色のカモがいました。

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 見た目は茶色がかなり薄く、銀白色に近いかんじでした。アルビノなのかとも思いましたが、よく分かりません。個体差の範囲なのでしょうか。

 そういえば、不忍池はハイブリッドカモ(交雑種)が多いようです。これはこれで色々な問題があるようです。

不忍池のカモ・雑種は何羽いるか

 いずれにしても人間とかかわりすぎる野鳥というのはうまくないことが起きるということを忘れていはいけないようです。

 
 

森へ行こう

 ここのところ海浜が多いので緑が恋しくなった・・・まあ、そんなこともないですが、海浜の寒風を二日続けて浴びるのはさすがに躊躇しますね。そんな訳で本日は木の多いところ、山は無理だからせめて森に行こうということになりました。そうそう、昨年残した宿題のひとつにアメリカヒドリもあったのでついでにそもれ片付けようということになり、泉の森に行くことにしました。

 8時40分、泉の森到着。冬ですからね。少しゆっくり目です。駅前のセブンイレブンで軽く買い物をしてから歩いて泉の森を目指します。

 さて、アメリカヒドリですが現着して回りを見渡してもカメラを構えている人が誰一人いません。騒動は終わったとみえて関心を示す人が管理人くらいしかいなくなってしまったと言うことなんでしょう。まあ、希少性はあるにしても越冬しているカモです。かなりの長期滞在ですから、一通り需要を満たしているのでしょう。

 とは、言っても見当たりません。かわりにと言っては何ですが、カワセミのお出迎えです。写真ではなくビデオを先にセットしていたので、とりあえず録ります。

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 撮った場所は違いますが、まあ、こんな感じのオスがでかい川エビのような餌を捕食したシーンを録りました。

 それにしても、池をさらっと見渡してもお目当てのアメリカヒドリはいません。もう撮り尽くされたのか、カメラを構えているのは管理人(それもビデオ)のみという状態です。地元の人が来て、餌を投げてカモたちを集めてくれましたが、その中にもいませんでした。

 まあ、ボチボチと撮ってみました。

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 そのうち連れ合いが一回りしてきて、

 「奥の方でミソサザイを撮っているよ」

 とのこと。おいおい、去年高尾山に二回行って撃沈されてきたミソサザイかよ、ってな感じで聞き流していました。大体、写真が撮れるような明るいところに出てくる訳無いじゃんといのうが、その理由なのですが・・・

 それでも、カワセミが飛び回っているので、それにつられて奥の池の方に行ってみることにしました。すると結構な人たちがカメラを構えているではありませんか。カワセミ組、ミソサザイ組、ルリビタキ組と、三つのグループに大別できる感じですね。まあ、隣り合っていますから、出物によって移動したりしている人もいましたが。

 先ほどのカワセミの写真はここで撮りました。あんがい近いので、400ミリあれば結構いけます。飛び出し狙いの人達が中心ですが、明るさもたっぷりあり条件的にはかなりいいと思います。

 管理人も適当にビデオをセットして、一眼は手持ちで待ってみることにしました。

 まずは、シジュウカラ。

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 つづいて、エナガ。葉っぱもなく、かなり明るいところで撮れました。

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 コゲラ。

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 連れ合いの撮ったコゲラには赤い毛が写っていましたね。

 薮睨みのメジロ。

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 撮り方によって随分と人相(鳥相?)が変わるものですね。目線を呉れているというよりは、メジロに眼を飛ばされている気がします(笑

  それで、ミソサザイ。

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 こんな明るいところにノコノコと出てきてくれるサービス精神満点のミソサザイ。連れ合いはトリコになりそうだと言っていましたが、まさか動画でも録れるとは思いもよりませんでした。そのキビキビした動きは中々魅力的です。

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 ここでは鳥を寄せるために多少人の手が介在していますから、百パーセント自然とは言い難いにしても、近いなぁ、と呟きながら、ミソサザイを撮っています。これも人馴れのせいなのでしょうか。

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 普通は鳥を撮る場合、眼が入っていないといけないと言われますが、この眼をつぶったのも可愛いですね。ミソサザイは写真もいいですが、この鳥に関しては動画がいいですね。その動きが特徴的で、このような明るいところでその動きを捉えられる機会というのは管理人にはそうざらにないと思いますので、貴重なものが録れたと思っています。

 ルリビタキもかわいいですね。

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 三場所でトリモノが違うのでそれぞれに楽しめますね。カワセミの飛び出しも今度は機会があったらビデオで高速スローかなんかで録ってみたいですね。ちょいの間に一回だけチャレンジして撮ったのですが、ピンが大甘でした。

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 あ、そうだ、いけない。肝心なヤツを忘れていました。こちら側の撮影に夢中になっていたので、アメリカヒドリをすっかり忘れていました(笑

 本当は、これを撮りに来たんですけどね。それで、午後から、また見回りに行ったらあっさりいました。

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 まあ、来た以上は撮らなければということで撮りましたが、長逗留していると有り難味が薄れてくるんでしょうか、回りのカメラマンの関心は絶無でしたね。まあ、皆さんゲンキンなものだと思いました(笑

 
 

初鳥や、ああ初撮りや、初録りや

 正月三が日と言うのは結構天気が安定している記憶があります。正確なデータを検証した訳ではないのですが、まあ、記録より記憶ということで。

 晴れやかに澄み渡った空気です。三番瀬から富士山が綺麗に見えます。さすが富士は日本一の山だと改めて関心しているのもソコソコに、いつもの砂防提を目指します。

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 正月早々こんな所にきて鳥を相手にしてる暇人は管理人達くらいだろうと思っていたところ、豈図らんや、いるではありませんか。まあ、暇人が。もとい、同好の士が。

「皆さんお好きですねぇ」

 と心の中で呟き、思わず笑いを噛み殺しながら機材を構えます。砂防提の船橋航路側の岸壁側には猫の額といえる程度の砂浜があるのですが、フィールドスコープを向けると程なく管理人は呟きます。

「シノリガモ メス」

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 先月来たときにシノリガモのメスがいると言う情報は得ていました。ビロキンのこともありこのあたりを拠点にして丹念に観察していたのですが、見当たりませんでした。野鳥ですから気まぐれなのはしょうがないですからね。いるときはあっさりといる。まあ、こんなものなんでしょう。あの時、帰り際に声をかけてきた御年配の同好の士はシノリガモ目当てでこちらに来たようで、シノリガモの存否を聞かれたので、

「本日は見かけていません」

 と答えたら、非常に残念そうな表情をしていのが印象的でした。あの御年配の同好の士はシノリガモにめぐり合えたか少しばかり気になりましたが、ともかくシノリガモ初ゲットです。

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 そのシノリガモも色々なカモ達に混じってまったりとしています。

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 手前にゴミが写り込んでいますが、これは敢えてこういう写真も撮りました。これも三番瀬の現実だからです。ゴミもありながら豊富な野鳥が渡来する、三番瀬とはそういう場所なのでしょう。

 それで、この写真を見て「あれ、何だ?」

 と気づいた方がいらしたら、中々大したものだと思います。右の奥にいる、首元の白い・・・

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 正解は「コクガン」でした。

 最初の頃はシノリガモを撮るのに気をとられていたのですが、それも一段落した頃、これは全くの偶然で、管理人も連れあいも同じ頃に、「あれなんだ」と気づきました。伊豆沼で見かけたガンの類だと何となくわかりましたが、何のガンだかは即座には分からない。まあ、当然ですね。そこで、ハンドブックを持ち出し調べたところ、頸の上部にある首輪状の白斑が特徴である「コクガン」と直ぐに同定出来ました。

 どうやらコクガンは先月の半ばあたりから居ついていたようです。管理人も色々ありましたので、先月後半はさすがに鳥のことはあまり頭にありませんでした。まあ、それでも今まで居ついてくれていたので、本日めでたく、コクガンも初ゲットとなりました。一応天然記念物の絶滅危惧種ですし、それこそ伊豆沼や北海道あたりならいざ知らず、船橋あたりで観察できると言うのはかなりラッキーなことではないかと思います。正月早々、シノリガモやビロキンだけでなく、これもあって人がそこそこ来ていたのかなと思いました。

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 午後には午前中とは反対側の海浜に回っていました。

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 この後シノリガモ共々、姿が見えなくなりました。帰り際に声をかけて来たフィールドスコープの管理人より若い同好の士はコクガン目当てこちらに来たそうで、存否を聞かれましたので

「午前中は船橋航路側の小さい砂浜に、午後は反対の海側にいましたよ」と答えました。

 かなり一生懸命探していたようで、それでもみつからず声をかけてきたようですが、気を取り直してまた探してきますと去って行きました。まあ、運がよければ管理人達みたいなタイミングもあれば、そうでない人もいる訳です。日が変われば、時が変われば、自分達がタイミングの悪いほうに回ることもあるので、ともかくそんな時は気落ちせずにいることが肝要だなと思いました。きっと若い同好の士はコクガンをみつけることが出来たと信じています。

 さて、

 スズガモ メス 沢山いますが、顔の前面の白さが中々見事だったので。

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 いわずと知れたビロキン。午前中はあまりにも遠くて観察すらも容易ではなかったのですが、午後になってかなり近づいてきてくれました。一眼で撮ってかなりトリミングしましたが、この程度写ってくれれば、無理にデジスコを使わなくても管理人的にはいいかなと思いました。

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 さらにトリミング。

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 三番瀬ではお馴染み、ミヤコドリ、正面から。この日は群れは沖の方に固まっていたようです、数羽が海浜に来ていました。

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 嘴の色が鮮やかですね。

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 ミユビシギ。ぱっと見るとね、勘違いしたくなるんですよね(笑

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 こちらも毎度お馴染み、ハマシギ。

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 ヒドリガモのツーペア。

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 たまには飛ぶぜ・・・

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 まさに証拠写真、ホオジロガモ。

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 さらに拡大

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 おまけ。

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 その他、現地ではヒメウなども確認されたとのことですが、本日は確認できませんでした。まあ、来月も頭には一度は行くと思いますので、運が良ければだと思います。

 ビデオもかなり録りました。そうそう、ビデオの場合は撮りましたではなくて録りましたが正解ですよね。それにしても編集が追いつきません。期待せずに後日のアップをお楽しみに。

 余談になりますが、登山用品でストーブや食器を揃えて、砂防提の上でインスタント味噌汁、カップヌードル、自前のモツ煮込みなどを食したりして、これがまた格別にうまかったりするのです。まあ、冬の海浜の寒風吹き抜ける中(この日の風は特に強かったです)、これを一度やったら止められませんねって感じです(笑

 来月もまだまだ寒いので現地で暖かいものが摂れるように準備をして行きたいと思います。まあ、今回の三番瀬はそんな食の暖かさもあって中身がそこそこには濃かったと思います。

 明日はどこに行こうか・・・そんな次のことが頭をよぎりながら三番瀬を後にしました。