谷津干潟から三番瀬 その1

 デッキブーツを履いて谷津干潟を目指しました。どちらかと言えば歩くのには不向きなものなのですが、荷物が増えるのが嫌なので止むを得ず家から履いていきました。

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 東京駅で京葉線に乗り換えて約30分、南船橋で降ります。

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 駅から歩いて数分で干潟に出るのですが、これがまた結構大きな干潟で一回りすると三キロ強はあるようで、自転車がないと結構厳しいなぁという印象を受けました。

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 ご覧のとおり、周りはマンション群が立ち並んでいますし民家も回りに沢山ありますが、これだけの自然の干潟というのは少なくても首都圏では他にはないと思います。ただ、気になるのは、いくらか朝が早いとはいえ、カメラやフィールドスコープを携えた人を殆ど見ないことです。

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 オナガガモ ♀

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 ハシビロガモ
 
 カモ類は目立つのですが他があまり目に付くものがいません。アオサギが飛んでいたので取り合えず・・・と言った感じです。

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 それで、はっきり言って観察するにはまあフィールドスコープでもあれば何とかなると思うのですが、撮影となるとチトきついかなぁと思います。いくらデジスコでもちょっとキツイですね。よほどの希少種の証拠写写真ならともかくそれ以外はあまり撮ってもなぁといった感じです。

 干潟の外周はそれなりに舗装されていて、各所に観察する場所が設けられています。まあ、広いので自転車でもあればいいのかなと思いましたが、重たい機材を持ってうろつき回るのは結構シンドイと思います。

 管理人は動き回らずに、二時間ほど観察していてウミネコ、アオサギ、セイタカシギ、コサギ、カワウ、遠くて同定できなかったカモ類やシギ類少々、などは観察することが出来ました。写真も一応撮りましたが、証拠写真を載せるほどのこともないので割愛します。つれあいは少し動いてカワセミ二羽も観察しようです。写真は遠くてやはり無理だったようです。

 それで、この時間になると少しばかり観察する人も出てきました。それでもほんの数人といったところですね。

 谷津干潟自然観察センターが午前9時に開館したので、三百円支払って入ってみました。ちなみにセンターの敷地内は自転車乗り入れ禁止だったように記憶しています。

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 屋内から観察出来るようになっていますので天候に左右されないのはいいかもしれませんが、これまた撮影には不向きですね。それで、管理人たちはほんの三十分程度しかいなかったので何とも言えませんが、じっくり腰をすえていればかなり色々な鳥が観察出来るようです。

 地元の人で「野鳥には殆ど興味が無いけれど」と前置きして話してくれたのですが、ここのところ撮影に来る人が少なくなったとか。干潟の野鳥の減少を意味するのかもしれません。とは言っても、これだけの干潟で何が来てもおかしくないですから、知っておいて損はないと思います。まあ、一度や二度来たくらいではよく分らないのは当たり前で、次回を期待しつつ、三番瀬に向かいました。

 ・・・続く。

 

デジスコ出番なし

 結果から先に書きますと、本日はデジスコの出番がありませんでした。出番が無かったというのは正確ではなく使えるタイミングを失したと言ったほうが当たっているのですが。

 何故なら・・・三脚が二本無かったから \(^o^)/ 

 喜んでいる場合ではないのです。そうです。場所取りに据え付けた三脚を徒に動かすと場所がとられてしまうのです。平日ならともかく休みの日は撮影者も多く、朝早くから場所取りをする訳ですから、そうそう簡単に場所を明け渡すわけにはいかなということになります。

 さて、撮影場所を変えないという前提なので、かなり多くの機材を持ち持ち込みました。前日はビデオを持ってこなかったので本日は一眼レフ、ビデオ、デジスコとフルセットと相成りました。それにしても、ここまでくると我ながら嵌っているといいましょうか、殆ど病気に近いのではないかと思えてきます。まあ、こんだけ機材をそろえても大したものが撮れる訳ではないのですが (-_-;) オイオイ..

 まずは名前が判りませんが蝶々。虫撮り名人のSさんがいれば教えくれるのでしょうがあいにく本日はお孫さんのお相手だとか。

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 10.14 追記:
虫撮り名人のSさんからメールを頂きまして、アサギマダラとのことです。Sさん有難うございました。

 比較的朝の早い時間で何も撮る物がないので結構な数のカメラマンが撮っていました。それでしばし待つこと数十分。やっとキビタキのメスが水浴びに来ました。

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 それにしても暗いし遠いですね。ビデオを回しながら一眼で撮ります。本当はデジスコも使いたかったのですが、暗所で水浴びとなると被写体ぶれが収まらずどうにもならないことを昨日学習していたので、ここは自重しました。

 さて、それからが長いですね。何も出てきません。ようやく二時間もたったころでしょうか、水場の反対側の林からはキビタキのオスがでたのですが、長居は無用とばかりに僅かな時間で飛び立ったしまいました。なんとかシャッターは切ったのですが、枝かぶりの中でピントが合いません。ピンボケ写真を載せるのも気が引けますので割愛しますが・・・

 オスが水場の反対側の林に現れた時はかなり騒然となったのですが、次に出たキビタキがメスだと分ると途端に関心を無くす人が続出。やはり皆のお目当ては色合いのきれいなオスなんだなぁと改めて思いました。

 昼近くになってシジュウカラと一緒にキビタキのメスが水浴びに来た後なんですが、水場の反対側にある林の中の枝にキビタキのオスが止まりました。さーて、ここからがひと騒動。水場に向けていた大砲をあわてて移動する人もいて、一時は枝の周りは黒山の人だかり状態です。まあ、このキビタキのオス(たぶん若鳥)は結構サービス精神が旺盛なのか、かなり長い間枝の上に止まってくれました。こんな時はまさにデジスコの出番なのですが管理人は手持ちで一眼でその人ごみに混じってなんとかシャッターを切りました。

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 近づこうと思えば近づけますが、もしそれで逃げられた大顰蹙を買うこと間違い無しといった状態です。だれもその禁を破ってある一定以上に近づこうとはしません。まさに長距離、静止状態、デジスコですね。実際後でデジスコで撮ったものを見せてもらいましたが、いぁ、いいですね。一眼レフではどうにもならないですが、あれだけ止まっていてくれれば、スローシャッターでもかなりいけますね。使っていたフィールドスコープは管理人と同じでしたから、カメラの画質や腕が上がれば結構いけることが分って安心はしました。

 そんな騒動の後、昨日は一緒に撮影に来たKさんが娘さんを連れて来ました。「あれ、カメラは・・・」と突っ込むと、50ミリの短焦点が付いた最近買ったばかりのD300Sが出てきました。まあ、野鳥より愛娘ですかね。お土産に頼んどいた缶コーヒーをアーモンドチョコと交換してもらい、しばしのブレイクタイム。

 さて、そんなこんなしているうちにまた水場が騒がしくなってきました。どうも出番からすると昨日と同じようタイムテーブルになっています。なんか時刻と出番の関係があるのかなぁなどと思いながら、こんどはビデオの出番です。

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 ビデオを回しながら、水浴びをしていて場所を移動しない時にはビデオを固定位置で回し、空いた手で一眼で撮ります。中々忙しいですね。

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 最後はオスメスのツーショットの水浴びシーンです。丁度管理人のいた位置からは真正面になり、日が差しているので明るさはなんとか足りたようです。この後すぐ曇ったのでいいチャンスに恵まれたようですね。それで、この水浴びシーンのほんの少し前に来た女性のウォッチャーの方は「ラッキー」を連発していしまた。なにせこちらは朝から六時間半待ってやっとめぐってきたシーンだったので、そのことを話したからでしょうか。

 せっかく撮ったビデオなのですが、かなりノイズがのってしまいしまた。これは薄暗いときにゲインを上げていたのを忘れてしまったためです。ゲインを上げるとは一眼で言うならば露出補正をプラスにすると言う事になり、ISOが上がってしまうのです。昼間の日が差しているときなら通常にしてもなんとか撮れたのに惜しいことをしました。まあ、これも教訓ですね。

 さて、来週は谷津干潟から三番瀬、時間があれば葛西臨海公園と回って行きたいと思います。電車移動なのでつれあいに一眼の撮影を委託して機材はビデオとデジスコです。もうニシトウネンはいないかもしれないので、前回のリベンジと言う訳にいかないかもしれませんが、何も遮るものがない干潟はまさにデジスコ向きだと思います。天気がよければ思いっきり光量もありますし。それにこのために、最近は釣りにも行かないくせに、DAIWAのデッキブーツまで買ってしまいましたからね。いやでも一回くらいは干潟に行かねば格好が付かないなぁということであります。(´・ω・`)

 追記:

 本日(10月13日)

・「701HDV [HDVビデオ雲台 フルードミニ雲台]」
・「501PL ビデオカメラプレート」
・「501PLONG ビデオカメラロングプレート」

 をオーダーしました。これで三脚二本で撮影に臨める体制が出来ます。撮りモノや場所などを限定すれば今回のような時には役立ってくれると思います。

初デジスコ

 昨日デジスコを買いました。ためし撮りも兼ねて、以前からの約束もあってローカルのKさんと連れ合いと一緒に舞岡公園に出かけました。現地ではローカルのSさんとも合流。

 まずはなれないデジスコよりいつもの一眼で水場でキビタキのオスをゲット。暗いのでISO感度を高めにしたのでややノイジーになってしまいましたが、まあ、管理人の腕ならこんなもんでしょう(笑

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 キビタキのオスはなんと言ってもその色合いがきれいですね。

 さて、初デジスコですがこれが難しい。照準器を調整してなんとかターゲットを捕らえることが出来るようになったのですが、大きく写して画面にうまく納めるのはかなりの熟練を要すると感じました。まあ、初心者が簡単に出来るとは思ってはいませんが、それでも大写しに撮れるのは中々面白いですね。それで、一眼に比べるとかなり歩留まりが悪いのも事実です。

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 キビタキのメスですが、かなりのスローシャッターですので、チョコマカと動く小鳥を撮るのはしんどいですね。

 つづいてはコサメビタキ。

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 かなりの枚数を撮りましたが、まあ、なんとかこの程度ですね。水場は暗いので特に難しいとは思いますが・・・

 機材は

スコープ コーワ TSN-664ED
接眼レンズ コーワ TSE-17HD (25倍)
アダプター コーワ DA-100
アダプター コーワ DA-1
アダプター コーワ SS-1
照準器 KYOEI マルチドット照準器 New-Type S

 三脚と運台はベルボン ネオカル 645とマンフロット 501HDVです。

 デジカメはカシオのEX-FC100です。画質的には今一かもしれませんが、何せ直接コーワが専用アダプターを出しているので接続や調整がお手軽なので助かります。特に難しいと思われる光軸調整はいらないですからね。システムとしてもかなりシンプルなので重量も軽いです。まあ、初心者のエントリー用としては値段も手頃です。そしてこのシステムでなんとか撮ることが出来れば、次はTSN-884ともっと高画質なデジカメを組み合わせて見たいですね。まあ、そのレベルになれればの話しですが(笑

 そうそう、このデジスコでも合成焦点距離は軽く4000ミリを越えます。645ではやや心もとない感じですね。明日はビデオも使うので少々嵩張って運ぶのが大変なのですが、ベルボンの830を持参してみたいと思います。