銀座へ・・・

ちょいと野暮用で東京に出張りました。ついでに久しぶりに銀座の風景を見たかったので銀座に行って来ました。

京浜急行を利用したので品川から都営浅草線に乗り入れ都営浅草線の新橋駅で降ります。

この辺りは第一京浜沿いで車で良く通りますが、飲み屋の風情がいいですね。

港区の港区コミュニティバスのちいばす。六本木ヒルズを中心に芝浦地区と赤坂地区を結ぶ8つのルートを運行します。

さて、ここから銀座を目ざして歩きます。

最近は自転車が増えましたが、ここら辺りも祝日(天皇誕生日)なので観光目的で乗っている人を見かけます。結構外人さんが多いですね。

銀座の入り口(八丁目)に到着。10時14分。まだ閑散としているようです。

銀座通りをコスプレのサンタが自転車で走っています。さすが東京って面白いですね。横浜も結構都会だと思いますが、この手の人達はあまり見かけません。

銀座通りです。人も車もまばらですが、もう少しすると混雑してくるでしょう。

日本一高い土地単価で有名になった鳩居堂前。実は平成28の地下公示では銀座4丁目5-6(中央5-22)だそうです。山野楽器銀座本店がある土地とのこと。ここ十年は不動だとか。ここから歩いてすぐです。

お馴染み銀座四丁目。山野楽器が見えます。

銀座四丁目交差点をミラーレス一眼のパノラマ撮影で撮ってみました。

<下世話な話ですが、土地単価の公示価格のベスト5うち銀座は4つ入っているそうです。銀座で一番高いところと安いところでは差が結構あるかもしれませんが、庶民にはまるで関係ない世界ですね(笑 >

和光堂のディスプレイ。ペンギン達のお出迎え。なんとなくクリスマス気分になりますか。となりにシロクマもいました。

そういえば銀座デパート戦争とか騒がれた時もあったように記憶します。その筋の話では客層が違うからどちらかがつぶれるようなことはないと聞いていましたが、どうでしょうか。どちらも営業しています。

こちらが三越。

こちらは松屋。

そうそう、今日は年末ジャンボ宝くじの最終日。

管理人もついでに買ってしまいました。

テレビ局の取材でしょうか。まあ、ベタな風景なんでしょうけど銀座辺りはやっぱり絵になるということでしょう。

アップルにフェンディ。アップルは結構な人出で賑わっていましたね。

何故か三丁目に吉野家。吉野家の二階が大黒屋。結構庶民的なところもあるんですね。

そういえばティファニーの前に来たら、景色が少し変わっているのに気がつきました。バス停が無くなっていました。古い写真ですが、ちょっと洒落が効いてて面白いなと思って撮ったんですが・・

今は綺麗さっぱりですね・・・と思ったら木が邪魔してよく分かりませんね(苦笑

この頃になると大分人も車も出て来ました。そんな中・・・赤いオープンカーで・・・目立ちますね。この日は暖かかったのでこんな気分になったのかもしれませんね。

さて、銀座通りを八丁目からスタートして一丁目で折り返して来ました。

日本一の繁華街と言っていいかどうか人によって意見が分かれるでしょうが、やはり銀座は独特の雰囲気があります。土地の値段が高いのもあるかもしれませんが、やはり庶民には少し距離があるような気もしますが、それでも気軽に歩いてみるだけでも結構楽しい場所です。

銀座へ~・・・昔、井上陽水が歌っていましたが、日本人にとって今も昔もやはり特別な場所であることには変わりないようです。

たまには横浜の風景を

横浜ドメインと銘打っているブログの割には横浜のネタが無いじゃないかと突っ込まれるのを避けるためと言うわけではないのですが、たまには横浜の風景を撮りに行ってみようと言うことになりました。

何故かと言うと、大桟橋から富士山が見えるのですが、近々にビルが建設されて見えなくなるので、今のうちに撮っておきましょうということになったからです。

大桟橋の駐車場に到着したのは午前6時頃。
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日の出は6時44分ですが、大桟橋の鯨の背中に上がると白々と明るくなっていました。

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日の出前ですが、すでに富士山が見えます。

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管理人も横浜暮らしがかなり長いですが、中々見に来ようと思ってもこれないシチュエーションなんですね。冬の朝でもないと中々綺麗に見えないですから、横浜に住んでいてもみたこと無い人が多いのかもしれません。そうは言っても朝早くからちらほらと日の出と赤く染まる富士山を見ようと人が集まっていました。

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さてお目当ての赤富士ですが・・・日の出直後6時44分です。

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このあたりの時間帯が一番綺麗だったような気がします。管理人としては冬の朝、大桟橋からみる富士山はこれが見納めになると思います。しっかり目に焼き付けておきましょう。

そして横浜の夜明けです。

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なんともさわやかな土曜日の朝でした。心が洗われると言ったら少し言い過ぎですが、富士山はいつ眺めてもいいものだと実感した朝になりました。

さて、最近は風景はミラーレス一眼を使うようになったのですが、これが色々な機能があって中々面白いですね。パノラマ撮影もその機能の一つです。通常の広角レンズでは撮れないような景色が撮れたりします。まあ、写真的には少しバランスが悪いサイズになりますが、これはこれで結構気に入っています。

このパノラマ撮影の機能を使って横浜三塔物語のキング、クィーン、ジャックを混ぜて横浜の風景を大桟橋から撮ってみました。

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左から神奈川県庁(キング)、右に小さく塔の先が見える横浜開港記念館(ジャック)、さらにその右の横浜税関(クイーン)。横浜に来たら是非見て帰って欲しいですね。

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ハイイロチュウヒが飛んだ・・・

先週のハイイロチュウヒの塒入りは機材の不足やらなんならでまともな撮影にはなりませんでした。かと言って、常連さんのように足場を高く上げる機材をにわかに揃えると言っても管理人の場合は連れあいもいますので、ツーセット必要になります。ソロバンをはじくと・・・うーん、ちょっと今すぐというのは無理かなと思います。

ならば、とりあえず今の機材で出来ることはやってみようと言うことになり、撮影可能な場所を探してみることにしました。

まず、考えたのは日中明るいところで撮れればそれにこしたことはない訳です。素直に考えれば餌場で待っていればその可能性は高いわけです。じゃ餌場と何処だということになるのですが・・・

実は高速のインターから渡良瀬遊水地に向かう道すがら、かなり広い農耕地が目を引きます。ならば、遊水地からとりあえず近い農耕地を探してみようということになりました。地図を広げ適当に物色しながら移動していきます。

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富士山も見えるし広々とした農耕地ですが、これで餌場は何処かと言うことになると、いきなり行って分かるわけがありません。(通行の妨げにならない)適当な場所で、しばらくは観察することにしました。

一時間ほどカラスだのサギだのその他の小鳥の動きを観察していると、フィールドスコープを手持ちで観察していた連れあいが「アレなんだろう」と・・・
恐ろしく遠いですが、車の中から管理人も手持ちでとりあえず撮ってみました。

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うーん、カメラのモニターで拡大してみましたが、猛禽のようにも見えるし、ノスリあたりかなと思っていると・・・突然、飛び立ちました。

「あ、ハイチュウ(ハイイロチュウヒ)だ!!!」

連れあいの叫び声。しかし、時はすでに遅し。灰色の翼の先が黒いハイイロチュウヒのオスが、飛び立っていきました。そうです。あれはハイイロチュウヒだったのです。

それにしても何とも凄い偶然でした。この広い農耕地で、たまたま止めた場所から直線で距離はあるとは言っても見えるところにいたのです。飛び立った方向は遊水地の方でしたから、餌を摂った後のマッタリ時間の後だったような感じです。

あれで、餌探しをしてくれれば良かったのですが、そうは甘くありません。ただ、考えてみると、管理人達はその場所に一時間ほど前からいたのですから、それ以前からいたことになります。今度はもう少し早く来てみる必要がありそうだと思いました。

その後は、ふつうのチュウヒが餌取りをする姿を二三度確認しましたが、ハイイロチュウヒは現れませんでした。

昼を過ぎてからは遊水地に移動しました。すぐにチュウヒを発見。とりあえず、ここまで来たのですから、証拠を残しておきます。

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完全な成鳥とは言えない感じですね。若鳥のオスと言ったところでしょうか。その後別個体も撮りましたが、代わり映えはしませんね。

さて、そろそろ時間だし前回の場所から少し離れたところに構えることにしました。前回の場所から少し遠いですが、高い三脚や足場は必要ありません。先週はすぐに塒入りをしてしまいましたが、三時頃にも出ることがあるようなので、二時頃からスタンバイしました。そして待つことしばし、三時十分ほど前です。

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でました。やっと明るいところでまともに拝めました。先週は明るい時間帯に帰ってきた個体は、すぐ塒入りをしてしまい、ギャラリーを落胆させましたが、今日は少しサービスをしてくれました。

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遠いといえば遠いです。それでもはっきりと色が肉眼でも分かります。虹彩も黄色であることが確認出来ます。

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ともかく、色が色ですから、オートフォーカス泣かせです。オートフォーカスの設定も色々と試してはいるのですが、手探りの状態です。マニュアルでもやってみましたが、これも相当に難しい。

それでも、これだけ明るいところに出てくれれば有り難いですね。先週からの続きからするとどうやらこの個体はかなり早い時間に帰ってくる可能性があるようです。その後は二羽ほど確認しましたが、日が落ちてからでした。これは先週経験済みですが、シルエット写真にしかなりません。オートフォーカスの合焦具合も落ちますし、感度も上げますから写真としては非常に厳しいものになります。

高感度に強いフルサイズ機があればと思いますが、値段も高いし、焦点距離も足りなくなりそうだしと考えると二の足を踏みます。まあ、そのうちにはフルサイズも必要だとは思いますが、今シーズンはなんとか今のままで乗り切ろうと思います。

要するに、日中明るいところで観察・撮影出来る場所を探す。まず、これにつきると思います。そして塒入りも少し早めにスタンバイして明るいうちに帰ってくる個体を逃さない、ですね。

日が落ちてからは次回は観察のみにして撮影は控えようかと思っています。今日みたいに三時前に撮れれば、それで上がりでもいいかなと思いました。それより、日中の餌場を探したいです。

チュウヒ、特にハイイロチュウヒは警戒心が強いらしく、目立つところに三脚を構えているとまず寄ってこないように思います。特に農耕地では車の中からでないと、ふつうのチュウヒでさえ、すぐに逃げてしまう感じです。外で撮るならヤマセミ並にブラインドをしないといけない気もしますが、とりあえず車から降りない方が良いように思います。

ですから、皆さん塒入りを狙うわけですね。それもより近くでということになるとあのような機材が必要になってくる。まあ、一通り経験すると行き着くところはあのような感じになるのかもしれません。

管理人はまだまだ道半ばと思いつつ、撤収となりました。

追伸:2016.12.12
試験的に動画版を作ってみました。

チュウヒが飛んだ・・・渡良瀬遊水地 Part2

昨日の余韻がいささか残る古河のホテルで迎えた朝。

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今日も良い天気になりそうです。さすがに今日は塒入りまで付き合うことはありませんが、それでも午前中くらいは遊水地に行って、ふつうのチュウヒでいいから撮って帰りたいと考えています。

朝はホテルのバイキング。しっかり腹ごしらえをして7時30頃出立です。

遊水地には約20分ほどで到着。すでに熱気球は飛んでいました。

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しばらくは昨日のように葦原の中をウロウロしてみました。

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一時間ほど回ってはみたものの、ノスリとは出会いましたが、チュウヒとは遭遇せず。まあ、ウロウロしてもしょうがない、今日は赤麻橋のたもとに陣取って午前中はここで観察しようということになりました。昨日ハイイロチュウヒが塒入りした葦原もここからなら上から一望出来ますから、距離があって撮影には不向きですが、観察には丁度良い場所だと思います。

実は昨日も午前中ここで少し待機していたら、ふつうのチュウヒが飛ぶことは飛んだのですが、あっと言う間にいなくなりカメラを持ち出す暇もなかったのです。ですから、今日は到着してすぐ、カメラをセットして、あとは、椅子に腰掛けて双眼鏡を覗くというスタイルになりました。

余談になりますが、塒入りをする訳ですから、当然朝、何処かに餌を求めて飛び立つことになります。色々と話を聞くとどうやら夜明け前くらいのことらしいのです。要するに暗い内に飛び立つようなので、観察はともかく撮影はやはり無理かなと思いました。

さて、ああ、ミサゴが飛んでいるなんて、のんびり構えていたら、何気に、その後、頭の白いチュウヒが遠くに飛んでいました。これは若鳥だと思われますが、どうでしょうか。

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連れあいと、見れて良かったね、なんと話しながら、ちょっと気になるシルエットが見えたので、スコープを合わせてみると、チュウヒが枝止まりしているのを発見。

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距離があるし、何せ保護色に包まれた個体ですから、発見も容易ではないと思うのですが、これはある種の慣れなんでしょうか。いつここに止まったか分からないですし、そんな動きもあったとは思えないのですが、まあ、しらっと枝止まりしていたという感じですね。

枝に止まってればそのうち飛ぶだろうと待ち構えるのは定石ですね。まあ、ここは飛び出し待ちになりました。

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待てば海路の日和あり、と言うほどのことはありませんが、野鳥の観察・撮影というのはともかく「待ち」が費やす時間の大半を占めます。釣りとかもそうですが、自然相手の趣味は「待ち」が嫌いな人には不向きですね。その点管理人は「待ち」があまり苦にならない性格のようです。本来は「せっかち」なんですが、このような場所でのんびり構えるのは好きですね。

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タカ斑があまりはっきりしていないので、腰のあたりは白いですが、ハイイロチュウヒのメスではないようですね。それに灰色マスクでもないようですし。

実はこの辺りを二羽で飛んでいました。番なのか、親子なのか、赤の他人(他鳥?)なのかまるで分かりませんが、しばらくは付かず、離れずを繰り返していました。

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こちらに向かって飛んでくる時、こちらを意識して見ているようです。虹彩の色からするとメスなんでしょうか。

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先ほどとは違う個体です。虹彩からするとこちらはオスでしょうか。

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今日は天気はいいのですが、雲が多いです。昨日のように青空バックとは行きませんが、むしろ塒入りは今日の方が良かったかもしれませんね。でも、今日もこうやってチュウヒと三個体ほどですが、出会えましたので良しとします。

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今年の冬は「追いかけてチュウヒ」になりそうな気配を感じながら帰路につきました。

チュウヒが飛んだ・・・渡良瀬遊水地 Part1

先週は茨城県の百里基地に猛禽でありませんが、猛禽に、ちなんだ戦闘機を撮りに行きましたので、今週は本当の猛禽を見に行こうということになり、久しぶりに渡良瀬遊水地に出張りました。今回の目玉はハイイロチュウヒの塒(ねぐら)入りをなんとか見てみたい・・・でした。

塒入りですから当然夕方あたりの話です。それでも朝5時に出立。現地到着は7時10分頃となりました。いつもの鷹見台で朝の腹ごしらえです。

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ともかく良い天気です。朝方は靄が出ていたようですが、すっかり晴れ渡っています。少し風があって寒いですが、日中は気温も上がるとのこと。しかしこのときはこの晴天が後で裏目に出ることなんか微塵も知らず、暢気に腹ごしらえをしたのです(笑

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鷹見台から綺麗に富士山が見えます。朝方だけでしたが、さすがは日本一の山ですね。廻りはだだっ広いので全方位視界が開けていますから、ウォッチングタワーに登れば少しオーバーですが関東中を見渡せる感じです。

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さて、肝心のチュウヒですが・・・鷹見台からはさっぱりです。ミサゴが第二調節池にある湖沼でダイビングを披露してくれましたが、撮影は出来ませんでした。

午前中は遊水地内をあちこち物色しながら回って見たのですが、これといった出会いはありませんでした。昼になると風もおさまり、さらに気温が上がって来ました。スカイダイビングもコンディション的には最高ではないでしょうか。

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遊水地の物色といっても果てしなく広がる葦原の中をさまようみたいな感じです。余談ですが、春に野焼きをやるそうですが、その後が見渡しが良くて越冬している猛禽類の餌取りが容易になるそうです。そして、たらふく餌をゲットしてワタリに入る。そんな感じらしいのですが、中々うまくスケジュールが出来ていると思いました。野焼きの後は一見の価値がありそうですから、是非来年は行ってみたいですね。

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さて、肝心なハイイロチュウヒの塒入りですが、遊水地を物色していると午前中から車が何台か待機していました。管理人達も少し早いとは思いましたが、13時過ぎくらいには待機することにしました。そして車から降りて葦原をみたら、愕然としました・・・

そうです、葦原が恐ろしく背が高いのです。一応脚立は用意しましたが、とてもじゃないが歯が立たない。しばらく考えましたが、ここは撤収して他の場所を物色するかと思い離れかけたのですが、途中に妙に葦原の遮りがちょっとだけ少ない場所がありました。おそらくは人の手で葦原を刈るわけではないですが、手折って視界を確保したのでしょう。まあ、春に野焼きをする葦原ですから、さすがにここではあまり細かいことは気にすることはないとは思いました。

それでも十分な視界は確保出来ません。廻りを見渡すと、まあ、皆さんとんでもない仕掛けを用意して撮影に臨んでいます。屋根の上に三脚を立てる人、3メーター近い三脚に1メートルを超える作業台を持ってくる人。中には軽トラックの荷台にちょっとしたステージもどきのお立ち台を組み上げる人。

うーん、これはこれで凄い世界だと思いました。お隣の人はGITZOの1番でかい三脚と大きな作業台を持参していましたが、自嘲気味に「これ家では邪魔なんだよね~」とぼやいていましたが、確かに普通の撮影ではまずお目にかかれない光景です。

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ハイイロチュウヒ(ハイチュウと呼ばれている)は普通のチュウヒ(タダチュウとか呼ばれている)に比べるとより低く飛ぶ習性があるそうです。ですから、撮影はより一層困難になります。

さて、まつことしばし・・・15時半頃に一羽飛んで来ました。来るなりあまり旋回もせずに塒に入ってしまいました。葦が邪魔してどうにもなりません。シャッターの切りようがありませんでした。しかも、西側に向いての撮影ですから、「ど」がつくほどの逆光です。太陽をレンズで捕らえると時間にもよりますが、下手をすると自分の目とカメラのセンサーがいかれるかもしれません。

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ただ、姿は辛うじて見て取れました。目に収めることが出来たので、まあ、これはこれで良かったですが。

さて、その後が来ません。廻りの常連さんの話だと、こんな青空晴れの時は塒入りが遅くなる傾向があるそうです。確かに、餌を捕るにしても暗くなっては話になりませんから、明るい晴天時はそうなるのかもしれません。加えて雲が出れば太陽が遮られるので撮影が楽になるようです。これも確かにそうですね。

天気が良く、コンディションに恵まれたかと思っていましたが、なんとここでは一概にそうではないようです。むしろ少し悪天候の方が太陽は照らないし、塒入りが早くなるのですから、困ったものです。

そうはいっても、管理人にも多少の意地はありますから、今度来たら葦原越しにマニュアルで抜いてみようと構えていました。そしてその結果撮れたのが・・・

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証拠写真もいいところですが、これが管理人としての本日の装備での限界だと思います。感度はもう少し上げた方がシャッタースピードが上がってもう少しましになったかもしれませんが、タラレバを言ってもしかたありません。シャッタースピードが解放でも1/80です。廻りの常連さんはなんとかこの条件をクリアしてかなり鮮明な映像をゲットしていましたが、管理人としては鮮明な映像は望むべくもありません。

ただ、それでも執念の一枚を(連写はしていますが)改めて見ると、自画自賛になりますが、何とも言えない味があります。それはこの撮影の困難さを管理人なりにこの写真から思い起こすことが出来るからです。他の人に分からないかもしれない写りの悪い証拠写真ですが、管理人なりの思いが込められた一枚だなと感じることが出来る・・・これはこれで写真を撮る醍醐味の一つではないかと勝手に一人悦に入っています。(笑

さて、完全に陽も落ちたし、廻りの常連さんも帰り支度を始める人もいたので、撤収の準備を始めました。カメラをリュックに入れ、車に積み込んだ時です。

「出たぁ・・・」

みれば夕日の向こうにハイイロチュウヒが飛んでいるではありませんか。慌てて、カメラを出して、レンズフードもそのままで、手持ちで脚立の上でシャッターを切りました。この時のISOは6400。シャッタースピードはそのお掛げで1/1000でした。しかしまさにシルエットです。

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思いっきり明るさ補正をしてみると・・・

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証拠にもならない程度ですが、ハイイロチュウヒであることは辛うじて分かると思います。しかも慌てていたので、レンズの手ぶれ補正は入っていなかったのです。まあ、シャッター速度がそれなりに出ていたので、この手ぶれ補正の効果はどの程度だったか分かりませんが、それくらい管理人にとっては唐突な出来事でした。

要するに、晴天のおかげで塒入りが遅くなったと言うことなんでしょうか。この状況ではおそらく鮮明な写真は相当に困難だとは思いますが、観察も兼ねているのなら、最後の最後まで諦めないでいるべきだと思いました。これはこれで見ることが出来たので良かったと思っています。色々としんどいことが続きましたが(苦笑

さて、本日は古河に宿を取ってあります。暗い葦原の道を安全運転で宿に向かいます・・・続く

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