戸隠森林植物園は長野と言わず日本の中で知られているバードウォッチングの有名な場所として管理人も承知していました。アカショウビンなどが営巣すると騒ぎになる場所だとも聞いています。
今年はアカショウビンの話は聞こえませんが、野鳥の観察・撮影を趣味とする者の端くれとして、「行ったことはありません」では寂しいので今年初めて出張ってみました。
自宅の横浜から約300キロ、四時間の行程を経てようやく到着です。
戸隠神社奥社に隣接されていると言えばいいのかもしれませんが、公園の敷地は71.34ヘクタールに及ぶそうです。ちなみに戸隠神社についてはこちらを参考にして下さい。
神社の入り口に案内標識があります。熊出没注意と看板がありますが、実はこの日の14時半頃目撃情報がありました。
早朝なのであまり人がいません。
ここはパワースポットとしても有名らしいのですが、この随神門の向こう側は確かに何か空気が違うような感じがしまた。
さて、森林植物園の方ですが、これが広いです。それに初めて来たので何処をどう回ればいいのか見当が付きません。とりあえず鳥君の東京近郊 野鳥撮影地ガイドを頼りに連れあいと歩いてみました。
道々観察や撮影をされている方はぼちぼちと出会いました。ただ、アカショウビンなどはいないようでかなり園内は静かです。それはそれでいいのかなと思っていたら、カメラの放列に遭遇しました。水芭蕉園の辺りです。
さて、一体何をお目当てに皆さんはいるのでしょうか・・・近寄ってみました。するとアカはアカでもオオアカゲラの営巣がありました。
まずはオスの雛のお出ましです。続いてメスの雛も顔を出してくれました。
いや、可愛いですね。それでこうなりゃ親が来るだろうと言うことになりますね。説明が遅れましたが、園内はやたらと歩き回ることは出来ません。ご覧の通り木道などはロープで仕切られここから出ることは出来ません。
つまり人の目に付きやすい場所でも、人からは攻撃される心配をしないで営巣が出来るのです。その方が人にとっても鳥にとってもいいと思います。それで三脚は禁止にはなっていませんが、木道はそれほど広くないので三脚などを立てる場合、通行の妨げにならないような配慮が必要です。
さて、観察している人達が雛同様に親をまつことしばし。やっと現れてくれましたが、何せ逆光です。それでも営巣の近辺にいるときに数ショット撮ってみました。
オスも来ました。
空が白く、光もあまり良くない状態ですから、撮影している人は苦労したと思います。途中にニュウナイスズメなども出てきましたが、あまり鮮明でないので割愛です。
いずれにしても管理人の家の近くではどうあがいてもお目にかかることの出来ない光景であります。そんな光景を目の当たりに出来たのですから、ここに来た甲斐もあると言うもの。本日は一泊して明日の午前中くらいはまた観察・撮影をしたいと思っています。