春近し・・・ビロードキンクロのいる風景

まだ春のワタリには少し早いですが、海浜周りです。それに今季は猛禽ばかり追いかけて三番瀬のビロキンの姿を未だ見ていません。これを見ないと冬だと言う実感が今ひとつ。なんて、少し大げさですが、冬か春か微妙な時期ですが、久しぶりに三番瀬に出かけました。

まあ、これといった珍しいものはいませんが、いつもの風景です。

ビロキンですが、まだいてくれました。

相変わらずスズガモの群れの中でまったりしています。全く見付けにくいカモですね(笑

あの三白眼のようなトレードマークはいつみてもユーモラスです。

律儀なカモのようで、十年近くここで越冬しているとか。義理堅いのか単に惚けているのかは分かりません。ですが、冬に数多く来る他のカモたちに比べ、たった一羽の越冬ですが、存在感はあります。まあ、冬の風物詩のひとつになっています。

風物詩と言えば、ハマシギもでしょうか。長閑な日和は特に合います。

ユリカモメもまだいます。今季は若鳥がどれくらい来たのでしょうか。旅立ちの日もだんだん近くなってきました。

シロチドリのようです。数は少ないですが、姿を見せてくれました。

これも三番瀬ではおなじみ、ミヤコドリ。今日は遠くにいて近くに来てくれませんでした。でも数はかなりいますね。

冬の三番瀬もそろそろ終わり。これからワタリが始まるといくらか騒がしくなってくるでしょう。海浜公園の工事もありますので、少し不便なとこもありますが、もう少しで工事も終わるでしょう。

三番瀬は、いつまでも変わらずに鳥たちを受け入れて欲しいものです。

三番瀬・・・ワタリの季節がやってきた

立秋はすぎ残暑厳しい折ですが、確実に季節は秋に向かっています。秋のタカの渡りにはまだ時間がありますが、シギ・チなどの渡りはピークを迎えています。そこで、暑いですが三番瀬に出張ってみました。

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朝の七時頃到着。ほぼ満潮です。空の高さと青さが秋ですね。これくらい潮が上っていると浜辺では餌取りはできないです。

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ダイゼンやコアジサシなどは潮が引くまで柱の上で待機です。これも三番瀬ではお馴染みの風景。

ようやく潮が引きだしてアオサの上にメダイチドリなどが出てきました。

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メダイチドリに交じってトウネンやキョウジョシギも出てきました。

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三番瀬ではやはりお馴染み、オオソリハシシギの夏羽。

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これもお馴染みダイゼン、まだ夏羽ですね。

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三番瀬ではあまりみかけないアカアシシギ。

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メダイチドリの夏羽。換羽していない個体もまだあるようです。

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コアジサシの群れ。

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この他オバシギなどもいたようですが、管理人は撮っていません。あと、珍しいことに管理人は未確認でしたがケリがいたようです。連れ合いがたまたま偶然に撮っていました。

ともかく暑いの一言。そう長い時間はいれないので午前中の早い時間に撤収しました。正味三時間くらいでしたが、鳥の数はかなり多く感じました。もっと粘れば色々な発見があったかもしれませんが、また次回です。

追記:

ここは人と鳥がある意味共存している場所です。こんな風景も三番瀬ならではでしょう。

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後ろにミヤコドリの群れがいます。

春の三番瀬 2016

3月27日に今年初めての三番瀬に行ったのですが、ようやく潮が引いて鳥たちが集まりだし、

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餌を啄むようになった頃・・・

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こいつが現れました。

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あっと言う間に集まっていた鳥たちがいなくなりました。その後2時間ほど待ちましたがどうにも離散した鳥たちは戻って来ません。あえなく撤収。勿論、管理人は猛禽類は大好きですが、これも時と場合によりますね。でもまあ、しかたの無いことです。

そんなわけで本日も行って来ました、三番瀬です。

満潮なので砂浜には何もいませんが、海アイサがいました。

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おそらくは満潮時でないと浜からは見ることはできないはずです。

潮が満ちているので小さい鳥たちは餌にまだありつけませんが、婚姻色の出ているダイサギは早くもお出ましです。

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そんな時、ふと足下を見ると・・・

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コガメのようです。何という種類かは分かりませんが、ウミガメでは無いようです。実は撮影のために海から手で砂浜に上げてすぐ海に帰したのですが、一体どこから泳いで来たのでしょうか。

さて、さて、ようやくハマシギたちが下に降りて来ました。

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結構夏羽になっています。そしてお馴染みのダイゼンやオオソリハシシギ達も集まって来ました。

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ダイゼンは夏羽になっていないようですが、オオソリハシシギは夏羽になっています。この辺りは結構時期に開きがあるようです。

とりあえず飛翔シーンを狙ってみました。

ウミネコの子供でしょうか。

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先ほどダイゼンは夏羽になっていないと書きましたが、そうでも無いようです。腋羽が黒くなっていました。

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夏羽のオオソリハシシギのベア。

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ハマシギは小さくて撮るのが結構やっかいですね。

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メダイチドリの群れ。

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オオメダイチドリが混じっていないか目を凝らしてみましたが・・・どうやらいないようです。

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本日も大した写真は撮れませんでしたが、それでも春の三番瀬はいいもんです。花粉も大分収まってきた今日この頃、春ののどかな海浜は結構な人出があったようです。

三番瀬 2015 秋 ミヤコドリが飛ぶ海浜公園

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三番瀬ではお馴染みオオソリハシシギ。隣の葛西臨海公園ではオグロシギをたまに見ますが、オオソリハシシギはまず見ません。逆に三番瀬ではオグロシギを滅多に見ません。海水と汽水の違いなんでしょうか。ちなみに、葛西臨海公園は上の池が淡水池で下の池が汽水池です。

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ウミネコは特に珍しくもありませんが、すでに冬羽になっている模様です。

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ユリカモメも冬羽になっていました。

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カワウの群れ。これはほんの一部なので全体でどれ位いるのか分かりません。遠くで小さくしか見えないのでそれほどではありませんが、近いと結構不気味です。

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ミヤコドリの群れ。これだけの数のミヤコドリが群れて飛ぶのが見れるのはこのあたりだと三番瀬くらいではないでしょうか。

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近くでみると結構愛嬌のある表情をしています。そういえばユリカモメのことを古代・中世では「ミヤコドリ」と呼んでいたという説を聞いたことがあります。ただ、江戸時代より前の「都鳥」は、特徴からカモメ科のユリカモメを指していることもあれば、ミヤコドリ科のミヤコドリを指していることもあり、どちらか分からない場合の方が多いとか。まあ、管理人はあまり古典に馴染みはないので混乱する心配はないですが。

そんなこんなで色々な水鳥が色々と集まる三番瀬の秋です。

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三番瀬 2015 秋 Part1 いつもの風景がここにあります

ここのところタカがメインで海浜周りはご無沙汰でした。今頃ですと三番瀬もワタリのピークは過ぎているので、落ち着いているとは思いますが、秋の程よい日和に誘われ久々の海浜廻りです。

いきなり何ですが、ダイサギがこんな風情で佇んでいます。

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後ろに貨物船らしき船が通っていますが、これが三番瀬の風情なんでしょうね。

ぱっと浜をみるとハマシギ、ミユビシギ、ウミネコ、とお馴染みの顔が並んでいます。

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すると突然ウミネコあたりの幼鳥でしょうか、こちらに向かって飛んで来ました。

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おっとっと、なんとかレンズを向けましたが、これ何だみたいな感じでした。色合いからすると幼鳥と思いますが、同定は今のところ出来ません。

その点、ミヤコドリはいいですね。単純で、分かりやすくて。関東近県でミヤコドリが比較的容易に観察・撮影できる場所はここ三番瀬をおいてそうは簡単に浮かびません。

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そんな中ユリカモメもいました。冬羽になっていますね。

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ハマシギやミユビシギはそれなりに結構な数がすでにいます。

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ハマシギの中には夏羽の名残を少し残したものものいました。

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・・・続く