先週の日曜日は東京港野鳥公園でタカサゴモズを撮りましたが、なんとも遠くて絵になりませんでした。ならば、ビデオを持ち出そうと言う事になり、連荘で東京港野鳥公園への出撃となりました。日曜日は天気が悪くなるようなので、土曜日でなんとかしたいところです。
土曜日は前回のブログに書いたとおり、バスの便が平日と同じような感じであるので、アクセスでは苦労しませんでした。日曜日は平和島駅からタクシーでしたからね。
本日も観察舎ではなくセンターの方の広場で待機です。猛禽が飛んだときにはこちらの方がカメラが振れるからです。
意気込んで機材を持ち込んだのはいいのですが、肝心の「鳥」がいません。カラスはいやと言うほどいるのですが・・・二時間ほどまってオオタカの若が出ました。飛んでいる写真は取れませんでした。しかも、遠くに止まっているので、これまた絵になりません。まあ、なんとか証拠写真ですね。

それにしても本日は活性が低いのかどうかしりませんが、あまり動きがありません。ヒヨドリ、カワウ、サギ類とカモ類がいくらか飛び回っていますが、これといってめぼしいものは動いていないようです。まあ、こんな日もあるさと思いもう少し粘ろうかと思っていたら・・・
どうやらここの常連さんがタカサゴモズが出ているよと教えてくれます。九時から待つこと五時間半。
ようやく出たといった感じなんですが、これまた遠いです。で、ビデオをとりあえず回します。


さすがにビデオでも遠かったですね。まあ、それでも何とか動画が撮れたので良しとしました。この時間になると結構な人が待機していたので、皆さんもなんとか証拠写真でも撮れたのでホットしている様子でした。時間にすれば三十分近く出ていたので、撮影するには十分な時間ではありましたが、ともかく近くには寄ってはくれませんでした。
帰りに観察舎の方に寄って常連さんらしきカメラマン(タカサゴモズの)に話を聞いてみましたら、こちら側でもなんとか見ることは出来たようですが、近くには寄っては来なかったようです。観察舎で待機していた方が近くによってくる確率は高いようですので、タカサゴモズの撮影に特化するならこちら側で待っていたほうがいいかもしれません。まあ、野鳥相手ですから、何処がいいとは一概にぱ言えませんけどね。
それでタカサゴモズなんですが、どうやら常連さんによれば、観察しているとたいした飛翔能力はないから、これは海を渡って来たのではなく、コンテナ船あたりに密航して来たのではないかと言うことでした。管理人が考えられる話としては、中国か台湾あたりでコンテナ積み込みをしている時にコンテナに迷い込んで閉じ込められ、それが野鳥公園近くの倉庫あたりでそのコンテナが開かれ、そこでやっと外に出た・・・まあ、根拠はありませんが。
ただ、道々遠路はるばる渡ってきたのなら、どこかで観察された形跡があってもおかしくはないような気がします。それに、この大田市場のあたりは、倉庫や物流センターが多いので、コンテナの扱いも非常に多いわけで、その可能性は結構あると思います。コンテナですから、必ずしもこのあたりで扉が開かれて荷を降ろすと言う訳ではありませんが、もし閉じ込められていたとしたら、出来るだけその時間が短い方が生存する確率は高い訳ですから、船から降ろされて程なくと言う事になると思います。
また、季節も関係しているでしょう。これが、夏で数日間コンテナに閉じ込められたら、いくら鳥でも脱水して死んでしまうのではないでしょうか。まあ、色々な推理は出来ますね。ただ、港近くで観察された例が過去にはいくつかあるようです(ちなみに十数年前に大黒ふ頭で観察された例もあるようです)。
中国、台湾あたりならコンテナ船の行き来もかなりの数になりますし、まあ、可能性としては結構高いかもしれません。今回はタカサゴモズの成鳥が一羽と言う話なので、こちらの生態系に影響を与えることはないでしょうから、その点はあまり心配しないでもいいと思います。
オオタカあたりに襲われずに無事に越冬したとしても、一羽ですからどうなることやら。野鳥公園あたりにいるモズと繁殖なんてことになると少々話がややこしくなるかもしれませんが、それは無事に越冬出来たときに心配すればいい話ですね。
ちなみにビデオは後日編集してアップしたいと思います。