日比谷公園で春ウララな日和を堪能した後、都営三田線で内幸町から御成門まで移動です。一駅(およそ一キロ)くらい歩けばいいんだけど、まあ、都内は地下鉄が網の目のように張り巡らされているので、パズルを解く感覚でそれを利用するのも都内巡りの楽しみの一つです。
御成門を降りて少し歩くと増上寺です。徳川家の菩提寺として有名ですが、まあ、あまり用事もないのでいつもは前を通り過ぎるばかりですが、今日はちょっと立ち寄りました。フリーマーケットが境内で開催されていて、それもあってか中々の人出です。
なんか東京タワーが背景にあるって不思議な絵ですが、これはこれで東京の風景の一つなんですね。ただ最近は背の高い建物が多いせいか、東京タワーがランドマークではなくなりつつありますが、この辺りではまだまだ健在と言ったところでしょうか。
いずれにしても、東京タワーを入れればそこは東京であるということが一目で分かります。写真を撮る上でも意識するのは当然でしょうね。
さて増上寺から東京タワーはお隣同士といったところですが、そのお隣へ移動します。そして間近から見上げると・・・
ベタな絵ではありますが、まさに東京タワー。これ以上もこれ以下も無いといった感じです。見たまんまんですが、やりは見上げるていると首が痛くなります。実際に生きている(稼動していると言う意味ですが)タワーは少々その背が低くても、開業前の東京スカイツリーより威容という点では、勝るような気がします。いってみれば貫禄の差でしょうか。そう、東京スカイツリーは確かに凄いけど、貫禄みたいなものは感じません。長年東京を睥睨してきたキャリアの差、そう言い換えていいかもしれません。
さて、その東京タワーの展望台に上がります。そしてエレベータの扉が開くと、東京スカイツリーが正面に見えます。
新旧の東京のタワーがお互い臨み合っている訳です。お互いをどう思っているかは分かりませんが、睨み合っていると言うよりは、静かに隣り合っているといった風情に管理人は思えます。まあ、東京タワーの方が大先輩な訳ですし、そこは大人の余裕なのかなと勝手に想像しています(笑
東京の中心にあって長い間東京のランドマークであった東京タワー。東京タワーが見えづらくなるにしたがって、タワーから見える景色も少しずつ変わっていったのでしょう。それはそれで時代の流れでいたしかたないことですが、東京タワー自体の存在感は変わらずにあって欲しいと管理人は思いました。
真下に見える増上寺は長い歴史の中に佇んでいますが、東京タワーもそれなりに歴史の中に溶け込んだ存在として残り続けて欲しいですね。