タカのワタリ

 タカのワタリは九月の下旬から十月上旬にかけて行われます。まさに季節の風物詩と言って良いでしょう。今年の夏は一際暑かったのでワタリのシーズンが待ち遠しかった人たちも多かったのではないでしょうか。

さて、前回のブログは「アカアシチョウゲンボウ」でしたが、タカのワタリを観察に行って撮影したものです。本来はサシバやハチクマといったあたりがメインになります。タカ柱なんてのが見れるのもこのワタリの時期ならのことなんでしょうね。

タカのワタリの有名な観察ポイントは全国各地にありますが、管理人の住居に一番近いと思われるところに今秋初めて、タカのワタリの観察に出かけてみました。

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そこには数十人に及ぶと思われる人たちがそれぞれの機材をもって観察・撮影に来ていました。

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また、観察は毎年行われているようで、こんな掲示板もありました。

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色々な事情があり今シーズンは僅か二日間しか行けませんでしたが、それでも希少なものも観察・撮影できたし、エゾビタキなどの旅鳥にもお目にかかれました。それなりに良かったなと思います。来シーズンはもう少し回数を増やして出かけたいと思います。

それにしても、タカの(ビデオ)撮影は難しいと思います。猛禽類(特にハヤブサ)の飛翔シーンがメインの場合は、テレコンなしで撮影するようにした方がケラレの心配も要らないし、オートフォーカスの精度も落ちないので、良いように思います。ケラレたシーンをカットするのが結構大変でしたし、何より機材も軽くなりますからね(笑

追記:
テレコンに関してですが、一般的なテレコンならケラレることは無いように思います。管理人の使用しているのは、HDP-9000EXというやつで、野鳥の撮影でもなければまずわ使わないといったもので、これは見事にケラレます。倍率が1.8倍とあまり高くはないのですが、明るさや画質に関して劣化を気にせず使えるといった反面、ケラレます。オートフォーカスもノーマルの状態よりはやや落ちると思います。ハヤブサのようなスピードで飛翔するものを捕らえるのでなければ、問題はあまり無いのかもしれませんが、今回はテレコンは外すべきだったと思っています。空に点に映る鳥影を引いてワイドで捕らえて、それからテレ端に向かってズームさせるのですが、引く際が分からず、何度も何度もケラレてしまいしまた。これを編集でカットするのはかなりの煩わしさを伴いますし、なんと言っても現場での撮影の快適性にもかなり影響しました。

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