ところどころ地盤もおかしなことになっています。
陥没もあります。
艀もひび割れて崩れているところもあります。
恐らく津波の引き潮のときに流されたと思われる漁船。
片付けきれない様々な漁具や道具。
建物が根こそぎ流された津波の映像をさんざん見ていたので、一見すると建物が残っているこのあたりは大した被害ではないのではと錯覚してしまいそうなのですが、実際現地に来て見ると分かりますが、そんな生易しい状態ではありません。建物は残っていても使える状態ではありませんし、いまだに片付けきれない様々なものが所狭しと置かれています。
通常の生活に戻るためには恐らくこの辺りは一回更地にしないといけないのではないかとさえ思えます。つまり今建っているものはむしろ再建の妨げになるのではないかと心配されるのです。一切合切を流されてしまったところは非常に悲惨ではありますが、中途半端に使えない建物が残っているのもパッと見では分からない大変さがあるのではないでしょうか。報道ではありまこのあたりの被害は伝えられていませんが、震災の爪あとはしっかりと大きな傷として今だ残っています。
管理人が撮影している間も何台かの他県ナンバーの車が来ていました。聞くところによると、他県には住んでいるがこの辺りの出身の人が多かったようです。
ただ、ご覧のとおり大きなクレーンも入っているようなので着実に復興への作業は進められているような感じはします。ですが、まだまだ道のりは遠いなと感じざる得ないです。
続く・・・