東日本大震災以後、めっきり海浜回りが減りました。その一番の理由は三番瀬が立ち入り禁止なったことだと思います。それがようやく再開したのが今年の春、4月でした。そして震災後初めて三番瀬に行ったのが5月3日でした。ゴールデンウィーク中とは言え、生憎の天気の為か、昼前にも関わらず、殆ど人影が見えなかったこともありました。あのソリハシセイタカシギを初めて撮影した日には、恐らく一万人は超えるのではないかと思える程の人が訪れていたと言うのに。
それでも徐々に三番瀬は復活しつつあるようです。いつものようにハマシギ達が群れをなして飛んでいるのを見ることが出来たからです。
中にはミユビシギも混じっているようですが、これを見たとき少しホットしました。完全復活にはまだ遠い感じではありますが、それでも鳥たちはここを忘れないでいたようです。
まだ完全に冬モードではないので数はそれ程多くないようですが、それでもここまで群れをなして翔ぶ様は三番瀬ならではでしょう。
そうそう、まだビロキンは見えないようです。気になりますが、今年も来てくれるのでしょうか。
ミヤコドリやタイゼンも健在のようです。
ユリカモメはワタリでしょうか。
そんな訳で本格的な越冬シーズン前ですが、復活の予兆を見せながら三番瀬でハマシギか飛んでいました。
おまけは猫。
耳先に切れ目がありますが、残酷な悪戯をする悪い奴がいるもんだと憤慨していたら、実はこれは、野良猫に対して、これ以上増えないように避妊・虚勢手術をした印だそうです。このようなことを推進しているボランティア団体があり、この印を耳先カットと言うらしいのですが、これはこれでなんとも複雑な心境ではあります。まあ、鳥たちに悪さをする訳でもなく、なんとなくこの三番瀬で共存しているようですが、餌はやはりここを訪れた人達に無心しているようです。
かく言う管理人もついつい昼飯のごく一部ですが、やってしまいました。まあ、これ以上繁殖しないので、あまり深く考えることはないのかもしれませんが、人間のエゴをそこはかとなく感じてしまう一幕ではありました。