白樺峠 Part3 ワタリのタカ編

タカのワタリのために白樺峠に行って、Part3はワタリのタカ編はなんか変だろうという突っ込みも意識しつつ、Part3 は稚拙ながら撮ったワタリ中のタカを見てみたいと思います。

先んず思うのは、タカに限りませんが野鳥の同定は当たり前ですが難しいなと言うことです。撮ってきた写真を見て、すぐに分かるものもありますが、そうでないものがかなり多いです。観察している時は分かったつもりでも時間が経つと記憶の劣化なんでしょうか、特に、撮影などをしているとメモが取れませんからより難しくなります。

実はビデオを常に回していればいいのですが、それも現実的ではありません。それに白樺峠ですと殆ど自力で同定しなければなりません。勿論、ベテランさん達が数多くいますのでその人達の力を借りることも度々ですが、やりは最後は自力解決することが出来るようになりたいと思うのです。

そんな中で頭をひねった一枚。

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管理人的にはハチクマの記憶がありました。羽の感じからしてそう見えます。ハチクマの暗色型、雄と思っていたのですが・・・

よく見ると翼指が五枚にしかみえません。これではハチクマではないことになってしまいます。だけどサシバやノスリには見えない。困ったなと思っていたところ、とある書籍によれば秋のワタリ時は翼指の換羽は五枚である場合が多いと書いてありました。そこに載っていたハチクマも一見すると翼指が五枚にしか見えないものもありました。しかしそんなこといままで随分とタカに関する本も買ったけど書いてなかったような記憶があります。それだけ難しいものだと実感させられました。

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当日の違う個体ですが羽がかなりぽろぽろですのでこれは換羽前なのでしょうか。よく見ると左右の翼指の五番目が欠けています。これは換羽中なのでしょうか。厳密に言えばこれも翼指が五枚と言えなくもありません。

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これは違う日の個体ですが、換羽が終わっているせいか綺麗な羽の状態です。翼指も六枚綺麗に見えます。そして同時間帯に飛んでいた別固体。

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似たような感じですが、羽の状態は随分と違います。

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数は少ないですが、一応タカ柱。

ハチクマは個体差がかなりありますし、関東ではサシバに比べると見られる機会が少ないですから、よけい難しく感じるのかもしれません。

さてサシバですが、どうも写真の方はあまり撮れなくて、後半戦に入ってからなんとか少し撮れた感じです。サシバは比較的高度がありますので、ハチクマより写真的には手こずる感じです。

Part1に出てたサシバと同個体のもの。腮線が確認出来ます。

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別の日の別固体。

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上と同日の別固体です。

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天気が良いためか高いところを飛翔するので中々綺麗には撮れません。腕と機材の問題もありますが、致し方ないでしょうか。まあ、他のベテランさん達はそれなりに撮っていると思いますが。空が比較的青く綺麗なので色はそこそこ綺麗に出ているかなと思います。

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何かの拍子に垂直降下したときのものです。ちなみに縦撮りしたものではありません(笑

遠くの場合はビデオ、接近戦になったら写真みたいな感じで撮り分けているつもりなのですが、やはりビデオの方が時間的には撮っていた時間は長いようでした。まあ、よく撮れたかと言われれば、まあ、60点くらいかなと思いますが、それでもかなり楽しくかつ緊張した時間が過ごせたように思います。

タカに限らずでしょうが、もう少し焦点距離の長いレンズが欲しいところです。なんとか来年はそれを叶えたいのですが、なにせ先立つものが何とやらでどうなることやら。

機材はどうあっても来年も白樺峠に行ってワタリのサシバやハチクマに会いたいものです。

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