鳥インフルエンザ・・・遠くて近い話

最近鳥インフルエンザが話題になっています。それも野鳥がらみのニュースを聞きます。

名古屋の東山動物園で飼育していたコクチョウ三羽が高原性鳥インフルエンザ感染が確認され、年内の営業が出来なくなるニュースがありました。そしてシジュウカラガンも感染して一羽が死んでいるため、結果によっては他の十二羽も殺処分の可能性があるとか。

さらに、真岡ではオオタカの感染が確認されています。

数から言えば養鶏場などの被害が遙かに甚大になる可能性も高いし、なにより社会不安を助長するので、そちらへの対策が急がれるかもしれません。しかし感染の源と考えると野鳥の方に疑いがかかるのは当然で、野鳥を観察・撮影している身としては人ごとではないように思います。

野鳥に直接手で触れる機会はさすがにありませんが、希にですが野鳥の死骸を見ることはあります。大概は猛禽の餌になった後とか、道路で轢かれたカラスとかが大半ですが、そうでない場合もあります。

死骸そのものを見ることが不快なことですが、それが鳥インフルエンザの所為だったかもしれないと考えると、不快さに不気味さが加わってくるような気がします。

野鳥が感染源として介在すると、厄介な話です。養鶏場などがそれなりに気密を保っているつもりでも、小鳥が通り抜ける位の隙間は何処かにあるでしょう。すると感染の完全な封鎖は事実上不可能と言うことになるのでしょうか。

もともとインフルエンザは鳥が起源とか。それもカモやアヒルと言った足に水かきがある水鳥、渡り鳥に感染するウィルスだったとか。ただし、水鳥は長い間(数百万年と言われる)感染し続けた結果、水鳥が病気になることはないのだとか。これは私たちが腸管内に大腸菌を持っていても病気にならないのと一緒とのことです。

正直言って手が無い感じがしますが、対処療法ですが、感染が発見されたら隔離と殺処分を徹底するより仕方ないのでしょう。

根本的には国際的な衛生管理体制の確立が必要なんでしょう。その中でも特に中国などは管理体制の確立が急務なのでしょうけど、現実は遅々として進んでいないようです。

とりあえず、管理人は野鳥の死骸を見つけたら、絶対に手で触らずに、速やかに最寄りの行政機関に連絡をするようにしたいと思います。

鳥インフルエンザ情報

神奈川県 県央家畜保健衛生所

電話番号 046-238-9111 ファクシミリ 046ー238ー9124

管轄地域

横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、葉山町、愛川町、清川村

湘南家畜保健衛生所

電話番号 0463-58-0152 ファクシミリ 0463-58-5679
管轄区域

平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、南足柄市、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

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