サンコウチョウの森 2016 Part1

昨日福島より帰ってきたのですが、本日は地元でいつものサンコウチョウの森に出かけることにしました。大体この時期ならすでに渡ってきていると思うので、巣が架かっているかの確認になります。

結論から先に言いますと、個体はかなり確認出来ました。囀りも聞こえます。ですが、営巣は確認出来ません。まだ、少し早かったのか、人の目に付かないところなのかは判別しませんが。

写真の方も遠く証拠程度です。

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それでもいることはいるので今年もまたこの森に通うことになりそうです。

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サンコウチョウの森 2015 Part5

孵った雛をカラスが襲ったようです。

地元の人の話によると、火曜日に巣をカラスが襲ったようです。親鳥は防戦に努めたようですが、多勢に無勢。かなりの数のカラスだったようです。

そして水曜日の朝には巣が無くなっていたそうです。

ここからは推測ですが、雛がいなくなった巣、その状態を知っている人が火曜日のうちに持ち去ったのではないかと思われます。

自然界のことですから、カラスが巣を襲うこともあるでしょう。そうでなくても、親鳥が営巣を放棄することもあるし、猛禽、リスなどに襲われることもあるでしょう。孵った雛がすべて成鳥になるということは、むしろ、自然の中ではあり得ないことだと思います。

今回は人の手によって雛が持ち去られた可能性は低いようなのでそれは救いですが、それでも巣を持ち去る人がいることは残念です。確かに、不要になったものではありますが、それがお金になるということであれば、段々とエスカレートしていく可能性があるからです。そしてそれは時として現実に起こっています。

今年の春は里山に随分と行ってきました。そこではサンコウチョウだけでなく、色々な生物たちの巣があります。そこでは、ここで起きているような人の手により巣の盗掘の話はついぞ聞きませんでした。まあ、逆に言えば、そのようなものに地元の人達は(その存在が当たり前すぎて)興味がわかないからなのかもしれませんが。

このサンコウチョウの森は里山と違って人が多く住んでいる場所の比較的近くにあります。それだけ貴重な存在ですが、人の手による巣の盗掘が頻繁に行われているということは、なんとも残念でありません。

今回の営巣はなんとも後味の悪いものになってしまいました。それでも、森の中ではサンコウチョウやオオルリ、キビタキ、センダイムシクイなどの囀りが聞こえます。厳しい自然界と人の手による盗掘と夏鳥たちにとって厳しい状況ではありますが、なんとか命をつなげてもらいたいものです。

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サンコウチョウの森 2015 Part4

ようやく雛が拝めるかと思いきや・・・

どうやら雛は孵ったようです。ビデオの方で分かるとおり二度ほどメスが(卵の)殻を咥えて巣から持ち出しました。

ただし、管理人は当日かなり早い時間で撤収してしまったのでその後の様子は分かりません。ひょっとしたら、雛が確認出来たかもしれません。まあ、こちらも色々事情がありまして致し方ないのですが。さて、さて、次回はいよいよ雛が拝めるかどうか・・・期待します。

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サンコウチョウの森 2015 Part3

ここのところ忙しくて出かける時間が作れませんでしたが、三週間ぶりのサンコウチョウの森です。

現在抱卵中の巣がありました。

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いつものことですが、カメラマンもどっと出てきました。巣が見渡せる位置には所狭しと大きなレンズが並びます。まあ、サンコウチョウも慣れているのかこれで放棄することはないと思いますが、ちょっと気にはなります。

サンコウチョウの抱卵はおよそ12日から14日くらいとか。

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管理人は基本的には土日しか出かけられませんが、運がよければ次回は雛の姿を確認出来るかもしれません。ここの巣はかなり低い位置にあり、雛の観察はかなり楽だとは思いますが、外敵に晒されやすいかもしれません。それも少しは気がかりです。

あとここ以外にも営巣が期待できそうなポイントがありましたので、今後が楽しみです。

サンコウチョウの森 2015 Part2

先週は営巣の確認が出来なかったので今週はそれを期待して出かけました。結論から書きますと常連さんによると観察ポイントとしては森の最深奥付近と思われるところに、一カ所確認出来たそうですが、管理人はそこまで行く元気がなく、この目で確認は出来ませんでした。ただし、あまり条件が良い場所ではないらしく、今後が心配だとか。

さて、森に入ると結構元気よく鳴き声が聞こえます。営巣を期待したのですが、先に書いた通り、かなり奥まで行かないとないようです。それで管理人はいつもの場所で待機。待つことしばし。メスを確認。レンズを向けますが、証拠程度。割愛します。

しばらくして今度はオスが出現。これはなんとか撮れました。

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相変わらず暗いし、枝の間だし、しかも遠いしと、悪条件が重なりますが、それでもこうやって姿を見ることが出来ると嬉しいですね。さて、そのご結構粘りましたが、なかなかチャンスに恵まれません。相変わらず声は結構聞こえます。まだペアリングが出来ないのか、森の中を周回している感じです。

そういえば、キビタキの声が今日は特によく聞こえます。ここではキビタキの写真は結構難しいと思うのですが、撮ってきたカメラマンもいました。昨日の雨のせいか、餌取りが活発なのかもしれません。

実は管理人の粘っている場所は、営巣が何年か続いている実績のある場所です。昨年は丁度巣作り二日目位の時に来合わしました。巣作りをしている時は案外人目を気にせず、同じところに飛んでくるので、観察・撮影はかなり楽になります。それを期待していたのですが・・・

残念ながら本日はもう一カ所回る予定があるので、早々に撤収することにしました。そして撤収途中でやけに近くで鳴き声が聞こえるので、すこし粘って撮ったのが・・・

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少し明るいところに出てきてくれました。背景が綺麗にボケてくれてなかなか良さげな感じになりました。尾羽の綺麗なオスです。おまけに飛び出しも撮らせてくれました。

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時間があまりなかった割にはなんとか撮れた方かもしれません。なにせ気まぐれな鳥が相手ですから、腕や機材も大事ですが運次第と言った要素がかなりあります。運に沢山恵まれるためには、ただひたすら通うしかないでしょうね。下手な鉄砲なんとやらで今シーズンも頑張ってみたいですね(笑