東京港野鳥公園・・・あら珍しや

 今年は、タカのワタリが個人的には不調でした。いつもの場所のワタリの数はここ数年で最高でしたが、当たり日に行けなかったのが響いているようです。特に10月8日は惜しかったですね。

とは、言っても出撃回数の割には、小鳥の方は比較的当たっているようです。ヒガラ、マミチャジナイ、サメビタキなど初撮りのものもありました。あと、アマツバメ類なども今年は果敢に撮りに行きました。まあ、絵的にはイマイチ、イマニではありますが、今まで諦めていたことを思えば幾ばくかの進歩ではありましょうか。

そんな秋の日、久しぶりに東京港野鳥公園への出撃となりました。比較的、出の時間が遅くなったのもありますし、午前中は満潮なので遠くの海浜回りも億劫だったのもあります。

九時丁度頃到着。いい天気です。仮に鳥に恵まれなくても家に篭っているのは勿体無い陽気です。出かけて正解だったと思います。

さて、最初のお出向かいは空を飛びますが「飛行機」でした。かつて撮ったことのあるピカチュウです。

2012-10-21_092542_img_1826.JPG

ここは羽田が近いので結構飛行機が取れます。あまり鳥が撮れない時は結構撮って楽しんでいます。

次は「モズ♂」です。

2012-10-21_094745_img_1833.JPG

冬が近いなぁと感じます。

その次はヒメアマツバメ。タカのワタリで随分と観察しましたが、ここでも元気に飛び回っていました。寸の詰まった尾と腰の白さが特徴です。

2012-10-21_101048_img_1844.JPG

それで、お次がなんとタカサゴモズ。出ているとは聞いていましたが、こうあっさりと遭遇できるとは思いませんでした。淡水池の観察舎の方に撮影者が多数いたので、あちらに出るのかなと思っていたのですが。正直言って撮る場所もないし、猛禽が出てもカメラを振れないしと思っていつもの場所に陣取っていたのが、むしろ幸いしたようです。何が幸いするか分からないのも面白いですね。ただ、とっても遠いので写真としてはかなり無理がありました。

2012-10-21_102538_img_1851.JPG

img_1860_filtered.jpg

珍しいといえばかなり珍しいと思います。今回野鳥公園でお目にかかれなければ、一生見れなかったかもしれない程度には珍しいと思います。普通のモズでさえ激減している昨今ですから、余計にその珍しさが際立つ感じです。結構滞在は長いようなのですが、いつまでいるかは勿論分かりません。熱心に通っているカメラマンもいるようですし、暫くは楽しませてくれるかもしれません。

お次は、再びヒメアマツバメ。珍しいツーショット。群れで飛んでいたので調子に乗って狙ってみましたが、まあ、ご愛嬌の範囲ですね。

2012-10-21_103325_img_1874.JPG

そしてそのすぐ後に飛んできたアマツバメ。燕尾であるのが特徴。なんと、目に光が入っています。下手な鉄砲なんとやらの見本ですね。

2012-10-21_103715_img_1886.JPG

次は、これも結構珍しいアリスイ。アリスイもそこそこ珍しいですが、こんな明るい目立つところに出てくるのが珍しいのではないでしょうか。ついでに更に珍しいアリスイの飛翔シーン。

2012-10-21_104413_img_1893.JPG

2012-10-21_104419_img_1898.JPG

さらにトリミング。

2012-10-21_104419_img_1900.JPG

かなり厳しいですが、生え変わりの短い羽が見えるのがちょっと珍しいので上げてみました。

その他、結構カモ類も入っていました。猛禽は不発でした。カラスがオオタカにモビングをしかけるのが結構見ものなのですが、まあ、これは次の機会に期待しましょう。

短い時間ではありましたが、結構中身が濃かったように思います。タカサゴモズはもう一度くらいビデオも持ってチャレンジしたいですね。ちなみに、日曜日より土曜日の方がバスの便ははるかに良いので、出来れば土曜日の出撃が吉かと思います。

2012-10-21_120403_img_1903.JPG

ワタリの季節・・・葛西臨海公園

 シギチに目立った動きのない海浜回りはどうかなと思っていたら、葛西臨海公園がヒタキ類のワタリで少し賑やかな感じらしいので出撃となりました。先週場所は違いますが、初知見のサメビタキを撮っているので、それなりの期待を持ってです。

スタッフの非公開ブログにあるようにアカゲラ(メス)が出ているようなので、それをメインに狙ってみようかと思っていたのですが・・・

アカゲラ自体は少し地方に出れば見ることはそれ程困難ではないかもしれませんが、都会の公園で見れるところに少々の価値を感じることが出来るのかもしれません。結果は、ボウズでありました。

アカゲラを待っている間にヒガラを初ゲットです。

2012-10-13_120816_img_1517.JPG

2012-10-13_121516_img_1538.JPG

アカゲラを諦めて園内を回っていたら、少々の人だかり。すかさず見ると、マミチャジナイでした。

2012-10-13_131500_img_1556.JPG

2012-10-13_131517_img_1571.JPG

群れで回っているようで、何羽か確認出来ました。マミチャジナイが一息ついた頃、今度はキビタキの出番となりました。

2012-10-13_132625_img_1636.JPG

2012-10-13_132725_img_1645.JPG

繁殖地ならいざ知らず、都会で観察と撮影が出来るのは、嬉しいですね。ただ、最近は撮影のために餌をやる人が結構いるようですが、今回はそのようなことはありません。色々な見解があるかもしれませんが、野鳥に餌を与えるのは如何なものかとは思います。

タカのワタリは少々不調でしたが、まだまだワタリの野鳥はいるようです。明日はどこに出撃するか。出来ればビデオも撮りたいと欲張りなことを考えている管理人でした。

2012-10-13_084745_img_1466.JPG

東京駅

 朝早起きしたのですが、本日は雨天のためタカの渡りの観察は中止です。それで寝なおしをしたら、昨日の予想外の暑さのせいか、妙にだるく、出かける気になりません。雨も止まないし。そんなこんなでぐずぐすしていたら、ふと東京駅がリニューアルしたことを思い出しました。それに昨日、天皇陛下がお召し列車で東京駅から山梨まで行幸されたのも思い出し、それならたまに皇居に行く以外は通過しているか、構内を乗換えで歩くかしない東京駅にちょいと行ってみようということになりました。

丸の内南口です。

20d51a1.jpg

生憎の雨ですが、結構な人人出です。

2012-10-07_103033_img_3435.JPG

タカのワタリはキャンセルしましたが、何故か天井にタカらしきものが八つあります。

2012-10-07_102738_img_3425.JPG

雨でレンガの色は映えますが、空の色はイマイチイマニと言った感じです。

2012-10-07_103239_img_3443.JPG

かなり引いても全景が入りません。あまり引きすぎると絵にならないので、更なる広角レンズが必要だと思いました。ちなみに使用機材はCanon 24-105mm F4L & 5D です。

2012-10-07_103904_img_3454.JPG

親子連れのようです。

2012-10-07_104309_img_3472.JPG

駅前の広場にちょっとした花壇が出来ています。

2012-10-07_104343_img_3474.JPG

2012-10-07_104505_img_3481.JPG

東京駅の中央口。

2012-10-07_105649_img_3502.JPG

昨日のニュースの写真を見ると陛下がこちらに到着されたのが分かります。

2012-10-07_105728_img_3504.JPG

それにしても歴史を感じさせる駅舎ですね。よくぞ復元してくれたといった感じです。

2012-10-07_110555_img_3516.JPG

その他八重洲口の方の東京駅一番街やら、東北縦貫線の工事やらと歴史の重みは大事にしながらも、東京駅はまだまだ変貌を続けているようです。

葛西臨海公園で鳥鉄の巻

 葛西臨海公園駅は撮り鉄にも中々人気のある場所のようです。知っている人は知っているでしょうが、葛西臨海公園駅は舞浜駅の隣です。舞浜駅といえばご存知東京ディズニーランドがありますが、そのディズニーランドに特別な貸切列車が到着するのを知っている人はあまりいないでしょう。今回はそんな特別な貸し切り列車を撮りに行って見ました。

わくわくドリーム号で行く 東京ディズニーリゾート®への旅

なかなかいいお値段ですが、それでも結構な利用客がいるようです。

さて、舞浜駅到着。7時56分です。回送とありますが、この時点ではお客さんを乗っけています。車両は485。車両の所属は新潟です。

2012-09-15_075429_img_0885.JPG

表示板は回送。京葉線の舞浜駅のホームでは極めて珍しい光景でしょう。

2012-09-15_075737_img_0903.JPG

実はこの列車、東京駅まで回送してそこで向きを変えるのです。

2012-09-15_081939_img_0911.JPG

そして、再び武蔵野線を経由して大宮までの回送になります。つまり再度、葛西臨海公園駅を通過するのです。

2012-09-15_083914_img_0934.JPG

葛西臨海公園駅では数人の撮り鉄がいました。何かの拍子にここで電車を撮ったことはありますが、特定の列車を狙って撮ったのは初めてです。京葉線は塩見を過ぎれば殆どが高架ですから、回りが開けていますので、編成を撮るには向いているようです。確かに横浜、鶴見あたりで撮ったものに較べるとえらいすっきりした感じです。

そなん訳で葛西臨海公園駅に来たわけですから、このまま帰る管理人ではありません。列車の撮影が終れば、いつもの456にレンズを替えて、野鳥園へ鳥撮りに出発です。

さて、その成果ですがアカアシシギなんかも入っているなんて情報もありましたので、期待していたのですが、列車の撮影のように予定通りには行きません。まあ、自然物相手の撮影はこんなもんですね。

これといったものはいませんでしたが、ここではめずらしくトウネンが入っていました。

tonen.JPG
アカアシシギは残念ながらいませんでした。朝はいたようなのですが。ソリハシシギを遠くから見たときは、もしやと期待はしたのですが。

2012-09-15_111331_img_0961.JPG

あとは、いつものアオアシシギ、セイタカシギ、コチドリたちですね。冬鳥はまだ入っていないようです。

2012-09-15_115524_img_0974.JPG

休みの日の京葉線はよく利用します。貸しきり臨時列車などは土日祭日に運行される場合が多いでしょうから、ちょっと朝の時間を使えば、今回のような鳥鉄が楽しめる感じですね。季節が良くなって行くこれからに期待したいところです。

葛西臨海公園・・・繁殖の夏 Part2

 先日の台風四号はこの時期にしては珍しく関東圏を直撃しまた。その後が気になり葛西臨海公園に出張ったのは先週の二十三日。この日はビデオしかもって行かなかったので写真は撮らずでしたが、生き残りの雛を三羽確認出来ました。親鳥達も数は少し減ったような感じでしたが、何箇所かでは抱卵をしているようでとりあえず一安心。

そして本日はビデオと一眼を両方持って出張りました。話が横道にそれますが、これらの機材を椅子代わりのアルミケースに入れるととっても重いのです。正直言って担いで歩き回る重量ではありません。それに三脚が加わり、さらに飲料水やよ食料やらと、重量は嵩むばかり。まあ、考えようによってはいいトレーニングではありますが、夏の暑い時期の移動はかなりシンドイですね(苦笑

さい、そんな愚痴は置いて、あれから雛達はどれくらい育ったかが楽しみです。まずは現地に到着すると数は先週と変わらない感じか、少し増えたのか、親鳥達が所々で抱卵をしていました。

2012-06-30_111747_img_9654.JPG

そして雛達はすぐに確認出来ました。なんとか今週も無事に育っているようです。

2012-06-30_111958_img_9676.JPG

先週は三羽確認できたですが、どうやら生き残ったのは四羽いました。そう言えば、六月十七日に来た時は四羽いたのです。どうやらその時にいた連中がなんとかあの台風にもめげず生き残ったのでしょう。何とも頼もしい連中です。

2012-06-30_112230_img_9702.JPG
(上空が気になる年頃になったようです。)

観察していると親鳥の餌遣の頻度は随分と少なくなっているような感じです。そろそろ自前でなんとかしろとのことなんでしょうか。ビデオでは撮れましたが、僅かですが飛翔もしていますから、自前で餌取りが出来る日もすぐでしょう。

2012-06-30_112142_img_9689.JPG

そう言えば観察中カラスが寄ってきました。この辺りは比較的カラスは来ないのですが、コアジサシが猛烈にモビングをしかけてあっと言う間に追い払いました。いや、すごい迫力でしたね。

2012-06-30_112333_img_9707.JPG

そうやって守られている雛達も最初に見た頃は親鳥の腹の下に潜り込んでいたのに随分と成長したなと思います。旅立ちの日も近いでしょう。

2012-06-30_124828_img_9853.JPG

親鳥たちも台風にめげずにまだまだ繁殖を続けています。去年は八月の中旬くらいまで雛が孵っていましたから、コアジサシの繁殖の夏はまだ当分終らないのでしょう。

2012-06-30_121350_img_9807.JPG