東京港野鳥公園・・・あら珍しや

 今年は、タカのワタリが個人的には不調でした。いつもの場所のワタリの数はここ数年で最高でしたが、当たり日に行けなかったのが響いているようです。特に10月8日は惜しかったですね。

とは、言っても出撃回数の割には、小鳥の方は比較的当たっているようです。ヒガラ、マミチャジナイ、サメビタキなど初撮りのものもありました。あと、アマツバメ類なども今年は果敢に撮りに行きました。まあ、絵的にはイマイチ、イマニではありますが、今まで諦めていたことを思えば幾ばくかの進歩ではありましょうか。

そんな秋の日、久しぶりに東京港野鳥公園への出撃となりました。比較的、出の時間が遅くなったのもありますし、午前中は満潮なので遠くの海浜回りも億劫だったのもあります。

九時丁度頃到着。いい天気です。仮に鳥に恵まれなくても家に篭っているのは勿体無い陽気です。出かけて正解だったと思います。

さて、最初のお出向かいは空を飛びますが「飛行機」でした。かつて撮ったことのあるピカチュウです。

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ここは羽田が近いので結構飛行機が取れます。あまり鳥が撮れない時は結構撮って楽しんでいます。

次は「モズ♂」です。

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冬が近いなぁと感じます。

その次はヒメアマツバメ。タカのワタリで随分と観察しましたが、ここでも元気に飛び回っていました。寸の詰まった尾と腰の白さが特徴です。

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それで、お次がなんとタカサゴモズ。出ているとは聞いていましたが、こうあっさりと遭遇できるとは思いませんでした。淡水池の観察舎の方に撮影者が多数いたので、あちらに出るのかなと思っていたのですが。正直言って撮る場所もないし、猛禽が出てもカメラを振れないしと思っていつもの場所に陣取っていたのが、むしろ幸いしたようです。何が幸いするか分からないのも面白いですね。ただ、とっても遠いので写真としてはかなり無理がありました。

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珍しいといえばかなり珍しいと思います。今回野鳥公園でお目にかかれなければ、一生見れなかったかもしれない程度には珍しいと思います。普通のモズでさえ激減している昨今ですから、余計にその珍しさが際立つ感じです。結構滞在は長いようなのですが、いつまでいるかは勿論分かりません。熱心に通っているカメラマンもいるようですし、暫くは楽しませてくれるかもしれません。

お次は、再びヒメアマツバメ。珍しいツーショット。群れで飛んでいたので調子に乗って狙ってみましたが、まあ、ご愛嬌の範囲ですね。

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そしてそのすぐ後に飛んできたアマツバメ。燕尾であるのが特徴。なんと、目に光が入っています。下手な鉄砲なんとやらの見本ですね。

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次は、これも結構珍しいアリスイ。アリスイもそこそこ珍しいですが、こんな明るい目立つところに出てくるのが珍しいのではないでしょうか。ついでに更に珍しいアリスイの飛翔シーン。

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さらにトリミング。

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かなり厳しいですが、生え変わりの短い羽が見えるのがちょっと珍しいので上げてみました。

その他、結構カモ類も入っていました。猛禽は不発でした。カラスがオオタカにモビングをしかけるのが結構見ものなのですが、まあ、これは次の機会に期待しましょう。

短い時間ではありましたが、結構中身が濃かったように思います。タカサゴモズはもう一度くらいビデオも持ってチャレンジしたいですね。ちなみに、日曜日より土曜日の方がバスの便ははるかに良いので、出来れば土曜日の出撃が吉かと思います。

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タカのワタリ・・・最終章

 タカのワタリも概ね終ったようで、今更出張ってもという思いもありましたが、最後のケジメと言うことで出撃と相成りました。

結果から言うと、生憎の天候と相俟ってかタカのワタリはありませんでした。累計数も例年を大幅に超えていますから、タカのワタリが終っても不思議ではありません。先週の月曜日がピークだったようで、本日がタカのワタリを目的とした観察は管理人的には終ったという印象でした。

そんな中、朝早くハヤブサ(の幼鳥)が飛んでいきました。

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ワタリではありませんので、この近辺に生息しているようです。

そして、ここではおなじみなっているアマツバメ。

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ツバメの撮影はタカよりやや難しく感じます。ターゲットが小さく、動きが早いですから当たり前といえば当たり前ですが、それでも夢中になって連射してターゲットを追いかけている時間は後から考えれば中々楽しいものです。まあ、その後は天候も悪くなってきて、ビデオを回すこともありませんでした。そして早仕舞いの撤収。本年のタカのワタリの観察はかくも粛々と静かに終りました。

来年に向けて色々な課題が見えた部分もありますが、所詮は趣味ですから、力まず細く長く続けていくのが良いのかと思っています。あまり撮れなかったビデオも少し編集して後日に上げたいと思います。

ワタリの季節・・・葛西臨海公園

 シギチに目立った動きのない海浜回りはどうかなと思っていたら、葛西臨海公園がヒタキ類のワタリで少し賑やかな感じらしいので出撃となりました。先週場所は違いますが、初知見のサメビタキを撮っているので、それなりの期待を持ってです。

スタッフの非公開ブログにあるようにアカゲラ(メス)が出ているようなので、それをメインに狙ってみようかと思っていたのですが・・・

アカゲラ自体は少し地方に出れば見ることはそれ程困難ではないかもしれませんが、都会の公園で見れるところに少々の価値を感じることが出来るのかもしれません。結果は、ボウズでありました。

アカゲラを待っている間にヒガラを初ゲットです。

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アカゲラを諦めて園内を回っていたら、少々の人だかり。すかさず見ると、マミチャジナイでした。

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群れで回っているようで、何羽か確認出来ました。マミチャジナイが一息ついた頃、今度はキビタキの出番となりました。

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繁殖地ならいざ知らず、都会で観察と撮影が出来るのは、嬉しいですね。ただ、最近は撮影のために餌をやる人が結構いるようですが、今回はそのようなことはありません。色々な見解があるかもしれませんが、野鳥に餌を与えるのは如何なものかとは思います。

タカのワタリは少々不調でしたが、まだまだワタリの野鳥はいるようです。明日はどこに出撃するか。出来ればビデオも撮りたいと欲張りなことを考えている管理人でした。

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サメビタキ

 恒例のタカの渡りですが、昨日どうやらピークだったようです。本日は朝から靄がかかり、条件としてはかなりわるいようです。九時過ぎくらいにようやく靄が晴れましたが、出足はかなり遅くなりました。

結果として、本命は遠くて小さくしか見えず、数も昨日に較べると五分の一程度と、いまひとつでした。言ってみれば写真が撮れるな状況ではなく、やはりピークは過ぎた感じです。管理人としては今年は、いまひとつ映像的に物足りない感じでしたが、自然物相手なので、これもしょうがないことと割り切っています。

そんなな中、本日のちょっとしたお土産は、サメビタキです。これもかなり遠いところからの絵ですが、数いるベテランさんの同定ですから、まあ、間違いないと思います。確かにお腹の模様が、コサメビタキやエゾビタキとは違うようです。

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明日は天気次第ですが、どうも予報からすると芳しくないようです。ワタリの総数も例年並みになりましたから、コンディションが良くても数は望めないかもしれません。もっとも、写真的には数より距離が問題になりすまから、なんとも言えません。朝雨が降っていなければ、出撃したいと思っていますが、どんなもんでしょうか。

コシアカツバメ

 タカの渡りのシーズン。ここはいつもの場所へと言うことで土日二日間、始発電車で頑張ってみました。結果は・・・

台風の影響で南風が。そりゃ、南に渡っていくんだから南風じゃ・・・あまり飛びません。土曜日はそれでも何羽は飛んでいったのですが、生憎とビデオのみで一眼は持参せず。特に頭の上をハチクマの幼鳥が通過したときギャラリーは結構盛り上がったのですが、動きが早くビデオでの撮影は無理でした。

そんな訳で日曜日いつもの456を持参。しかし、日曜日はワタリはゼロでした。そんな中コシアカツバメ(幼鳥)が頭の上を飛んだので、とりあえず手持ちで参戦。

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まあ、飛んでいるツバメですから、撮る事自体やっかいです。とてもビデオでは無理でした。そして大砲群も沈黙です。中途半端な距離と通過のタイミングでどうにもならないこともあるのでしょう。

それにしても、二日間かなりの暑さでした。特に土曜日の暑さは堪えました。それに台風も近いので日曜日は野鳥の動きも悪いので早上がりです。雨上がりの後の晴れがワタリにいいようですから、台風が通過した後が期待できそうですが、平日なので参戦は無理ですね。なんとか、次の土日まで待ってくれたら嬉しいのですが・・・

おまけはエゾビタキ。本命は現れませんでしたが、少しは楽しませてくれました。

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ピンがあまいけど、飛翔シーン。

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北のほうを見つめる瞳。何を思っているのでしょうか。

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えいやっと反転して飛び出し。

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