サンコウチョウ・・・残念でした

 二週間ほど前に営巣中のサンコウチョウを観察することができたので、それを確認に出かけました。

結論から書くと巣は無くなっていました。放棄したと言うよりは、なんらかの要因で巣が落ちてしまったようです。タイワンリスのせいか、カラスのせいか、それとも雨のせいか、原因は分かりませんが残念な結果に終わってしまったようです。

しかしながら、撮影は無理でしたが森の中では囀りやオスの姿やメスの姿を確認できましたので、今後営巣する可能性もあると思います。ひょっとしたら人の目の届かないところで営巣しているかもしれません。動き回る範囲がある程度限定されているようですし、同じ場所で観察することが間々あるので、営巣していることを期待したいですね。

もし営巣しているなら今回の場合は人の目には触れない場所である可能性が高い訳ですが、そうなると途端に観察や撮影する機会が激減してしまいます。それはそれでしょうがないことですが、雛が孵ってくれれば良しとしたいですね。

今年は飛来した個体数自体が少ないのかもしれません。昨年に比べると囀りをあまり聞きませんし、巣も一つしか管理人は確認出来ませんでした。震災の影響なのか、野生化したタイワンリスのせいなのかは分かりませんが、少々気がかりではあります。

ちなみにオオルリは元気に囀っていました。

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たまには後ろ姿も

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そんな訳で今年は雛が孵るのは観察できない可能性が非常に高くなってしまって残念ではありますが、来年に期待したいとおもいます。

昨年の子育ての様子をビデオで撮影したものをPart1からPart4にまとめてあります。似たような映像も多いのですが、Part4ではようやくオスの姿も確認できます。これを見るとやはり子育ての中心はメスでオスはあまり働いていない様子が分かります。

サンコウチョウ 子育て編 Part 1
サンコウチョウ 子育て編 Part 2
サンコウチョウ 子育て編 Part 3
サンコウチョウ 子育て編 Part 4

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