今シーズンの夏鳥はそろそろ終わりかなという思いもあり、それじゃ、やっぱり最後はサンコウチョウかなと思いいつもの森に出かけました。今年は営巣中の巣に穴が開いて落ちてしまい、残念な結果になりました。それでも先々週来た時、声は確認しましたし、メスの姿も確認していますので一縷の望みをかけてのプチ遠征です。
この時期ですとかなり暑いのですが、森の中は沢沿いに風が吹くのと木立のお陰でアスファルトのマイタウンより涼しく感じます。
それでも林道を機材を担いで歩いていると汗が止まりません。大抵休憩地点と観察地点は重なり合っているので一休みしながら歩きます。
本日はビデオを持ってこなかったのでいくらか軽いです。管理人などが観察する範囲ではこの林道は比較的平坦なのでそれは助かりますね。ただ、トイレがありませんのでその点は十分注意しないといけません。
さて肝心のサンコウチョウですが、何箇所か観察しながら移動していると、声を聞くことは結構ありました。範囲は限定されているようですが。姿も遠くですが数回見ることが出来ました。しかも尾の長い個体なのでオスだと思われます。そんな中で比較的声のよく聞こえる場所で少し粘ることにしました。
これは近いなと思わせるほど声が何回か聞こえたのですが、その何回目かの時に、一緒に待機していたカメラマンが「目の前だよ」と一声叫びました。管理人も少々慌てて、構えたのですが俄かには見つかりません。そんなこんなしているうちに、少し距離はありますが、目の高さの枝に止まっているのを発見。夢中でシャッターを切りました。
撮っているあいだ啼いていたんですね。気が付きませんでした。それにしても啼いている時は随分と逆毛だっているんですね。まあ、一日の間にシャッターチャンスは一回でもあれば御の字だと思っていたので、ちょっと嬉しいですね。
どうもこの近くで営巣しているのかなと思うのですが、それは確認出来ません。頻繁に囀っているのでそんな気もするのですが、まだまだチャンスはあると思っていいのかもしれませんね。
こうなると営巣をなんとか確認したいと思うのですが。去年の暑さは尋常ではなかったので今年の夏はいくらか楽かと思いますが、何れにせよ節電の夏ですから、暑いときは少しでも涼しい森へサンコウチョウに会いに行くというのもいいのかもしれません。
さて、さて、思案のしどころ。次週は如何したものか・・・