おめでとう、なでしこジャパン!!!


なでしこ世界一=PK戦、米国倒し偉業―沢MVP、得点王・サッカー女子W杯
時事通信2011年7月18日(月)07:03サッカー・なでしこ偉業、PK戦制す
(時事通信)

【フランクフルト時事】サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日(日本時間18日)、当地で決勝が行われ、日本代表「なでしこジャパン」が世界ランキング1位の米国を2―2からPK戦の末、3―1で破り、初優勝した。

年齢制限のないフル代表が世界一を争う大会で日本が優勝したのは、男女を通じ初めて。女子は五輪3度、W杯6度目の出場で日本スポーツ史を塗り替える偉業を遂げた。

日本は後半24分に先制されたが、同36分に宮間あや(岡山湯郷)が同点ゴール。延長前半14分にワンバックのゴールで勝ち越された後も、同後半12分に沢穂希(INAC)が決めて再び追い付いた。PK戦ではGK海堀あゆみ(INAC)が好セーブを連発し、過去21敗3分けの米国から初勝利を挙げた。

沢は今大会5点目で、得点王を獲得。最優秀選手(MVP)に選ばれた。

世界ランキング4位の日本は今大会、1次リーグを2勝1敗で通過すると、準々決勝で強豪ドイツを、準決勝でスウェーデンを破り、初の決勝進出で一気に頂点に立った。米国は3大会ぶり3度目の優勝を逃した。

日本女子は1981年に初めて代表が結成され、W杯で95年大会のベスト8、五輪は2008年北京大会の4位が過去最高だった。

[時事通信社]

暗いニュースが多かった日本で久しぶりに会心のニュースだったですね。ともかくおめでとうを送りたいです。

管理人は朝試合を観ませんでしたが、新聞で経過を読んで壮絶な試合だったということはすぐに分かりました。観戦していたら相当ハラハラしたでしょうね。実はここのところ男子も含めてテレビ観戦したワールドカップはことごとく負けているので控えていました。そしたらなんと決勝まで進出。ここまできたら観てもいいかなとおもいつつ悩んだのですが、まあ、こういってはなんですが観なくて良かったのかなと。朝テレビで結果を知ったとき、心底そう思いました(笑

実は予想としては三対一くらいで負けるのかななんて、不埒なことを思っていたのですが、見事にヘボ予想を覆されました。優勝決定後、各局の放送を小まめにチェックしていると、想像以上に大変な試合だったことが分かりました。かなり切羽詰った時間に二度も追いついて、それでPK戦にもつれ込む。紙面からでもタフな試合であることが窺い知れますが、映像を見ると、本当に奇跡じゃないかと思えるようなことが起こっていたんですね。

PK戦の前の日米のそれぞれのチームの表情が対照的だったのも印象的でした。そりゃ、日本にしてみれば拾ったような試合ですし、挑戦者としての開き直りもあったでしょうが、とくもかく(特に監督の)笑顔が溢れていた。方やアメリカは、対照的にかなり引きつったような表情。アメリカとしたら二度もリードして土壇場で追いつかれた精神的なプレッシャーが相当あったのでしょう。勿論、勝たなければいけないと言う王者のプレッシャーも。

勝負は時の運。どちらが運を引き寄せるかは、色々な要因があり一言では言えないですが、少なくても日本の方がその引きを強くする何かを持っていたということになるのかもしれません。

あまり環境に恵まれない日本の女子選手はその逆境をバネにしてより勝利への執念を燃やしたのかもしれません。 沢の二点目のゴールも凄かったけど、一点目の宮間のゴールなどはこういっては失礼だけど、(アメリカの選手に比べたら)短い足が執念であの時だけ十センチほど伸びたのではないかと思わせるほどのプレーでした。

とかく男子とは待遇も世間の認知も格段に落ちる女子サッカーですが、今回の勝利への執念は男子も見習うべきでしょう。精神論だけど勝てるほどワールドカップは甘くはないでしょうが、高い技術を生かすのはやはり心に秘めた勝利へのスタミナみたいなものが必要ではないかと思うからです。彼女達は体のスタミナはアメリカに劣っていたかもしれないが、心のスタミナは上回っていたと管理人は思っています。

日本サッカー協会も今回のことについては待遇改善を含めて、大盤振る舞いをしてあげてもいいのではないかと思います。それだけの価値がある見事な試合での見事な優勝であったと思います。