サンコウチョウの森 2016 Part4

今年も早いものでサンコウチョウの森のシーズンも終盤となりました。今日あたりはうまくいけば巣立ち後の雛が拝めるんじゃないかと期待して行ったのですが・・・

まず管理人が確認したうち真ん中にあった巣はどうやら放棄されてしまったようです。放棄の理由は分かりませんが、残念でした。二時間程度観察していたのですが、親鳥の声がして近くに来ても巣に寄りつきません。こうなると駄目なんでしょうね。

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続いてさらに奥にある巣です。

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歩道からよくよく見たら巣が確認出来たので証拠程度ですが撮ってみました。先週は雛が孵っていたらしいですが、ここももぬけの殻になっていました。巣立ちは出来なかったようだと常連さんの話ですが、どうも管理人の勝手な憶測ですが、タイワンリスにやられたのではないかと思います。この付近はタイワンリスが多く、高い場所にある枝でもリスが渡っていく様を何回も目にしました。これでは巣どころか、成鳥でもうかうかと枝に止まれないですね。由々しきことですが、これが森全体に広がれば、貴重な県内の繁殖地は絶滅の危機に瀕する可能性も排除できないように思います。

タイワンリスの動向を気にしながら観察をしていたらオスが回って来ました。

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近くに巣があるのですが、親は寄りません。雛が孵っていて巣立っている気配もありません。新しい巣を架けるでもなく、単にこのあたりを周回している感じです。

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管理人達の頭の上でも枝止まりしました。暗いし逆光ですが、比較的近い距離にいました。

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しばらく観察を続けてみましたが、ここもどうやら無事な巣立ちの可能性は薄いと言わざるを得ない状況でした。

そして帰路の途中、一番手前の巣近くで大勢のカメラマンが待機していました。こちらはかなり活発に親鳥が動いてくれているようでした。ここの巣は巣立ちはなんとかかなったようなので、近くに雛がいて、その餌集めに親が奔走しているのかもしれませんが、親が餌を咥えているのと雛は確認出来ませんでした。

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理由は色々と考えられるのですが、人との距離がかなり近いところに寄ってくることがあります。

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ここもそのような状況になっていたのかなと思いました。ひょっとしたら二回戦目を目論んでいるのかなとも感じるのですが、どうでしょうか。

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写真だけを撮るならこの場所が今日は最適だったかもしれませんね。それでもあちこちと観察をするのは楽しいものです。色々と残念なことにも遭遇しますが。そして今年はこれが最後になるかもしれないと思いつつ撤収となりました。

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