雷鳥の里・・・乗鞍高原 Part1

暑い日が続きます。この時期は鳥見や鳥撮りはあまりネタがありません。鳥だって暑いとあまり動きませんし、人間だって同じです。特に高齢者は(笑

子供が小さい頃は夏休みなので何処かに出かけるなんてこともありましたが、管理人たちの年齢になると夏休みとか言っても出かける気にはなりません。

そうは言っても先々週の野辺山高原ではありませんが、涼しい所はやはりいいなぁと思い、1泊ですが又々この暑いのに出張ることにしました。実は一昨年秋のワタリの時に白樺峠に来たのですが雨にたたられてワタリの観察は無理となり、その代替えに畳平に来たことがありました。

まあ、その時は雨も降っていましたが今とは陽気がまったく違ってかなり寒かった記憶があります。そしてカヤクグリやイワヒバリは見ることが出来たのですが、雷鳥は声だけしか聞こえませんでした。

特に雷鳥に思い入れはないですが、なんの理由もなく出張るのは如何なモノかと思い、「雷鳥を見に行こう」と言うことになりました。

出来れば雛なんかも見られたらいいなと思いますが、どんなもんでしょうか。

かなり急な予定だったので土日は宿が取れません。それなら金曜日に休んでしまえとばかりに平日の出立となりました。

朝は3時20分出立。これだと横浜インターに4時前に乗れ且つ、乗鞍高原行きの8時のバスに間に合うはずです。

畳平に向かう乗鞍エコーライン・スカイラインは平成15年から一般車両の通行を禁止しています。管理人も若い頃一度は車で行ってみたいと思っていたのですが、聞くところによるととんでもない渋滞になると言うことで逡巡していたらその機会を逃してしまいました。

さて、7時半前に乗鞍高原観光センターに到着。天気もよく本日はAダイヤの模様です。

軽く朝食を済ませてバスを待ちます。平日ですがそこそこには車が停まっています。

朝の8時の便は2台のバスに分乗となりました。

畳平まではおよそ50分の行程です。ユルユルと登っていくバスですが確かにこれで自家用車が大挙して押しかけたらこんないいペースでは登っていけないと思います。

さて、畳平に到着して取り合えず畳平のバスターミナルの中で掲示されている雷鳥目撃情報を確認します。どうやら大黒岳付近で目撃情報が多いようなのでそちらに向かうことにしました。一昨年も登ってみたのですが雨の中雷鳥と出会うことはありませんでした。

大黒岳に登る途中に槍ヶ岳が見えました。管理人などは山男にはほど遠いですが、「ヤリ」と呼ばれるこの山容を見るとなんだか山に来たなという気分になります。

高山植物のコマクサもピークは過ぎてしまったようですが、その可憐な花を咲かせていしまた。

それにしてもよくこんな何もない高い場所で生息するもんだと感心します。

さて、するすると登っていく途中に・・・

岩の上に雷鳥(メス)が止まっていました。これは雛もいるのかなと期待したのですが・・・いません。しかもよく見ると両足に足環が。色々な理由があるのは分かりますがどうもこれを見てしまうと鳥が可哀想で仕方ありません。なんかほかにもっといい方法はないのかと思いますがどうなんでしょうか。

程なく姿を消してしまったのですが、更に上に上がっていくとかなり近いところに又メスが現れました。

このメスも残念ながら雛を連れていませんので先ほどと同じ個体かもしれません。雛たちを遺棄したと言うよりは生育しなかったとみるべきのようです。残念なことではありますが、自然界では淘汰されていくので仕方ないことなんでしょう。

・・・続く

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