猛禽に逢いに行こう

夏の猛禽に逢いたくなり逢いに行って来ました。奥只見あたりがいいかなと思い初めて出張りました。

ともかく雨にたたられました。しょうが無いですね。梅雨ですから。

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最終日になって雨が上がってようやく少しばかり逢うことが出来ました。

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ハチクマの番のようです。シルエットなってしまいました。かなり露出補正したのですが、未だ足りません。可能な限り露出補正してみました。

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暗色型のオスがなんとか識別出来る程度に撮れました。未だ今年生まれた若鳥は飛んでいないようなので、もう少しするとちょっと賑やかになるかもしれません。

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ノスリもいました。これも非常に遠いのです。

あと、サシバも確認出来たのですが、証拠写真にもならない程度なので割愛します。

ダムサイトではミサゴが確認出来ました。このときは生憎望遠を持っていなかったので撮れませんでした。

イヌワシやクマタカは全く姿が見えず。まあ、そうは簡単に逢えるものではないのでガッカリはしていません。

ともかく天候に恵まれなかったのでそれだけが残念でした。もっとも天気が回復するとよく飛ぶ場合があるので、そこそこは期待もしましたが、それほどではありませんでした。

あと、小雨の中、遠目にヤマセミらしきものが飛んで行くのを二、三度見ましたが、写真は全く無理でした。

何せ辺鄙なところですが、自然の豊富なところではあるようです。

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冬になると閉ざされるので短い夏を楽しむのもいいかもしれません。何せ道路脇の雪の為のポールの高さが半端ではありません。凄い豪雪地帯なんでしょうね。まあ、冬には間違っても行くことはあり得ませんから確認のしようもありませんが。

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春サシバに逢いに行こう・・・Part2

福島からの帰路、午前中の早い時間ですが、サシバに逢いに行きました。今年は今回限りしか来られなそうなので、出会えると嬉しい限りです。

さて、朝も早くからの出立となり里山には六時半頃の到着となりました。さて、いるかなといつも最初に寄るポイントへ行ってみると・・・

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おおいるいると言った感じです。かなり遠いですが。どうやら先日のメスのようです。ならばここで朝食を取りながら待つことにしました。しばらくすると結構近づいて来ました。これは手持ちで近づいてみました。

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うんいいぞと思った瞬間・・・

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見事に飛び出されてしまいました。くどいようですが、まわりに同好の士はおらず、管理人夫婦だけですから、まあ、こんなことはちょくちょくあります。

しばらく待っていると今度は電線の上に止まりました。

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これは長い時間止まっている訳もないですから、今度こそちゃんとした飛び出しを狙います。まつことしばし・・・

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たまにこうやってこちらをのぞき込んで来ます。すると先ほどのメスじゃないと気づきました。りっぱな成鳥の雄です。あのメスと番になっている片割れと推測するのが妥当なんでしょう。

そしてようやく・・・

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待ってました、ようやく来ました、この瞬間・・・

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おお、近いです。管理人達の頭の上を飛んで行きます。

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光の加減で影が出ていますが、まあ、堪能出来ました。

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欲張ってエクステンダーを付けていたので、あっと言う間にファインダーからその姿が消えていきました。最初は遠かったのでエクステンダーを付けてたのをずぼらをして外していませんでした。シャッターチャンスを少し逃したかもしれません。でも、帰り際の短い時間で結構楽しめました。これに懲りずに来年も又期待ですね。

突然ですが・・・サシバです。

タカのワタリは秋の風物詩・・・そんなバードウォッチャーも多々いるかと思いますが、当然ですが秋にだけワタル訳がなく、繁殖地入りする春のワタリがあってそれが秋の風物詩につながる訳です。

春のワタリは秋とはかなり様相が違うようです。原因は色々とあるのでしょうが、解明出来る訳もなくとりあえず春のワタリを求めて県内をウロウロしていたら・・・

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なんとか初めて撮れた春のワタリのサシバです。尾羽が少し欠けていますが、激しいワタリをこなしてきた証なんでしょうか。

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まあ、年に二回のワタリは容易な話ではないはず。どうして生命を落とす危険をおかしてまで渡ってくるのか。タカの気持ちは中々理解し難いですが、想像は膨らみます。

そんなことを思いながら、今年も猛禽類を追いかけてみたいと思っている管理人です。

ちなみにこれは昨年、繁殖地入りしたサシバの電柱止まりです。中々よさげな表情をしています。今年もこんな出会を期待しています。

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行徳野鳥の楽園 猛禽が飛ぶ

三番瀬と葛西臨海公園は管理人の定番コースですが、その間に位置する行徳の野鳥の楽園はあまり行ったことがありません。ほんの数えるくらいしかないのですが、北風吹きすさぶこの時期の海浜廻りは辛いので、風よけ(観察舎)がある行徳の野鳥の楽園に行ってみました。

ここは、宮内庁新浜鴨場があり、賓客の接遇の場として鴨が使用されているようです。こちらは一般の人は立ち入ることが出来ませんが、野鳥の生息地としては好都合なのだと思います。

一般の人が観察するなら行徳野鳥観察舎が中心になると思います。台数はそれほど多くありませんが駐車場もあります。

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さて、猛禽を期待して行ったのですが、最初に出迎えてくれたのはなんとヘラサギでした。ちょっと小耳には挟んでいたのですが、こうもあっさりと出会えるとは嬉しいですね。しかも朝一のせいか、餌を啄んでいました。時間が遅くなると、まったりして動きがなくなっていたので、ラッキーでしたね。

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ヘラサギといいながらコウノトリ目トキ科なんですね。それで結構珍しい部類の野鳥になります。

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ここでは一日二回餌付けをしているせいか、観察舎の前に水鳥が集まっています。そんな中オオバンとユリカモメが睨み合っていました。

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こう言ってはなんですが、猛禽類がいると言うことは餌があると言うことです。このあたりの水鳥たちも猛禽の動きには敏感なはずです。実際この後、一斉に飛び立った後に猛禽が現れました。ノスリでしたが。水鳥たちにとってはあまり怖い存在ではないと思うのですが、いきなり出現したので、それに反応したようです。写真は撮れませんでした。

次に見たのはミサゴ、それも餌を捕った直後でした。ミサゴに対してもあまり警戒心はないようですね。

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餌を持って飛んでいたらカラスがモビングを仕掛けていました。ミサゴの持っている餌を狙っているのでしょうか。

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さて、今度は水鳥たちが本気で逃げ出しました。何だ、何が来たと構えていたら・・・

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いやいや、もの凄い勢いでハヤブサが飛んで来ました。これでは一目散に水鳥たちは逃げるなと思いました。しかも管理人達をにらみつけて飛んで行きました。結構近くまで寄って来ましたね。

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その後も結構色々ときました。チョウゲンボウですね。実はこいつが土手に留まっている水鳥の群れにいきなり突っ込みました。管理人も最初何が起こったかの分かりませんでしたが、水鳥たちはさっきのハヤブサの出現以上の騒ぎになりました。所謂、蜂の巣を突っついたようなという表現がぴったりの状態です。その瞬間は写真どころの騒ぎではありません。小さい体のチョウゲンボウですが、やることは結構大胆ですね。

ちなみに二羽とも餌にはありつけませんでした。なかなか現実は厳しいです。

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そしてとっても遠かったですが、お目当てのチュウヒもなんとか飛んでくれました。

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あとハイタカらしきものもいたようですが、写真は撮れませんでした。それでも観察出来たのは数えてみれば、ノスリ、ミサゴ、ハイタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、チュウヒと結構バラエティに富んでいました。御料の鴨場もあるくらいですから、この辺りはきっと良い餌場なんでしょう。猛禽に関しては三番瀬や葛西臨海公園より見所はあるように思います。まあ、その他と言うことになると野鳥の楽園の核心の中には入れないのでちょっと辛いかもしれませんね。猛禽類はともかく飛んでくれますので、運が良ければ案外近くで観察する機会にも恵まれるかもしれません。

冬場は管理人も仕事が忙しくてあまり野鳥の観察に時間を割けないのですが、ここなら案外近いので午前中だけでも観察出来るので今年は少し通ってみようかと思います。

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ノスリが野を擦る 晩秋の渡良瀬遊水地 2015

連休を利用して福島に帰省するついでに渡良瀬遊水地に寄ってみました。浮島湿原も行きたかったのですが、少々遠回りになるので時間的に辛くなるので、今回は割愛です。

とりあえず早朝、鷹見の広場へ。6時54分到着です。そしてご覧の通りの視界。

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これほど視界が悪いと観察も撮影もあったものではありませんので、ささやかに朝飯に取りかかりました。お湯を沸かす道具は持っているので、とりあえず暖かいスープとコーヒー。後は自家製のサンドイッチにコンビニで仕入れた味付け玉子、粗挽きソーセージ、スイーツに十六茶です。

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霧が出るくらいですから、死ぬほど寒いわけではありませんが、それでも結構な寒さです。そこで暖かいスープやコーヒーは相当に旨く感じます。野鳥を観察するようになってちょっとしたアウトドアライフをするようになったのですが、特に朝の寒い時のホットな物は絶品ですね。これがあるから止められないのかもしれません。

さて、少しばかり時間が経ちなんとか靄も晴れたようです。そしたらノスリがちょこんと留まっていました。

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トビ並とは言いませんが、あまり人気の無いノスリです。どうもこの地味な色がいけないのでしょうか。それともオオタカやハヤブサなどみたいに獲物を捕獲するときの凄みみたいなものが無いからでしょうか。ネズミや昆虫類が主食なのでそれも地味な印象をより際ただせてしまうのかもしれません。でも農業に携わる人からすると非常に有り難い猛禽だそうです。農作物をネズミや昆虫類が食べるからなんですが、「農地の守り神」みたいに言われることもあるそうです。

ちなみにノスリの名前の由来は野を擦るから来ているらしいですね。地面にいるネズミや昆虫類を捕獲するので野を擦るように飛ぶわけですね。

それでこのノスリですが何度か捕獲を試みました。

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しかし、ついぞ餌を咥えたところは見ることができませんでした。

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ここもお気に入りの場所のようです。

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せーの・・・

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それ行けー!!!

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まさに野を擦るですね。

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人気が無いかどうかはまあどっちでもいいですが、こうやって生態を観察・撮影をしていると結構面白いですね。これで餌を咥えたところでも見れたらもっと面白かったと思うのですが、管理人はそれには遭遇出来ずでした。残念。

さて、渡良瀬遊水地は関東でも有数の猛禽類越冬地だとか。そう何かの看板に書いてあったように記憶しますが、日中はあまり遭遇はしないようですね。

それでもチュウヒには遠かったですが、出会うことが出来ました。

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チュウヒもノスリと似たような食性だと思うのですが、こちらは結構人気があります。まあ、数が少ないので希少性というヤツかもしれませんね。

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とりあえずノスリやチュウヒには出会えたので良かったですね。ちなにみにこちらから渡良瀬遊水地の野鳥観察マップがダウンロード出来ます。良かったら参考にして下さい。