戸隠森林植物園 2017 Part2

さて、二日目は天気が怪しくなりそうです。早朝は良いのですが昼頃まで雨模様と天気予報で伝えてました。言うまでもないですが昨今の天気予報の精度はかなり高いですから、覚悟しておくべきです。

朝方は少し日がさしています。とは言え信州戸隠の早朝はかなり冷えます。どうやら10度は下回っているようです。そんな中6時少し過ぎに森林植物園到着。

まずお出迎えは・・・

ミソサザイの囀りです。

お次はアカゲラ。

6月に入ると囀りはかなり減ったようです。来訪者も昨日などは平日とあってあまり多くありません。そうなると情報収集があまり出来ず適当に歩き回ることになりますが、ここは野鳥を見付けるのには苦労は少なくて済みます。ただ、営巣を見付けるのは容易ではなく昨日のキビタキの巣くらいしかまだ知りません。まあ、これからですね。

アカゲラが結構うろうろしています。緑にこの色は映えますね。

森の深さと木道の仕切りのおかげで巣を人の目に付くところにでも平気で作るのがここの特徴です。ただ、あまり近いと人が通る際それを避けるので写真的には逆に撮りづらくなります。が、本日は平日ですから人通りも少なく撮影をするには情報が少ないのがたまにキズですがやりやすいですね。

アカはアカでもアカショウビンは今年も戸隠森林植物園には繁殖には来ていないようです。もし来ていれば今日辺りでも結構な人出になるでしょうが、至って平穏。強がりで無くここはこんな風に静かな方がいいと思います。勿論、来たら来たでうれしいと思いますが。

ニュウナイスズメのオスはキレイな色をしています。メスに比べると別の種類に見えますが、嘴の形状などは同じですね。ここではニュウナイスズメは珍しくありませんが、横浜辺りではまず見かけません。

エナガの巣がありました。よく言われるエナガダンゴはこれからのようです。親は頻繁に出入りしていました。

エナガの巣を撮影していたらやたらアカゲラが餌を咥えて飛んできます。この辺りに巣があるのは間違い無いと思いますが、それが分かりません。しばらく観察していたのですが巣に入るところは確認出来ませんでした。うーん、こんなに近いのにどうしてだろうと少々疑問です。


追記:
次の日地元の人に教えてもらって分かったのですが、原因は管理人がアカゲラの巣の下でエナガの巣を撮っていたからでした。木道のすぐ脇の木に巣があり、その木の近いところで撮影していたのでアカゲラが巣に入るのを躊躇っていたようです。ここは巣と距離が近いのが特徴ですが近すぎてこんなこともあるのだと少々驚きました。分かってしまえば簡単で少し距離をおいて観察していたらすぐに巣が見つかりました。ここの野鳥は比較的観察圧力には強いようですが、さすがに巣の直下に人がいるのは煩わしかったのでしょう。

周回しているうちに顔見知りになった人からみどりが池で巣立ったフクロウを撮ったよと教えられました。午前中の話だとか。それならばとみどりが池に向かって教えてもらった場所に来てみたのですが・・・いません。フクロウは知っての通り夜行性ですから昼間はあまり動かないはずなんですが、どうやら移動してしまったようです。連れ合いは諦めてノジコを撮りに行くといってどこかに行ってしまい、しょうが無いので管理人一人でフクロウ探しを始めました。

一人で探すこと約1時間くらい。いい加減諦めかけていたら、ふと妙な羽の塊のようなモノの発見。

少し分かりづらいですが二羽います。巣立って二三日らしいです。昨年と同じ巣箱で孵ったと聞きましたが、親の声が聞こえたので少し粘ることにしました。

粘ってみたのですが、音沙汰無し。ご覧のとおり子供達は寝ています。

たまに物珍しげにこちらを見ていることもあります。

背の高い木に高止まりしてますから、少し角度が違うと枝と葉が邪魔して見えません。少し動いただけですが、発見は容易でなかったことを考えるとフクロウ達にとってこの森は安全な場所であることは間違いないようです。

今年もなんとかフクロウの子供の顔が見られたことは良かったです。ただ、昨年も今年もついに親の顔は見ることが出来ませんでした。来年以降の課題の一つになりました。

それとアカゲラは随分と色々な場所で色々な個体を見ることが出来ましたが、オオアカゲラはついぞいちども見ることは出来ませんでした。話によると管理人達が来る前日あたりに巣立ちをしてしまったとか。今年は一歩遅かったようです。

さて、今日をもって戸隠森林植物園第一弾は終了となります。明日はサシバの里に向けて早朝に出発するつもりです。

6時少し前にホテルに引き上げ戸隠連峰を望むとまだまだ明るいです。これから戸隠連峰の夕暮れを眺めながらの夕食となりました。たまにはこんな日があってもいいですね。まあ、命の洗濯と言う奴ですか。飲み過ぎないように注意です(笑

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