里山の春・・・雛が孵ったサシバの里 Part13

今回でPart13となりました。ほぼ毎週通いました。およそ2ヶ月半でしょうか。おそらく営巣の観察としては今回が最後になると予感してサシバの里に到着しました。あいにくの雨模様です。

ぱっと見、何もいません。ああ、これは巣立ってしまったのかなと思いきや・・・空の巣の左側の外にいます。枝渡りなんでしょうか。

巣立ちとはいったん巣から外にでて飛んで巣以外の場所に降り立ったら巣立ちだそうです。ですから、巣に戻ってきてしまったら巣立ちとは認められないとか。まあ、これは人間が勝手に決めたことですから、サシバにしてみればどうでもいいことだとは思いますが。

これが巣立った後に戻ってきたのかそうでないのかは分かりませんが、一羽ですが巣にいることはいました。おそらくこれは三番子なんでしょうね。そして親は巣の近くにいます。

雨の中でも餌取りは休まないようですね。おそらくは子供達は自ら餌取りは未だ出来ないと思われます。親の仕事はまだまだ終わらないようです。

どうやら巣立った後は森の中に暮らしの場所を移すようです。餌のこともありますし、羽を休めて養生して秋のワタリに備えるということになるようです。餌は森の中のセミ類が主になるようです。稲穂がのびた田んぼではカエルの捕獲は非常に難しくなるのでしょう。

巣にいた三番子が枝渡りを始めました。おぼつかない足取りですが羽をばたつかせて移動していきます。

巣のある木のかなり上の方まで移動しました。そしてここから飛び出しました。どうやら巣立ちは終わっていてまた戻ってきたような感じです。そして子供がいなくなった巣に親が餌を持ってきました。

口におそらくカエルだと思いますが、餌を咥えていました。撮影した時にはカエルは見えなかったのですが、せっかく餌を持ってきたのに巣はもぬけのから。その後カエルがどうなったかは定かでありません。

その後、親(メス)が三番子がいた近くで高止まり。餌ではなく、近くに子供がいないか探している風情です。

さらに場所を変えて上を向いて子供を探している様子です。餌なら下を向いて探します。いままでこのような動作はあまりみられませんでした。

そしていきなり啼きながら飛び出しました。ワタリではまずみることはないですが、口をあけて啼きながら飛んでいました。

どうやら子供達に聞こえるように飛んでいるように見えます。かなりこの近辺を啼きながら周回していました。どこからか子供達が現れるのではないかと期待したのですが・・・

何かを探して飛んでいるような表情にみえます。そして先ほどの木に再び高止まりします。

そしてここでも啼きつづけます。しかし別の個体が寄ってくることはありません。この後啼きながらどこかに飛んでいってしまいました。

・・・続く

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