ハイイロチュウヒが・・・浮島湿原 Part4

ハイイロチュウヒが餌取りを始めてかなり時間が経ちました。

遠いことは遠いですが、時折接近してくる。この繰り返しが続きました。

管理人に所謂「ガン(眼)」を飛ばしている状態です。餌を探すなら下を向くはずですから。

飛んでいる時、写真を撮っている時は気がつきませんでした。こんな怖い顔して睨んでいたんですね。管理人はハイイロチュウヒのオスが大好きなのに向こうはこちらのことを嫌っているみたいに感じます(苦笑

でも餌取りに熱心なのか、管理人の前を何事もなく通り過ぎることもしばしば。これはこれで全く「眼中にない」状態です。最近では「ガン無視」と言うらしいですが。

今改めて撮影情報をみると、ISOは800、シャッタースピードは、1/500。レンズは撮像素子のサイズがAPSCですから、換算960ミリ。外した写真も結構ありますが、管理人としてはよく健闘した方です。

ハイイロチュウヒは普通のチュウヒより葦原を飛ぶときは低いと言われています。確かにその通りで、いつぞや渡良瀬遊水地の時は背の高い葦原とハイイロチュウヒの低空飛行で撃沈状態だったことが記憶によみがります。

バックショットもこれはこれで貴重でしょう。

後ろ姿を撮った写真は図鑑などではお目に掛かることはありません。しかし観察などで後ろ姿しか見えない場合もあります。そんな時の参考になるなと思いました。

さらに餌を発見してひねりながら急降下するシーン。

いままで撮れなかったシーンに随分遭遇しました。そしてひとしきり餌取りが終わり、いずこともなく塒に入ったようです。

そして翌日の朝、元気よく塒立ちして餌取りに飛び出したおそらく同じ個体のハイイロチュウヒ。

この葦原には二羽のハイイロチュウヒのオスがいるのを管理人は確認しています。もう一つの個体はここを塒にはしているようですが狩り場は違うところのようで、この個体より早々に飛び出して行きました。

もう一羽は遠くにいかずこのあたりを活動範囲にしているようです。これがハイイロチュウヒのオスが大好きなカメラマンのアイドルになっているようです(笑

ちなみにアイドルの後ろ姿。

朝、塒から飛び立つなり道路を飛び越え向かいの田んぼに餌取りに飛んで行ったのです。まさに目の前での話です。たまたま管理人達の近くで動きがあったのですが、この個体は随分と(カメラマンにとって)サービス精神が旺盛だなと感じる次第です。人間にも色々な性格の人がいるようにハイイロチュウヒも人間ほどではないかもしれませんが、行動パターンに個体差があるのでしょう。生き物ですから金太郎飴みたいに皆同じと言うことはないでしょうね。

チョウゲンボウもいいですね。ここは。

(管理人は)猛禽ではないので分からないですが、この葦原は餌取りに適しているのかもしれません。ただし、もし餌が獲りやすいなら餌となる対象物が早々に枯渇するでしょう。そうなると次の行動はどうなるか、それを考えなければいけないような気もします。餌取りが楽なのはいいのですが、いつまでそんな状態が続く訳はありません。ただし、これはあくまでも管理人の想像です。

さて、さて、来週は渡良瀬遊水地にやはり泊まりで出張ります。今週は結構いい思いをしたのでその付けが怖いですが、いろいろと野暮用もあるので朝の観察が終了したので撤収と相成りました。

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