意識はしていなかったのですが猛禽ばかり追っかけていたらいつのまにか年の瀬が近くなっていました。
歳を取ると時間の流れが速く感じられるといいますが、実感します。
そうだ、年末はビロキンに逢いに行こう。ふとそんなことを思い立ち久しぶりの三番瀬へ出張りました。
浮島湿原や渡良瀬遊水地に行くのに比べたらのんびりとした出立です。早く行っても夜が明けてませんからね。
ただし、あまり遅くなるとディズニーランド渋滞にハマりますので現地には6時40分頃到着。そこから堤防までテクテクと歩いて行きます。
朝方はビロキンを撮るにはコンディションは良くありません。逆光もいいところだからです。ですが、写真は証拠でも元気な姿が見られれば良しです。
とんでもなく遠くはありませんが、とんでもなく逆光なのでこんなもんでしょうか。他のカモ達と相変わらず仲良く越冬しているようです。何でも十年位はここに越冬に来ているようで、管理人が最初に観察した記録は、
8年前です。
同一個体とこれほど長い付き合は三番瀬のビロキン以外にいません。よほど大型の猛禽ならそれもあるかもしれませんが、最近では珍しいと言っても、カモですからね。特異な存在です。
アメリカヒドリの交雑種も入っているらしいのですが、特定出来ませんでした。
近くでミヤコドリがポツネンと餌を啄んでいました。あまりこちら側の浜にはいないのですが珍しいですね。
少し離れたところでズグロカモメも餌を啄んでいました。

ミヤコドリといいズグロカモメといい、孤独が好きなんでしょうか。人それぞれ、鳥それぞれということでしょうか。
群れている鳥たちも、そうでない鳥たち。それぞれに越冬している三番瀬。静かな時間が流れているようです。