引き続き恋の季節・・・サシバの里 2019 Part7&Part8

4月13日 土曜日。 晴れ。

気温も高くなってきました。春本番・・・のはずなんですが、今朝は結構冷え込みました。

それでも5時少し前には出立。

上三川インターを7時20分位に降りて、即スタンドへ。ハイオク、35リットル。何故かこの車はハイオクなのです(苦笑

サシバの里から取りあえず一回り。

普段は居ない場所に電柱サシバを見つけたりして、まだ移動が終わっていない感じです。

朝の一回りの後、本日も那珂川ステーションへ。朝一チェックインをして荷物を卸して、再び巡回へ。

田圃に水が入り出しました。こうなれば餌となるカエルの繁殖が始まります。

朝一番の絵は番の片割れ。遠いですけど、どうやらここでの繁殖がかなり濃厚になってはきたのですが、まだ抱卵には入っていないようです。

巣材を加えて飛んでいる姿をあまりみないのですが、新しい巣を駈けているサシバが今シーズンは少ないのかもしれません。つまり既成の巣を使っている組が大半だと言うことになるのでしょうか。

相変わらず電柱サシバはよく見ます。これは単独のオスのシルエットですが、未だ相手が見つからない組のようです。

朝一を過ぎると餌取りが終わってしまっているのか飛んでいる姿もよく見るのですが、狩りのシーンには中々遭遇しません。

このあたりは芝桜が咲くのですが、まだ少し早いようです。そうですね、芝桜が満開になる頃に抱卵が始まる・・・そんな感じでしょうか。

狩りのシーンを撮るのは難しいですが、狩りの後のシーンなら比較的容易に撮れるでしょう。

ある程度狩り場は決まりますから、そこで待っていれば遭遇の確立は高くなるのですが、1日に何回も狩りをするわけではないようなので、ちょっと油断していると見逃してしまいます。

こんなして木に紛れている時もあります。こうなると発見が難しいですね。つまり見逃しているサシバは沢山いると思った方が良いようです。

それにしても今日はよく出現します。朝は寒かったのですが、どんどん気温が上がっていき、車の中で待機しているとかなり暑いですね。

空も晴れていて青空バックです。サシバも気持ち良さそうに飛んでいます。

畦に降りている姿も繁殖入りした場所で無いと見られませんね。

顔に影が出てますが、こんな表情も中々見られませんね。

電柱サシバは相変わらずよく出ます。これは餌を探しているポーズですね。

これは番の片割れ。後ろ向きですが糞でもした後かもしれません。

青空バックの接近飛翔。ワタリの時だと中々ここまでは近くに寄ってくれません。

接近電柱サシバ。近寄っても無視される時もあります。肉眼でも表情が見て取れます。

桜とサシバ。この組合せは今の時期ならですね。

月にサシバ。昼間の月ですが、これも不思議な取り合わせになりました。

開けて4月14日 日曜日。

ノスリにサシバ。これノスリが追いかけているように見えますが、先にモビングをしかけたのはサシバの方でした。ちなみにこれはメスでした。

番の片割れ。相手を待っています。

今回は随分と色々な表情が見られたし撮れたような感じです。

出現回数は数多く、個体は14個体。そのうち番と思われるのは4組。

繁殖入りが濃厚なのはこの中では3組ほどです。

来週あたりは抱卵に入っているのではないかと思われますが、全般的に見てそれなりの数が期待出来そうです。

一昨年、昨年当たりは決まったコースしか回らなかったので、数が減っているような印象でしたが、回る範囲をかなり拡げたらそれなりに数を見ることが出来ました。

一度空き家になってしまった縄張りに次の番が入るまでにかなり時間がかかるような感じですね。

巣が架かっている木が枯れてしまった、番の相方がいなくなってしまった等の理由により、古巣と化した場合は、その古巣には新しい番が入ったのを未だ見たことがありません。

それなりの広さを持った繁殖地なのである程度の新陳代謝が行われて全体で数を維持している感じですね。

それでも絶対数は減っているはずです。何故なら、放棄された田圃が確実に増えているからです。

以前に書きましたが、鳥も住めない国になってしまうのはなんとも淋しい限りですが、有効な手立ては正直言って思い浮かびません。

そんな不安も感じつつ、来週はいよいよ巣の特定が出来るかなとの期待を抱きつつ、日曜日の昼に撤収と相成りました。

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