初めてのボーカロイド

ボーカロイドが出た頃はとても使えたもんじゃないと敬遠していましたが、かなり使える感じになってきたようです。今年の二月にはV4が出るそうですから、さらに良くなってくるでしょう。

案外こんな感じのソフト歌謡が声質的には合っているような気がします。まあ、ぽちぽちと楽しみながら作っていきたいですね。

入間基地航空祭 2014

入間基地の航空祭に初めて行ってきました。事前に色々と情報を集めた結果、基地内に入るのは諦めて、基地外から見ることにしました。勿論、写真やビデオも撮りました。

何せ基地には当日三十万人(入間基地発表では二十九万人)からの人が押し寄せるとあって、中は相当な混雑になることが予想されたので、基地の外からと言うことになりました。例年、行っている人からの情報では中ではトイレもままならないらしく、先に行った横田基地祭を凌ぐ混雑らしいので、中に入るのは敬遠したわけです。

しかも、最寄りの駅の稲荷山公園駅の混雑も半端ではないらしいので、西武池袋線を避け、西武新宿線の入曽駅からのアプローチとなりしまた。

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基地の中のイベントは見ることが出来ませんが、展示飛行は空を飛ぶので外からでも結構見ることが出来ました。正直、飛行機の撮影なんてあまりしませんで、どうかなと思いましたが、野鳥を追っかけているせいか、撮影にそれほど苦労はしませんでした。ただし、プロペラ機を撮る際に、シャッタースピードを上げすぎて、プロペラが止まって写るのには苦笑いしてしまいました。写真もビデオも同様で、プロペラ機を撮る際はちょっと注意が必要だなとおもいました。

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やはり見物はジェット機ですが、残念ながら最後の展示飛行であるF-15Jは当日中止になってしまいました。なんでも騒音があるので、一部の市民から抗議があったようで、それで中止となったようです。まあ、うるさいのは確かに迷惑かもしれませんが、予定されていたのは十分程度の展示飛行ですから、中止にしなくてもとは思いました。まあ、日本に住んでいても日本やそれを守る自衛隊が嫌いな人もいるので、このようなイベントが面白くない人達も少しはいるのかなと思いました。

さて、そうは言っても最大の見せ場はブルーインパルスの展示飛行でしょう。飛行機のことはあまり詳しくなくても、ブルーインパルスの飛行をテレビなどで見た人は多いと思いますが、管理人は本物を直に見たのは初めてでした。

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背面飛行です。
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ブルーインパルスの意味なんですが、青い衝撃をとでも訳せばいいのでしょうか。その青が機体のカラーです。見事なアクロバット飛行はまさに見る人に衝撃を与えます。

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写真とビデオの二本立てだったので、なんとも中途半端に終わった感もあります。それに基本的には基地内にいる人達がメインの観客ですから、それを考えるとやはり見るにしろ撮影するにしろ基地内からでないと本当の衝撃は味わえないのかもしれません。

それでも、ほぼ一日楽しめました。これに懲りずにまた何処かの基地祭に行ってみたいですね。その時は基地の中から堪能してみたいですね。

渡良瀬遊水地

福島に帰る途中に渡らせ遊水地に寄ってみました。ここは遊水池ではなく遊水地ですね。館林インターから二十分くらいでしょうか。ともかく広いですね。どこから手を付けていいやら分からなかったので、とりあえず鷹見台と名が付いている場所があるのでそこを目指しました。

そうそう、遊水地内は大きな車が通れないように、エントランスには柵があります。写真を撮るのを忘れてしまったのですが、柵の幅は2メートル20センチと書かれていたように思います。トラックによる廃棄物の不法投棄をさせないための措置なのでしょうか。

さて、鷹見台に到着。

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着いてみると目の前は第2調節池が一望出来ます。現在整備中なのか、工事車両が入っているようで、現在はどうもあまり鷹見には適していないようです。とはいいながら、チョウゲンボウらしき猛禽が遠くの木に止まっているのをスコープを最大の60倍にして確認しました。写真は無理なので諦めました。

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まあ、ともかく広いですね。一回や二回行った位では歯が立ちません、て感じです。チュウヒの姿も二度ほど見たのですが、写真は遠すぎて何が何だか分からない程度しか写りませんでした。

猛禽で少しまともに撮れたのはオオタカ(成鳥)位ですか。

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芦原から突然現れてあっと言う間に飛んでいってしまいました。

とりあえず今回、福島の往復の際に、行きと帰りで二回寄ってみました。時期が早いのか猛禽類は動きがあまり芳しく無いのか、行った時間帯が悪いのか、まあ、色々でしよう。チュウヒのねぐら入りも観察してみたいですが、夕方になるそうなので時間的にはかなり厳しいですね。

まあ、これに懲りずに浮島湿原同様少しは通ってみたい場所でした。

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タカのワタリ 矢倉岳

昨年のシーズン終わりに足柄峠に初遠征して以来、ようやく矢倉岳に登りました。

高圧線が被っていますが、山頂が見えます。

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足柄万葉公園から約一時間半。健脚の人なら一時間程度の行程ですが、管理人は機材を担いでいるので、かなりペースを緩くして登りました。

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標高はご覧の通り870メートル。空気が薄くなるほどではありませんが、タカに少しでも近づければと思い登りました。

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山頂に登った当初は靄がかかっていました。曇った空は晴れることがありませんでしたが、それでもタカは飛んでくれました。

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これはツミのメス成長と幼鳥、おそらくは親子ではないかと思われます。渡って行った訳ではありませんが、中々珍しいツーショットだと思います。

メスの単独。

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結構近くを飛んでいました。背景が雲なので色が出るか心配でしたが、かなり強烈な露出補正(当然プラス側)を施して、ようやく撮れた感じです。

幼鳥の単独。

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それにしても随分と遊んでくれました。

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次は左下に傾いたノスリ。

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その次は右下に傾いたサシバ。

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二枚を横に並べるとなんか睨み合っているみたいです(笑

一応はサシバのワタリがメインなので・・・

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この頃になると山頂にかなりの登山者が押し寄せ、昼食を取ったりしていました。まあ、こうなると近くには寄ってこないのでしょうね。まあ、致し方の無いことです。

致し方無いと言えば、空が真っ白なのはやはり辛いですね。もっとも曇っていた方が高度は低くなると言われていますが、どうなんでしょうか。人が集まった山頂、曇った空。なんとも条件としては複雑な気もします。

とは言ってもそれなり堪能出来たと思います。シーズンも終わりに近づいているので、これが見納めになるでしょうから、まあ、良かったですね。

今年は天候の関係で、あまり地元は回れませんでした。それでようやく最後になって矢倉岳に来たのですが、普段から鍛えておかないと機材を担いで登るのは辛くなりそうです。なんと言ってもタカに少しは近づけるのがいいですね。それと天気が良ければ富士山が綺麗に見えるのです。富士山を背景にタカを撮り茄子を昼飯に食べる、一富士二鷹三茄子なんてね、来年は洒落でいいからやってみたいですね(笑

白樺峠 Part5 ワタリあれこれ

管理人がタカのワタリに、嵌まったのは2010年10月2日からです。このときのブログを読み返してみると、本人曰く、「ビギナーズラック」とちゃんと弁えているところが、奥ゆかしくていいですね(笑

実はこの年の5月には三番瀬でソリハシセイタカシギにも遭遇しているのです。この年で一生分の探鳥の運を使い果たしてしまったのではないかと本気で心配しましたが、そんなこともないと思っています。

さて、タカのワタリですが、今でも撮影することがメインなのですが、いつの頃から最後に南に飛んでいくときに、「さうよなら、又来いよ」と心の中で念じるようになりました。時には声に出して、手を振りながら「さようなら」とやることもありますが、どうも中年親父ではあまり様にならないようです。

旋回を重ね高度を上げ、最後にすーっと流れていくように去って行く。一体いつ頃から繰り返されているのか分かりませんが、とかく別れというモノは感傷的になりがちです。毎年秋になるともぞもぞするのはこの感傷的な別れを忘れられないからなのかなと自己分析していますが、どうでしょうか。

それと雲海の中を編隊を組むようにサシバが渡っていくシーンも良かったですね。これは撮影は不可能でしたが、フィールドスコープでじっくりとワタリを観察することが出来た時はかなりの感動モノでした。

まあ、年齢を重ねると感動したり感激したりということが少なくなっていくように感じます。それを何とか増やそうとせっせとこの時期になるとタカのワタリを追いかけているのでしょうか。まあ、生きとし生けるものが愛しく感じる年齢になってきたこともあるのでしょうが、生命のダイナミズムに触れることは、理屈抜きに惹かれるモノがあるような気がします。時に生命のダイナミズムは残酷な場合もあります。でもそれは生命の連鎖の中で必要な訳で、それを否定することできないでしょう。

本来、自然というのはあまり生き物に優しくない場合があります。だけど、自然を破壊すると生き物は生きていけない。まあ、厄介な相手ではあります。考えてみれば、サシバやハチクマだって渡らずに生きて行けたら実はその方が楽でしょう。でもそれを自然が許さないと見ることもできるのではないでしょうか。

渡らない鳥たちもいますからその存在を考えると、ワタリを必要とする鳥たちは随分と自然から不公平な扱いを受けていることになります。でも、人間と違って不満を口にすることなく、そのリスクを淡々と受け入れて、生命をつないでいる訳です。

思えば、大抵の観察者や撮影者が好きな夏鳥のオオルリ、キビタキ、サンコウチョウなんてのも渡り鳥です。ワタルが故の希少性も人気の一因でしょうが、管理人的にはこれらの鳥たちに惹かれるのは、ワタリのリスクを背負っていて、それがなんとも言えない、切なさを醸し出しているからではないかと勝手に考えています。

危険を背にして渡って行く。考えてみればなんとも不合理な気もしますが、鳥のワタリも無くなってしまうような世界になったら、人間もまともには生きていけないような気もします。

まあ、理屈は抜きにして来年も、再来年も、可能な限り、ワタリを見たいですね。