サンコウチョウの森

 今年もサンコウチョウの森の季節がやってきました。福島が荒天になったので、前倒しで帰還したため、少し早いけど行って見ようと言う事になりました。

結論から書きますと、声はすれども姿は見えずでした。囀りは何回か聴きましたので、居る事は間違いないです。また、オス、メスとも確認したという人とも会いました。なんとか繁殖への期待は持てそうですね。昨年は営巣を確認したけれども、早々に巣が落ちてしまうアクシデントに見舞われました。その後、営巣の確認は出来なかったので、少なくても人の目に触れるところでの繁殖は無かったように思います。

人が立ち入れない場所もかなりありますので、繁殖の可能性はゼロではないとは思います。サンコウチョウにしてみれば人の目に触れない方が望ましいのかもしれませんが、営巣の邪魔をしない程度でいいですから、確認できればいいですね。

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写真は全く撮れませんでした。囀りを聴いたのも朝の比較的早いうちでした。その後、昼にかけては、殆ど声が聞こえませんでした。センダイムシクイは結構騒がしかったですが、キビタキやオオルリの囀りは聞こえませんでした。

この時期ですから、森に入っていないことも考えられましたが、存在が確認出来ただけでも、収穫だったように思います。

以下は昨年、一昨年、撮ったものです。ご参考までに。

サンコウチョウ2011

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サンコウチョウ 2010 子育て編 Part4

サンコウチョウ 2011 再び・・・

 今シーズンの夏鳥はそろそろ終わりかなという思いもあり、それじゃ、やっぱり最後はサンコウチョウかなと思いいつもの森に出かけました。今年は営巣中の巣に穴が開いて落ちてしまい、残念な結果になりました。それでも先々週来た時、声は確認しましたし、メスの姿も確認していますので一縷の望みをかけてのプチ遠征です。

この時期ですとかなり暑いのですが、森の中は沢沿いに風が吹くのと木立のお陰でアスファルトのマイタウンより涼しく感じます。

それでも林道を機材を担いで歩いていると汗が止まりません。大抵休憩地点と観察地点は重なり合っているので一休みしながら歩きます。

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本日はビデオを持ってこなかったのでいくらか軽いです。管理人などが観察する範囲ではこの林道は比較的平坦なのでそれは助かりますね。ただ、トイレがありませんのでその点は十分注意しないといけません。

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さて肝心のサンコウチョウですが、何箇所か観察しながら移動していると、声を聞くことは結構ありました。範囲は限定されているようですが。姿も遠くですが数回見ることが出来ました。しかも尾の長い個体なのでオスだと思われます。そんな中で比較的声のよく聞こえる場所で少し粘ることにしました。

これは近いなと思わせるほど声が何回か聞こえたのですが、その何回目かの時に、一緒に待機していたカメラマンが「目の前だよ」と一声叫びました。管理人も少々慌てて、構えたのですが俄かには見つかりません。そんなこんなしているうちに、少し距離はありますが、目の高さの枝に止まっているのを発見。夢中でシャッターを切りました。

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撮っているあいだ啼いていたんですね。気が付きませんでした。それにしても啼いている時は随分と逆毛だっているんですね。まあ、一日の間にシャッターチャンスは一回でもあれば御の字だと思っていたので、ちょっと嬉しいですね。

どうもこの近くで営巣しているのかなと思うのですが、それは確認出来ません。頻繁に囀っているのでそんな気もするのですが、まだまだチャンスはあると思っていいのかもしれませんね。

こうなると営巣をなんとか確認したいと思うのですが。去年の暑さは尋常ではなかったので今年の夏はいくらか楽かと思いますが、何れにせよ節電の夏ですから、暑いときは少しでも涼しい森へサンコウチョウに会いに行くというのもいいのかもしれません。

さて、さて、思案のしどころ。次週は如何したものか・・・

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サンコウチョウ・・・残念でした

 二週間ほど前に営巣中のサンコウチョウを観察することができたので、それを確認に出かけました。

結論から書くと巣は無くなっていました。放棄したと言うよりは、なんらかの要因で巣が落ちてしまったようです。タイワンリスのせいか、カラスのせいか、それとも雨のせいか、原因は分かりませんが残念な結果に終わってしまったようです。

しかしながら、撮影は無理でしたが森の中では囀りやオスの姿やメスの姿を確認できましたので、今後営巣する可能性もあると思います。ひょっとしたら人の目の届かないところで営巣しているかもしれません。動き回る範囲がある程度限定されているようですし、同じ場所で観察することが間々あるので、営巣していることを期待したいですね。

もし営巣しているなら今回の場合は人の目には触れない場所である可能性が高い訳ですが、そうなると途端に観察や撮影する機会が激減してしまいます。それはそれでしょうがないことですが、雛が孵ってくれれば良しとしたいですね。

今年は飛来した個体数自体が少ないのかもしれません。昨年に比べると囀りをあまり聞きませんし、巣も一つしか管理人は確認出来ませんでした。震災の影響なのか、野生化したタイワンリスのせいなのかは分かりませんが、少々気がかりではあります。

ちなみにオオルリは元気に囀っていました。

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たまには後ろ姿も

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そんな訳で今年は雛が孵るのは観察できない可能性が非常に高くなってしまって残念ではありますが、来年に期待したいとおもいます。

昨年の子育ての様子をビデオで撮影したものをPart1からPart4にまとめてあります。似たような映像も多いのですが、Part4ではようやくオスの姿も確認できます。これを見るとやはり子育ての中心はメスでオスはあまり働いていない様子が分かります。

サンコウチョウ 子育て編 Part 1
サンコウチョウ 子育て編 Part 2
サンコウチョウ 子育て編 Part 3
サンコウチョウ 子育て編 Part 4

オオルリ 2011

いい声で啼くオオルリ。繁殖の時期ならではの囀りです。サンコウチョウが営巣中の森で同じように営巣しているのか、その相手を求めているのか。いずれにしても今の時期ならでの光景です。

営巣中のサンコウチョウ

 今年もサンコウチョウの営巣の季節がやってきました。昨年に引き続き今年もなんとか雛が孵るのを期待したいですね。

オスの姿は一瞬確認しただけ。どうやら尾の無い(短い)個体なので、昨年と同じ個体なのかなとも思いますが、まだ分かりません。別個体と思われる尾の長いオスがちょっかいをかけているようですが、それは管理人は確認出来ませんでした。

メスの様子からすると抱卵をしているのではないかと思うのですが。多分二週間から三週間の間で雛が孵るような気がします。必要以上に近づくことはしないと言う条件付きで、暫くは目が離せないですね。

追記 2011.06.19
2010年度版です。

サンコウチョウ 子育て編 Part 1
サンコウチョウ 子育て編 Part 2
サンコウチョウ 子育て編 Part 3
サンコウチョウ 子育て編 Part 4

昨年の分をPart1からPart4にまとめました。似たような映像も多いですが、サンコウチョウの子育ての様子をご覧いただけると思います。それにしてもやはり子育てのメインはメスで、オスはあまり餌は運んでこないようですね。Part4ではオスの姿も見ることが出来ます。