里山の春・・・サシバの里 Part6

なんだかんだ言いながら今年もサシバの里に行くこと本日で6回目5回目。ここのところサシバの動きが静かで写真的には撮れていませんが営巣の確認は出来ています。雛が孵るのが待ち遠しいです。

訂正:ブログ的にはPart6ですが、出張り的には5回目(5日目)でした。2017.05.27

本日は夜中に目が覚めてその勢いで出かけました。里山に到着したのは6時前。気温も13度とかなり冷えています。ただ、このあたりはよく靄が出るのですがそれは無い様子。ならば視界は良好ですから、少しは飛んでくれないかなと期待します。

朝は静かなもので、チュウヒの塒立ちのような朝の儀式はサシバには無いようです。チュウヒと違って越冬は東南アジアの方ですから、寒さには弱いのかもしれません。

とりあえず巣を確認。なんとか居ることは確認出来ましたが、雛はまだ孵っていない模様。

それでも7時過ぎにようやくお出ましです。メスの成鳥ですが、これがまた遠いですね。

そして8時半頃、ようやくオスが出てきました。

管理人達が初めて営巣を確認したのが4月23日。あのときは桜がまだ咲いていました。サシバの抱卵期間は約1ヶ月と言われているのでそろそろだとは思うのですが。来週あたり来れば雛が孵っているかもしれませんね。

それにしてもここの名物はなんと言っても電柱サシバです。まあ、サシバにしてみればこんなに都合のよい建造物はないのでしょうね。

あまり近くに寄るとさすがに飛んでいってしまいますが、適当な距離で静かに観察している分にはあまり気遣いはいらないようです。無理に近寄るより向こうから飛んできてくれるのを待っていた方がベターのような気がします。

今日は巣を撮ろうと思ったのでエクステンダーを装着したままでした。これが失敗の元。近くを飛んでくれるのは結構ですが、案の定ファインダーに入れるのに手間取りシャッターチャンスを逃すこともしばしば。この辺りで飛翔を撮るならエクステンダーは不要ですね。

そうは言っても遠いところではまあまあ有効な場合もあります。

電柱サシバならぬアンテナサシバ。結構遠いですが、画質うんぬんよりもファインダーで素早くマニュアルで合焦させたい場合は有効かもしれません。じっくり撮るならライブビューがいいですが、そうも言ってられない場合もあります。それに最近のレンズとエクステンダーの組み合わせは思ったより画質の劣化が無いようです。アナログなレンズの世界もそれなりに進歩しているのでしょうか。

ただ、ご覧のとおり画角の狭さからファインダーに入れるのに手間取ると後ろ姿ばかり撮る羽目になりかねません。この辺りは機材の構成をよくよく考えた方がいいでしょうね。

そうはいっても遠いと焦点距離が欲しくなるのは人情でしょうか。これなんかは相当遠いしピンも甘いのですが、こんな姿を見られるのもサシバの里ならですね。

日が高くなり気温が上がってからの方が動きが大分活発になってきたような感じです。やはり南洋系の猛禽は気温が上がらないと動かないのかななんて思いながら本日は撤収と相成りました。

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