里山の春・・・雛が孵ったサシバの里 Part11

 ハヤブサの時も書きましたし、里山で見ていても思うのですが、餌を獲るということは我々が考えている以上に難しいことではないかと最近特に思っています。サシバの狩りをするところを何回かみてますが、成功率かなり低いように思います。相手も生き延びようと必死ですから当たり前のことなんでしょうが。

 自然とは緩い場所ではなく厳然とした場所なんだと言うことにつきるのでしょう。

 どれくらい餌が獲れなければ餓死してしまうのか分かりませんが、まともに成長するためには大変な労力を費やして餌を捕獲する必要があるということです。

 生まれたての時は餌をちぎって与えていたので餌やりは時間がかかっていましたが、今はあっという間です。餌を殆ど一のみしているようです。すると親は休む間もなく次の餌取りに飛び立ちます。

 こうしたサシバの動きを観察していると秋のワタリの時の感慨も一入になるような気がします。

 余談で且つ食事時なら憚られる話ですが、雛たちは巣を汚さないために糞を外に向けてします。巣の回りは糞の跡が結構ついています。実は結構これ大事なことですよね。

 誰に教わる訳でもなくこれが本能というヤツなんでしょう。生きて行くための知恵があらかじめインプットされている訳ですね。

 さてサシバの子供達の生育状況は順調といえるようなので安心しました。回りを見渡すと稲の成長も順調のようです。そろそろ巣立ちも近いのかと思いつつ撤収と相成りました。

追記:

あと番外編としてですがアマサギがいました。

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