サシバは遠かった・・・菜の花台 Part2

翌日は抜けるような空になりました。気温は昨日より大分低いですが、風がないせいか寒さは昨日より感じません。

今日は富士山がよく見えます。

秦野の町も一望出来ます。冬ならもっと見通しが良いのでしょうね。

昨日はウソやオオルリなども見かけましたが、今日はどうでしょうか。

さて、肝心のサシバの方ですが第1便は9時頃飛んできました。相変わらず高いところを飛んでいます。天気も良いので今日は尚更高いのでしょうか。

大量にと言う訳には行きませんが、ポツリポツリと飛んで行きました。昨日のように横飛びではなくスーッと綺麗に渡って行く姿が見られます。

写真だと遠すぎてどうにもなりませんが、観察していると青い空に溶け込んでいくように飛んで行く姿は秋とは違った風情を感じます。そうですよね。この時期は「お帰りなさい」だからでしょうか。

ツバメも渡って行きました。

さて、サシバの方は間隔はあっても間断無く渡っていきます。

数の上では秋に及ぶべくもありません。当然です。秋は生まれた子供達も一緒にワタって行くからです。ですがここで冷静になってみれば昨年の秋は最低でも2万羽程度が渡った記録があるにも関わらず、春はドーンと数が少なくなっています。勿論観測が不十分なのはありますが、秋の帰りは例年似たような数字あることを踏まえれば、生まれた雛の半数以上は戻ってこなかったことになるのではないでしょうか。

これも厳しい現実と言えば言えなくもありませんが、それでも戻って来た若鳥たちはこの国の何処かで繁殖して次に世代を繋いで行くのでしょう。

本日は最終的には37羽のサシバのワタリが確認されたそうです。1日の数から言えば菜の花台としては比較的多かったようです。

来週は里山に出張ります。そろそろ繁殖が始まっているのではないかと期待しています。そして今週とは違って近いサシバを観察できるのではないかと期待を込めて昼頃の撤収と相成りました。

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