戸隠森林植物園 2018 Part3

3日目の朝。起床は4時30分。

まなびやに到着したのは5時ちょっと過ぎ。

ともかく寒いです。一昨年、同じく戸隠で6月の始めに6度というのは体験しましたが、それより寒いですね。

もっとも昨日の朝は8度くらいあったのですが、風が強かったせいで体感温度がかなり低くなり、それで寒さ対策をちゃんとしようと言う気になったので本日はそれなりの準備をしてきました。

信州はやはり首都圏と比較にならないくらい寒くなるときは寒くなると覚悟しておいた方がいいんですね。

それでも湿度が高いせいか冬の寒さとはちょっと違う感じではあります。

さて、植物園に入るとフクロウの巣の前にすでにカメラマンがファインダーをのぞき込んでいました。巣からは雛は見えません。

「いつもの場所に居ますよ」

と声を掛けてくれたので、森の奥をのぞき込んでみると・・・

場所は大体のところは予め教えて貰っていたのですが、初めてなので探すのに少し手間取りました。

先着のカメラマンのアドバイスもあり、発見。

分かって慣れれば、双眼鏡が無くても個体が結構大きいので枝止まりしているのは分かります。ただし、分かるとは言っても相当遠いです。

フクロウと言うヤツはともかく動きが少ないですよね。今はまったりタイムになっている感じです。活動時間はもっと早いか深夜なんでしょう。中々動いているとこはお目にかかれません。

それでもたまに移動したりします。うっすらと目を開けることもあります。この程度の動きでも変化があれば少しは退屈しないで済みます(笑

まなびやの入り口付近で観察していると、次から次へとバーダーの方達が切れ目無く訪れます。皆さん早起きですね。

管理人達もスコープを立てて見ていたら、いつの間にかフクロウのご案内役みたいになっていました。

戸隠森林植物園に朝一に到着して開始早々フクロウを観察出来たと言うことで、大概の皆さんは幸先の良いスタートに盛り上がっていました。

そしてこの寒さにも驚かれていたのが印象的ですね。

いつの間にか個体は二つになっていました。雛ではないようでオスメスの親なのでしょう。給餌しているのか何か咥えたものを与えているような仕草です。

暗い森の中に日差しが少しだけ差し込みそこに佇むフクロウの姿。

森の賢者(哲学者)なんて呼ばれ方もするようですが、こんな姿を見ていると何となくですがそんな気もしないではありません。

管理人達がいる間はその姿を結構長い時間見せてくれました。但し、雛の姿は巣箱からも見えませんでしたし、近くに見当たりませんでした。巣立ったのでしょうか。親も巣箱に近づきませんでした。

まあ、やっと3シーズン目で何とか親の姿を見ることが出来たので良かったです。

そう言えばフクロウカフェみたいなものもあるようで、フクロウの姿は可愛く人気があるのもなんとなくは理解出来ます。でも、こうやって森の中にいるフクロウを見ていると(人に飼われる)ペットにするような存在ではないように思います。

まあ動物園みたいに知見を広めるための最低限必要な部分だけなら致し方ない場合もあるのでしょうが。

さて、さて、戸隠森林植物園の遠征は今季はこれ限りになります。信州に限らず日本にはまだまだ管理人達が知らない場所がありますから、それも知りたいと思いますので次はどこにするか少し迷っています。

そんなこんなで朝の観察を終えホテルに戻り朝食を摂ってから戸隠から撤収と相成りました。

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